「節約しているのに、お金がちっとも貯まらない」と悩んでいませんか?
「節約=貯金」という公式は分っているのに、なかなか目標達成できない現実はとても厳しいものです。
かつて筆者自身も、このループの中で「節約をしているのに、貯金が増えないなんてツラすぎる」と何度も悩んできました。
でも、たった1つのことを意識するだけで、少しずつですが確実に貯金ができるようになった経験があります。
今回は、節約したお金の行方を意識することで確実に貯金に回せるポイントについて確認してみましょう。
目次
節約したお金の行き先を明確にする
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「節約できたお金、どうしていますか?」という質問に、はっきりと答えられなかったら要注意です。
なぜなら、節約できたお金がいつの間にか消えている証拠だからです。
かくいう筆者も、これまであらゆる節約を試してきましたが、実際のところ「節約で、〇〇円貯まった!」と実感することはほとんどありませんでした。
なぜなら、節約したはずのお金が、いつの間にか生活費の一部になって消えてしまっていたからです。
節約したお金がいつの間にか消えてしまう状態だと、
してしまいます。
まずは、節約できたお金をどうするのか、例えば貯金に回すのか、それとも生活費の一部として家計に入れるのか行き先を明確に決めておきましょう。
固定費を管理して、貯金額を決める
家計を節約するためにまず行うのが、家計費のなかでも大きな割合を占める
です。
固定費には、
・ 家賃
・ 住宅ローンの住居費
・ 契約している各種保険料
・ 日常の生活に欠かせないスマホやWi-Fiなどの通信費
・ 車の維持に必要な車両費
が主になります。
毎月のかかる金額がほぼ固定しているので、住み替えや保険の見直し、格安スマホへの乗り換え、車にかかる費用の見直しによって、実際にどのくらい節約できるのか把握、確認できます。
節約したお金は貯金する
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さらに固定費で節約した場合は金額も大きいので、つい他の費目の一部に組み込んだり、家計の補てんとして消えてしまう可能性もあります。
しかし、節約できたお金は、生活費や補てんに組み込むのではなく、必ず「貯金」に回すようにしましょう。
毎月の積立貯金に節約できた金額分を上乗せする形で、給与が入ったらそのまま積立貯金に回すように手続きをしておけば、いつの間にか消えて行方不明になることはありません。
そして、年に1回は積立てた貯金を定期預金に振り替えて、確実に貯蓄の一部に組み込んでいくシステムを作っておくようにしましょう。
生活レベルをしっかり保つ
節約をしたら「節約した生活レベルで生活する」ことが鉄則です。
固定費で節約できたお金を食費や娯楽費などの流動費で使わないように、また家計が膨らまないように心掛けましょう。
節約したお金を貯金することは、「払ったつもり貯金」のひとつとなります。
もともと生活費でかかっていたものなので、生活レベルを変える必要はありませんし、家計が膨らむ心配もありません。
節約した分をきちんと貯蓄へと回せていれば、間違いなく「節約達人」です。
節約したお金を貯金に回すコツは、ちょっとした意識と簡単な貯金システムを作っておけば決して難しいことではありません。
簡単に貯金を増やすことができる方法のひとつなので、ぜひチャレンジしてみてください。(執筆者:花見 結衣)