投資を始めてみたいけど、どうしたらいいか分からないと思ったことはありませんか。
そんな方はまず、現状のお金の流れを確認するところから始めましょう。

目次
お金を貯蓄と投資に分けて考える
銀行の普通口座に入金があると、キャッシュカード1枚で容易に出金ができますので、このお金は流動性が高い貯蓄と言えます。
それに対して投資は、株や投資信託といった金融商品を購入したり売却したりという手順が入りますので、銀行口座の貯蓄に比べると流動性は低いです。
今すぐ使う予定があるお金は貯蓄に、しばらく使わなくてもいいお金は投資に、という住み分けをしましょう。
株式と投資信託の違いってなんだろう?
株式とは投資家が株式会社に出資する際に、証券会社を通して購入するもので、株式会社としては資金調達方法の1つとなっています。
投資家は株式会社から配当や株主優待品、うまくいけば売却益を得られます。
投資信託はファンドとも呼ばれ、投資家から集めたお金を、運用の専門家が国内外の株式や債券などいろいろな投資対象を使って運用します。
国内株式と外国株式半々のファンドや、外国株式中心で特にアジアに比重を置いたファンドなど、組み合わせはさまざまです。
興味はあるけど投資に使う予算がない

いきなり手持ちのお金を投資するのではなく、まずは、お買い物をした時などのポイントを使って投資を始められます。
携帯電話の支払いでポイントがたまるdポイント
ネットショッピングなどでたまる楽天ポイント
などでは、ポイントを使って投資ができるようになっています。
投資に使う予算は少しだけあるけど知識に不安
不安解消の1つの手段として、ある程度の数の金融商品をAI(ロボアドバイザー)に選んでもらうという方法があります。
今は多くの証券会社のサイトでロボアドバイザーが用意され、簡単な質問事項に答えると、お勧めの投資信託をいくつか選んでくれるという仕組みになっています。
最終的には、選んでもらった中から購入したい投資信託を自分で選びます。
1,000円程度から積立投信できる証券会社が多く、松井証券の投信工房は100円から積立投資ができます。
自分で投資信託を選ぶ手間を省きたい
口座に入金して、あとは全て自動で運用してくれる投資一任型運用のロボアドバイザーがあります。
大手ではウェルスナビや楽ラップといったところが有名ですが、THEOは最低投資金額1万円からと、投資一任型運用ロボアドバイザーの中では比較的低額で始められます。
会社によって手数料が違いますので、金融商品を選ぶ際は必ず、手数料の確認をしましょう。(執筆者:AFP、2級FP技能士 大川真理子)