アプリを利用したサービスや、キャッシュレス化という言葉を良く耳にするようになったこの頃。
ポイント還元とかキャッシュバックとか会員割引といったワードも飛び交い、積極的に新しいシステムを利用しようとする人がいる一方で、なんとなく踏み込みにくいと躊躇している人も少なくありませんよね。
今回は、この時期利用する機会が多くなる宅配便のお得なサービスや、増税前に準備しておきたいキャッシュレス決済についてご紹介していきたいと思います。
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目次
宅配便が1回分無料になる? 知っておきたいお得なサービス
クロネコメンバー割
ヤマト運輸独自のプリペイド型電子マネーです。
事前にチャージさえしておくことで、タッチするだけのスムーズな支払いに加え料金も割引になるお得なサービスです。
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クロネコメンバー割であれば割引率が10%なので、10回利用すると1回分が無料になる計算です。
よく宅急便を利用するという人にとっては絶対お得なサービスなので見逃せません。
具体的な数字でその違いを見てみると…

さらに4つの割引プラス受け取りサービスを併用すると…
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知らなったという人は今すぐ、知っていたけど登録が面倒という人もこの機会にぜひ申し込みましょう。
クロネコメンバーズに登録すれば配達日や時間を知らせるメールが届くうえに、受取日や時間、場所の変更も簡単に行えます。
また一度集荷を依頼すると宛先が登録されるため、次から履歴を使って申し込めば送り状を記入する手間も省けます。
さらに自宅マンションやアパートの宅配ロッカーからの発送も可能、料金はクレジットカード決済になるので手軽に利用できます。
さまざまなサービスが受けられるクロネコメンバーズ、ぜひ登録してそのお得感を実感してみてください。
「ゆうパックスマホ割アプリ」(郵便局からの発送限定)
ゆうパックでは郵便局からの発送限定の「ゆうパックスマホ割アプリ」というサービスを行っています。
「ゆうパックスマホ割アプリ」のお得な割引サービス
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ゆうパックの基本運賃から180円が割引(持込割引、同一あて先割引、複数口割引は適用されません)されます。
またアプリ限定割引として、受取場所を郵便局に指定して発送すると100円割引になる「郵便局受取割引」や、年間10個以上の発送で次の発送から10%割引になる「継続利用割引」などが利用できます。
郵便局の「ゆうプリタッチ」を利用すれば二次元コードをスキャンするだけで宛名をプリント。
面倒な宛名ラベルの記入が不要です。
またクレジットカードを使ったアプリ内決済となるので、窓口での支払いが不要。発送手続きがスムーズに完了します。
さらに「かんたんSNSでお届け」を利用すれば相手先の住所が分からなくても発送可能。
受取側が郵便局、コンビニ、はこぽす(宅配ロッカー)での受取を指定できます。
利用できるのが郵便局からの発送の元払いゆうパックのみ。
チルドや特殊取扱いのゆうパックは対象外です。
郵便局が自宅や職場などの近くにないと利用しにくいという点がデメリットになるかもしれません。
PayPayや楽天ペイなども、使いこなせることで人生がお得になる
PayPayや楽天ペイなど、とにかく「ペイ」の文字を見かける多くなったこの頃。
大盤振る舞いのキャンペーンなども実施され、利用者も急増しています。
キャッシュレス化がなかなか進まない日本。
その背景には治安もそこそこ良く、現金に対する信頼度も高い国だからと言われています。
導入されてからの年月が長いクレジットカードや電子マネーによる決済すら、ほかの国に比べると少ないというのが現状です。

キャッシュレスに踏み込めない理由
「スマホ決済にすると、スマホをなくした時の損害が大きくなりそう」
「何よりも申し込みに手間がかかるし、うまく使えそうにないから持っているだけ無駄」
キャッシュレスに踏み込めない人の多くは、そういった理由が要因になっているようです。
しかし冷静に考えてみると現金も落としたりなくしたりすることもあれば、盗まれてしまうこともあります。
レシートをもらわなければ、何に使ったのか思い出せないケースも少なくありません。
キャッシュレス決済の多くは履歴が残ることから、何に使ったのかが一目瞭然です。
現金払いでは感じられないポイント獲得なども大きなメリットと言えるでしょう。
レジでの支払いでも現金の受け渡しがない分、サクッとスムーズに終了します。
消費税増税で自分だけ損をしないために!
税率が10%に引き上げられる2019年10月の消費税増税では、キャッシュレス決済を利用することで中小の飲食店や小売店であれば5%、フランチャイズ店でも2%の還元が2020年6月末まで実施される予定です。
還元される期間が長いので、利用するのとしないのとではかなり大きな差がでてしまいそうです。
その時になってバタバタするのではなく、ちょっとでも早くポイントをため始めた方がお得です。
「不安がある」、「申し込み方法が良く分からない」という場合、すでに利用している人が近くにいるのであれば、利用方法やメリット・デメリットをリサーチしてみるといいでしょう。
あっという間に常識になるコード決済
ここからは最近話題のコード決済について見ていきましょう。
良く知られているものでは「PayPay」や「楽天ペイ」、「LINE Pay」、「Amazon Pay」、「Origami Pay」、「d払い」などがあります。
何を利用するかは、各サイトに掲載されている登録店舗や利用できるネットショップの内容をチェックしましょう。
もちろんその時の状況に応じて使い分けられるよう、複数のコード決済を利用している人もたくさんいます。
楽天やAmazonのネットショップを頻繁に利用する人であれば「楽天ペイ」、「Amazon Pay」に登録することでポイントもたまりやすくなりますし、良く使うお店が導入しているコード決済を選ぶのもいいでしょう。
昨年末サービスを開始した「PayPay」は毎週のように登録店舗を増やし続けているため、今は近くに使える店があまりないという場合でも、今後どんどん増える可能性が高いと思っていいでしょう。
「現金お断り」が珍しくなくなるかも
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店舗やネットショップだけでなくスポーツ観戦にもキャッシュレス化が広がりつつあります。
東北楽天イーグルスの本拠地である「楽天生命パーク宮城」では完全キャッシュレス化を実施しています。
2019年のシーズンからチケット・グッズ・飲食等の購入には現金が使えなくなりました。
これには賛否両論いろいろあるようですが、その日限りのレンタルEdyカードの発行や、中学生以下の子どもには限定デザインカードの無料プレゼントもあります。
修学旅行で訪れた生徒には全員に500円分がチャージされたEdyカードの配布なども行われています。
また福岡ソフトバンクホークス本拠地の「ヤフオク!ドーム」でも、今年の公式戦開幕3連戦で「PayPay」支払いでのお得なキャンペーンをスタートさせます。
利用者には生ビールを半額で提供しています。
このようにどちらの球場でもドリンクの割引やポイントバックなどのサービス期間を設けており、キャッシャレス化に積極的に取り組む姿勢が伝わってきます。
とにかく一度試してみるべきです
「とにかく現金主義」という人も、「キャッシュレスなんて使いこなせるのかな」という人も、まずは申し込んでみましょう。
申し込み方法も意外と簡単なので、あまり難しく考える必要はありません。
利用をスタートしてみて、それでもやっぱり「使わない」、「使えない」と感じるようであれば、やめてしまえばいいだけです。
とりあえず「面倒」や「不安」といった負の要素にはいったんフタをして、そのお得感を自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか。(執筆者:藤 なつき)