プチプラファッションの代名詞ともいえる「フリース」。
もはや一家に1枚はあるといっても過言ではないでしょう。
古くなっても、ただ捨てるのはもったいないです。
そこで今回は、フリースのトップスを手袋やレッグウォーマーなど冬に活躍する小物にリメイクするカンタンな方法をご紹介します。

目次
フリースの袖から指なし手袋を作ってみよう!
ずぼらさんでもできる超簡単レシピです。
冬にパソコンなどの作業をすると、手先が冷えることはありませんか。
柔らかいフリース生地の指なし手袋なら、家の中の作業にぴったり。車を運転する時などにもおすすめです。
用意するもの
いらなくなったフリースのトップスの手先部分 約22cm
作り方
1. まず親指が出る穴を開ける。袖口から3.5cmのところの縫い目を3cmほどきます。(開ける場所や大きさは自分の手に合わせ調整してください)
2. 開けた穴の両端をほつれてこないように返し縫いをします。手縫いでも可。(青色の矢印の場所)

3. フィットさせたい場合は、裏返して赤色の線の部分を縫い、手首の幅に合わせます。不要な部分は切り取ります。
4. 手を入れる側を1.5cmほど折り込んで縫います。(フリースは三つ折りにすると分厚くなるので、二つ折りで処理)
5. 表に返してでき上がり。もう片方も同じように作ります。
レッグウォーマー(足首ウォーマー)

先ほどの手袋を作った残りの腕の部分から、足首ウォーマーを作ります。
または、手袋を作らずに腕全体を使うと、レッグウォーマーができます。
用意するもの
いらなくなったフリースのトップスの腕部分 欲しい長さ+3cm
作り方
1. 裏返して、上下を1.5cm折って縫います。この時に、ゴムを入れるために少し縫わない部分をつくります。
2. 上下にそれぞれゴムを通します。
3. ひっくり返して表地を出します。
もう片方も作ります。
鍋敷き
これからお鍋の季節も本番を迎えますね。
フリースを中の生地に使った鍋敷きを作ってみませんか。
こちらはでき上がりが約17cm四方の鍋敷きです。
お好みの大きさにしたい方は、欲しい大きさ+1.5cmの縫い代で調整してください。
表用、つまり一番外側の生地は、余り布でもいいですし、不要になった洋服を切り取ったものでもかまいません。
化繊は熱に弱いので、綿や麻などが良いでしょう。
用意するもの
・ フリース 19 × 19cm 2枚(フリースの身頃から切り取る)
・ 外側用の生地 19 × 19cm 2枚
・ つりさげるためのひも 約14㎝
・ 好みで、飾り用のワッペンや布テープ

作り方
1. 外側用の生地1枚とフリース2枚を重ねて、対角線上を縫います。(B)
このとき、外側用の生地は、表を上にしてください。これで3枚が重なり、後から縫うときに縫いやすいです。
2. もう一枚の外側用の生地に、ワッペンなど好きな飾りを縫い付けます。(A)
3. (A)と(B)を、表同士を内側にして合わせます。(右の画像)
4. 端から1cmところを、返し口を7cmほど残して、ぐるりと一周縫います。
「うっかり全部縫っちゃった!」とならないために印をつけておくと、間違えません。
5. 返し口から表にひっくり返します。四隅のいらない部分を落とすと後でひっくり返しやすいです。
6. 紐を挟み込み、返し口をかがって閉じます。生地が重なるところは、分厚くなり、縫いにくいので気をつけて縫って下さい。
最後にアイロンをかけると仕上がりがキレイです。
もし表の生地が薄手の布なら、前もって接着芯を貼るとしっかりしてきれいに仕上がります。
フリース生地は、伸びやすいので途中で形を整えてください。
どれもカンタンにできるものばかりです。リメイクなら惜しげなく使えます。
処分する前にもう少し活躍してもらいましょう。(執筆者:桐谷 春音)