目次
貯金がうまくいき始めると出現する「大きな出費」

貯金がうまくいき始めると、なぜか予定外の出費が訪れます。
「予備費でまかなうのはつらい」
微妙な金額の出費をどこから支払うか、頭を悩ませることってありませんか?
そんな場合の、考え方をご紹介します。
高額出費は割り切って貯金再スタート
冠婚葬祭費や医療費などは、予備費でまかなえる金額のことが多いでしょう。
何十万の高額出費はあきらめがつきます。
給湯器など高額な設備が壊れたり、家のリフォームのような高額の出費は、貯金から出すことが割り切れるものです。
そして、気持ちを新たに再スタートできます。
悩むのは微妙な金額の数万円から十数万といった額の出費です。
微妙な金額で悩んだときは貯金から借りる
「子供たちの塾の夏季セミナー代を忘れていた」
など、そこそこ大きな額になる予定外出費はまれに起こります。
予備費では足りない、でも貯金には手をつけたくない…何とかできないかと電卓をたたいても、やっぱり赤字だと本当に悩みます。
こんな時は、ちょっと頭を切り替えて、貯金から借りましょう。
「自分銀行」から借りてくる発想です。
「借りる」ので、ちゃんと返済計画を立てて、毎月我家の貯金に返済もします。

我家の貯金に返済していく
借りた金額を返せる金額で割って、貯金への返済計画をきちんと立てて紙に書きます。
きちんと予算を組んで家計をやりくりしている場合は、返済分が入ってくるので、少々きついかもしれません。
数万円なら数か月、十万を超えると1年かかるかもしれませんが、毎月きっちり使った分を埋めてゆきます。
我が家の貯金なので、利息は付きません。
計画を付箋に書いて、貯金通帳に貼って、返すたびに消し込んでいきます。
そして、返し終わった時は、思い切り自分をほめてください。
返し終わると貯金は本来の額に戻ります。
頑張った自分はこれからの自信にもなります。
予定外の出費があっても焦らない

微妙な額の予定外出費のやりくりの方法をご紹介しました。
考え方を少し変えると、生まれる余裕もあります。
急な出費で、焦ったり、イライラするくらいなら自分の中でルールを作って乗り切りましょう。
気持ちを前向きにキープする事、コツコツを続けることが、何より上手な貯金のコツです。(執筆者:佐倉 美弥)