夫婦間でどうしても折り合いがつかないとき、皆さんはどうやって乗り越えるでしょうか。
筆者には離婚歴があります。そう、折り合いがつかず、乗り越えることを諦めたのです。
そんな離婚を実際に経験して思うのが、離婚前に「あれをやっておけばよかった」という後悔です。
そこで今回は、実際に離婚の経験のある男女に離婚しようと思ったらやるべきことについてうかがってきました。
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目次
1. 貯蓄型の保険商品の有無、内容の確認を!
お子さんのいるご家庭だったAさん。財産分与の際に、気付いたことがあったといいます。
預貯金は分割となることが一般的。
感情的になっての当事者同士の離婚話では案外気付きにくいのが保険です。
誰名義なのか、どういった保険商品なのかを確認し、まとまった額になるならどうするのがフェアでベストかを話し合う必要がありますね。
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2. 預金通帳をしっかり管理! 額を把握しておくこと
結婚前に作っていた貯金は財産分与の対象外となりますが、結婚生活で作った預貯金は財産分与の対象となります。
ここで誰かの悪知恵が働いたのか、大損をした男性がいました。
1,000万は貯まっていたはず、という男性。とても悔しそうな表情で…当時のことを話してくださいました。
家計管理を奥さんに任せっぱなしにしている男性陣は、背筋が凍りそうなお話ですね。
日々の家計管理を奥さんに頼むことは良いとして、その額や使い道などは定期的にチェックしておくべきでしょう。
離婚したい側としては、なんとか財産分与をかいくぐって自分の手元にお金を残したいはず。
隙が大ありな配偶者であれば、難なくまとまったお金をポッケできちゃいそうですね。
配偶者の隠し口座を調べるためには、弁護士に依頼して照会してもらうこともできるそうですが、そもそも弁護士に依頼する料金や成功報酬でお金を大分もっていかれるため、実際には使いにくいとのことでした。
3. 離婚後の住まいの確保、引っ越し準備をしておくこと

離婚となると、今までと同じ場所で暮らせなくなる人もいることでしょう。
住まいの確保は精神的な安定には欠かせません。
行き当たりばったりで行動を起こすと、準備がままならず行き場を失うリスクがあることがうかがえます。
引越しをする準備をして新居を見つけておけば、何泊もホテルに泊まる必要もなかったでしょうし、その分の出費も押さえ新生活資金となったことでしょう。
損得だけで考えることができないのが「思い出」。最低限必要なものだけ持って別居に至った女性は、こう語ります。
お金をいくら積んでも戻ってこない思い出の品。これも離婚で失ってしまうのは大損といえるのではないでしょうか。
冷静になれば当たり前のようなことも、離婚するかしないかと悩んでいる当事者たちにとってみれば案外見落としがち。
離婚という2文字が頭をよぎったら、この3ポイントを思い出してみてくださいね。(執筆者:三浦 希枝)