台所仕事で面倒な作業の一つが食器や調理器具などを洗うこと。
食洗機で洗えないものは手洗いするしかありませんが、どこで水切りすればいいか悩みますよね。
そんな悩みを軽減させてくれるのが、ダイソーの珪藻土(けいそうど)水切りマットと水切りメッシュマット。
コスパのよさと使いやすさで人気のキッチンアイテムです。
今回はそれらのマットのメリット、デメリット、使用上の注意点についてお伝えします。
目次
珪藻土水切りマット(20cm × 30cm)324円
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ダイソーで常時品薄状態の商品です。
税込324円で100均商品としては高めですが、入荷するとすぐ売り切れになるほど人気があります。
筆者も何度かダイソーに足を運んだ末にようやく買うことができました。
そんな珪藻土水切りマットのメリット・デメリットについて、筆者が実際に使ってみた経験をもとにお伝えします。
メリット1: 非常に吸水力が高く乾きやすい
珪藻土水切りマットは、海底などでプランクトンが蓄積してできた「珪藻土」という鉱物を原材料とするキッチン用マットです。
非常に吸水力が高くすぐ乾くのがメリットで、洗った食器の水切りに適しています。
しかし、どの程度吸水・乾燥効果があるかわからない人もいるでしょう。
そこで、実際にマットに水を垂らして乾かしてみました。
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【Before】珪藻土水切りマットの表面に5mLほど水を垂らしたところ。水が落ちた瞬間からマットに水分がぐいぐい吸収されていきます。
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【After】約30秒経過。若干シミは残っていますが、表面をさわるとほとんど乾いています。
このように、珪藻土水切りマットには非常に高い吸水力があり、洗った直後の濡れた食器をマットの上に置けばキッチンまわりを濡らさずに済みます。
メリット2: 洗う必要がなくお手入れが簡単
珪藻土水切りマットのもう一つのメリットは、使うたびに洗う必要がなくお手入れが簡単なことです。
その理由は、乾きやすい珪藻土の特性にあります。
雑菌は水気が多い場所を好むので、台所などの水回りは雑菌が繁殖しやすくなります。
しかし珪藻土水切りマットは瞬時で乾くため、比較的雑菌が定着しにくいのです。
したがって、お手入れも非常に簡単。火気や水気のない場所で陰干しするだけでOKです。
しばらく使っていると吸水力が落ちますが、その場合は紙やすり(#400がおすすめ)で表面をこするとまた吸水力が戻ります。
珪藻土水切りマットのデメリットと注意点
吸水力が高く手入れも楽な珪藻土マットですが、実はデメリットもあります。
サイズが20cm × 30cmと小さめなので、それより大きな食器や調理器具の水切りには向きません。
また、まったく雑菌がつかないわけではないので、使用後に乾かすだけでは不安な人もいるでしょう。
その場合はこまめに紙やすりをかけることをおすすめします。
なお、紙やすりでこすると珪藻土の細かい粉塵が飛んで気管に入ります。
それを防ぐためにも必ずマスクをつけましょう。
水切りメッシュマット(30cm×40cm)108円
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筆者が使っているもう一つの水切りマットが、この「水切りメッシュマット」です。
こちらはメッシュタイプで非常に水はけがよく、適度な吸水力があります。
水切りメッシュマットのメリットはコスパのよさと大きめサイズ
水切りメッシュマットの最大のメリットはコスパのよさ。
珪藻土水切りマットの価格で3枚買えます。
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また、ごらんのとおり珪藻土水切りマットよりひと回りサイズが大きいのも魅力の一つ。
食器洗い乾燥機がある我が家では、鍋やフライパンなどの水切りにこちらを使います。
水切りメッシュマットのデメリットと注意点
一方デメリットは、布製品なのですぐ湿ってしまうことや、洗わずに繰り返し使うと雑菌が繁殖やすくなることです。
そのため、使用ごとに毎回洗う必要があります。
人によってはその点が面倒だと感じるかもしれません。
でも、実際には他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗えばOK。
それにメッシュ素材で非常に乾きやすいので、雨の日でもすぐに乾いて使えるので、筆者自身はそれほど面倒だと感じません。
洗濯機で洗う場合はネットに入れて洗いましょう。
そうすることでマットが長持ちし、よりコスパのよさを実感できるでしょう。
ダイソーの水切りマットは素材ごとに使い分けるのがおすすめ
今回ご紹介した2種類の水切りマットは、素材ごとに使い分けるのがおすすめです。
たとえば、筆者は珪藻土水切りマットを食洗機で洗うほどではない少量の食器や小さい調理器具、水切りメッシュマットは直径20cm以上の鍋やフライパンなどの水切りに使っています。
コスパがよく使いやすいダイソーの水切りマット。ぜひご家庭で使ってみてはいかがでしょうか。(執筆者:大岩 楓)