将来のお金の事を考えなくちゃ、貯金しなくちゃ、と思いつつもいざ何か行動しようとすると嫌になってしまう、という事も多いのではないでしょうか。
面倒だと分かっている事に向き合うのはなかなか大変です。
そんな時は
です。
今回は筆者が実践しているマネーの日の決め方とやる事リストについてご紹介します。
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目次
面倒だからこそ、「お金と向き合う日」を事前に制定する
年金や貯金など、きちんと考えなくてはいけない事だとは認識していても、不安や面倒な気持ちからお金の話はつい後回しにしてしまいがちです。
しかし、実は不安という気持ちは「分からない」事からくる心理状態であり、将来かかるお金の全体像や今やるべき事を把握する事で安心感が得られます。
面倒な気持ちもいざ済ませてしまえば清々しい気分になり、自信につながるかもしれません。
お金の話は不安や面倒がつきまとう事だからこそ、「いつかやろう」よりも「この日にやろう」と決めておいた方が断然取り組みやすくなります。
お金と向き合う「マネーの日」にやる内容自体は事前に決めなくても問題ありません。
事前に作ったやる事リストから1つ以上選んで実行する日として、実際に取り組む内容はその日の気分でも良いのです。
筆者の場合は面倒くさがりなので一定の頻度は決めずに、今月のこの日は特に予定ないからマネーの日にしよう、と適当に決めています。
キッチリしたいタイプの人であれば「毎月第一日曜日をマネーの日にする」など固定の日にちを決めてしまうのが良いかもしれません。
家族がいる場合には「この日マネーの日にしようね」と共有しておくとサボりにくくなりますし、家族皆で家計に向き合うことができて尚良しです。
マネーの日って何をするの? やる事リストの作り方
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実際にお金と向き合う日に何をしているかというと、過去に行った事や未来にやりたい事も含めて以下のような内容があります。
・ お金について本やインターネットで勉強する。
・ マネーセミナーに行ってみる。
・ 将来もらえる年金を「ねんきんネット」で確認する。
・ iDeCoやつみたてNISAの口座を開設する。
・ 投資を始める、投資内容の見直しや修正を行う。
・ 最近のお金の使い方を見直してみる。
・ 貯金残高と目標とのずれを確認する。
・ 家計の改善ポイントを探し、実行する。
・ キャッシュレス決済サービスを始めてみる。
・ 近々セールやお得なキャンペーンがないか探してみる。
・ 節約レシピで食事を作る。
・ 生活の節約方法を新しく1つ取り入れてみる。
などなど、実際に思いつく内容は人によってさまざまだと思います。
中には日常的にやっているような当たり前の事もあるかもしれませんが、それを意識的にやる日が決まっているとより効率的に実行できます。
特に毎日家計簿をつけるのが苦手だというタイプの人は、この日だけちゃんと家計と向き合うと決めておけば3日坊主にはならずに済みます。
また、夫や妻が家計に非協力的だという場合にも効果的で、事前に約束を取り付けて一緒にお金と向き合う時間を作る事で、普段家計に鈍感な人でも自然と当事者意識が生まれます。
イベント事のようにカレンダーにもマネーの日と書き込めば、やる気もアップするかもしれません。
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お金を使わずに過ごす事もマネーの日と考える
仕事で疲れていると、休みの日はスマホやテレビを眺めているだけで終わってしまった…なんて事も多いかもしれません。
何もできなかったと思ってしまうそんな日も、出費の少ない立派な節約日になっているとも捉えられます。
「マネーの日!」と決めていたけど当日になるとやる気がなくなった、なんて時は「お金を使わない日」と決めて過ごすのも手です。
何もできなかった…と落ち込むよりも「今日はお金を使わないで過ごして偉かったな」と捉える方が気分が良くなるかもしれません。
部屋の中で過ごしたい休日を「マネーの日」に
雨の日や暑い日、寒い日、やる気が起きない日など、部屋の中で過ごしたい休日はお金と向き合う「マネーの日」にぴったりです。
特に普段お金の事を考える時間がない人や毎日継続して家計管理するのが苦手な人は、月1回など大まかなペースでマネーの日を事前に決めておくと取り組みやすくなり、有意義な休日を過ごす事ができるかもしれません。(執筆者:島村 妃奈)