旅行やスポーツ、趣味に関わるイベントなど、日常を離れてエンジョイすることは人生を豊かにしてくれます。
けれども、雨になってしまって中止、とか予定が変わっていけなくなってしまった、とか、不測の事態で諦めざるを得ないこともあります。
今回は、そのような「がっかり」に備えることができる、あまり知られていないユニークな保険をご紹介していきましょう。
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コンサートにいけなくなってしまった!
例えば、コンサートや観劇。
何か月も前にチケットをゲットし、楽しみにしていたのにインフルエンザにかかってしまった! とか、どうしても出張に行かなければならなくなってしまった…などの理由で行けなくなってしまったら、どうしますか?
当然、譲る相手を探すでしょう。
うまく趣味の合う人が見つかって、さらにその人の予定が空いていればいいですが、さもなくば使われることのなかったチケットが空しく手元に残るのみ。
「チケットを無駄にするリスク」に備える保険
その名も「不使用チケット費用補償保険」。AWP少額短期保険の商品です。

例えば2万円分のチケットなら保険料1,480円。
予定が読めないけど今しか押さえられない! などという場合にも使えそうです。
旅行をキャンセルしなければならなくなった!
旅行の場合も、直前に体調を崩して行けなくなってしまうことがあるかもしれません。
直前だとキャンセル料が発生してしまいますが、「旅行キャンセル保険」を契約しておけばキャンセル料を補償してくれます。

急な病気やケガだけでなく、交通機関の遅延によって飛行機に乗り遅れたなど、旅行最初の搭乗ができなかった場合のキャンセル料も負担してくれます。

これもAWP少額短期保険が取り扱っています。
保険料は旅行代金のおよそ3%前後。10万円なら2,870円です。
夏休み、海辺のリゾートに台風が!
旅行といえばお天気のリスクがあります。
事前にいろいろと計画を立てますが、それがお天気によって阻害されることも多々あります。
山登りとか海水浴とかアウトドア活動は本当にお天気次第です。
そんな雨に備えることができるのが、「お天気保険」です。

旅行先で3時間、6時間、10時間の連続した降水を記録した場合、旅行代金が還元されます。(海外は10時間のみ)
保険料は旅行会社の負担となるので、この保険の取扱のある旅行会社の商品を利用することが必要です。
有名なところだと、HIS、ベストリザーブなどが取り扱っているようです。
ちなみに取扱保険会社は、ジャパン少額短期保険株式会社です。
ピンポイントに使える「少額短期保険」
今回ご紹介したのはいずれも「少額短期保険」という名称でくくられる保険商品です。
「ミニ保険」とも呼ばれ、2006年4月の保険業法改正に伴い誕生した新しいタイプの保険です。
それまで任意団体として監督官庁が存在しない状態で運営していた共済会が、この改正によって少額短期保険会社となりました。
特徴はその名前からも分かるように保障規模が小額であること(最大1,000万円)。
期間も1年、あるいは2年間限定です。
販売されている保険は今回ご紹介したようにニッチな商品が多いので、ニーズにピンポイントで応えてくれわけです。
今回ご紹介した以外にも、ペットの治療費を保証してくれるペット保険、通常の医療保険に入れない糖尿病患者向けの医療保障、不妊治療している女性向けの医療保険などユニークな商品があります。
既存の保険会社とは一味違う少額短期保険。
大いに選択肢を増やしてくれています。
気になった方は是非調べてみてください。(執筆者:夏目 翠)