数年前から浸透し始めた格安SIMですが、通信費を大幅に節約できるということで今では多くの人が利用するようになりました。
格安SIMの中でも各社さまざまなプランがあり、データ通信量と音声通話を制限することで極限まで通信費を抑えられます。
そこで今回の記事では、データ通信量と音声通話を制限したプランでも快適に過ごすためのワザをご紹介します。
目次
データ通信量と音声通話を抑えたプランが安い

格安SIMへの乗り換えの際に、多数あるプランの中からどれを選ぶか迷ったという方もいるかもしれません。
非常にシンプルな選択肢のみの会社もありますが、データ通信量(ギガ)や速度、音声通話の使用頻度に応じて細かく選べる場合がほとんどです。
つまり、データ通信量と音声通話の使用が少ないほど、通信費を安く済ませられるのです。
しかし、動画を見たり地図を見たりすると意外とデータ通信量が多くなってしまうことがあります。
電話をしないと思っていても、冠婚葬祭などでたまたま親戚との電話が多かった時や、保険会社や引越業者との電話など、予想外に高頻度になってしまうことも考えられます。
我慢せずに安いプランを利用するには、工夫によってデータ通信量と音声通話を少なく抑えることが重要です。
iPhoneやアプリの設定でデータ通信量を節約
データ通信量が多くかかるのは動画再生、位置情報サービス、アプリのバックグラウンド更新(アプリを開いていない状態でも更新されること)などです。
これらは全てiPhoneやアプリの設定によってギガを節約することができます。
iPhoneの設定をする
全体の設定として
で、各アプリの設定をオフにすることができます。
これによりオフにしたアプリはWifi環境下でのみ通信を行うようになります。
また、
でも各アプリの設定をオフにしておくことで、開いていない時に勝手に更新されるのを防ぐことができます。
でも地図などの情報が必要なアプリ以外の設定をオフにしておくことで、無駄なデータ通信を防ぐことができます。
動画アプリの設定をする
YouTubeやAmazonプライムビデオなど動画視聴アプリでは画質を落としてデータ通信量を抑える設定が備わっています。
各アプリの設定から、「画質を落とす」あるいは「Wifi接続時のみ高画質再生」を選んでおくことで、データ通信量の節約が可能です。
また、さらに厄介なのが、ブラウザやアプリの広告で勝手に動画が再生されることです。
こちらに関してはLINEやFacebook、Instagram、TwitterなどのSNSアプリでもそれぞれ、不要な自動再生を抑えるなどデータセーブの機能が備わっていますので設定をしておく方が無難です。
音声通話はアプリ利用で無料に
音声通話については、MVNO(格安SIMを提供している会社)の通話を使わずに無料通話アプリを使うことで大幅に抑えられます。
LINEアカウント同士やSkypeアカウント同士では、データ通信を使って無料通話することが可能なのは有名ですが、普通の電話番号にはかけることができません。
普通の電話番号への通話としては、「楽天でんわ(10円/30秒)」、「LINE Out(3.25~7円/30秒)」、「Viber Out(9.8円/30秒)」、「Skype Out(9.8円/30秒)」などのアプリが有名です。
これだけでも安いですが、特に「LINE Out Free」では広告を見れば国内外へ無料で通話することができるため、Wifi環境下であれば完全無料で通話可能です。

MVNOでは通常通話料金は21.6円/30秒であることがほとんどで、キャンペーン等があっても上記のような通話アプリよりも安くなることは稀なので、アプリを使わない手はありません。
格安SIMをLINEモバイルで申し込むならこちら
格安SIMでも工夫次第で快適に使用できる
格安SIMに切り替えてもデータ通信量や通話の制限のせいで不便を強いられたり、オーバーした分通信料が高くついてしまっては意味がありません。
無理に我慢をしなくても、格安プランのデメリットは今回ご紹介したiPhoneとアプリの設定や無料通話アプリの利用である程度回避することが可能です。
その月のデータ通信量や通話料金は契約中のMVNOのサイトやアプリで確認できますので、今回のワザを試してみて節約できそうであれば、安いプランに換えることをオススメします。(執筆者:島村 妃奈)