家計簿をつける方法で今、家計簿アプリが話題になっています。
スマホで家計簿がつけられるという手軽さから、家計簿アプリに興味がある人も多いのではないでしょうか。
そこで、私が家計簿アプリを実際に使って感じたメリット、デメリットなどをお話しします。
これから家計簿アプリを使いたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
家計簿アプリの機能は多種多様
家計簿アプリはいろいろな種類があり、機能もさまざまです。
選ぶときは「続けやすさ」と「自分が使いたい機能が備わっているアプリ」なのかを検討して選ぶといいでしょう。
家計簿アプリのタイプと機能
家計簿アプリは大まかに2つのタイプがあります。
B. 商品名と値段を手入力するタイプ
2つのタイプの家計簿アプリとも基本的に備わっている機能はこちらです。
・ 月の収入の合計が出る
・ 月締めに支出の合計の計算がされ、その月に使った支出合計から残金や赤字の有無がわかる
そして、家計簿アプリの種類によって、次のような付属の機能があります。
・ 購入したお店まで記録ができる
・ 食費・日用品・交際費などの合計金額をそれぞれ自動で計算される
・ 予算と使った金額を比較し、使用できるお金の残金を知ることができる
など。
どんな家計簿アプリを選んだらよいか、迷う人も多いでしょう。
そこで、実際に私が家計簿アプリを使用した感想をお話しします。
家計簿アプリを使ってみて感じたこと
私はレシートを撮影する家計簿(A)と、手入力のみの家計簿(B)の両方を使いました。
その結果、それぞれの家計簿アプリについて次のようなメリット、デメリットを感じました。
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家計簿アプリのメリット
家計簿アプリのメリットとして、以下のようなものがありました。
A・Bタイプ共通
・ 無料の家計簿アプリの内容でも色々な機能があり便利
・ 計算を自動で行ってくれるため、計算をしなくてよい
・ 月締めの計算によって、予算と支出の比較、残金や赤字の有無が一目でわかる
・ 家計簿アプリによっては、食費や日用品などそれぞれの項目別に合計金額が出されるため、項目別の総合計の比較ができる
・ 外出先でも家計簿のチェックができるため、使える金額がどれくらいあるかをその場で知ることができる
Aタイプ
・ 購入した商品やお店の名前の記録がされる
・ レシートを撮影するだけで買った金額が入力されるため便利
Bタイプ
・ シンプルな家計簿アプリが多く、機能が多すぎないので使用が比較的簡単
家計簿アプリを使って一番良かったところは、計算をしなくてもよい点です。
ノート式の家計簿の場合は項目別や総合計、予算から支出を引いて…など、すべて計算をしていたため大変でした。
しかし、家計簿アプリは商品の入力をすればすべて自動で計算されるため便利でした。
私は無料の家計簿アプリを利用していましたが、機能が少なくて困ることは感じませんでした。
家計簿アプリのデメリット
一方、家計簿アプリのデメリットとして、以下のようなものがありました。
A・Bタイプ共通
・ アプリを起動するたびにパケット代がかかる
・ 家計簿アプリの使用時間が長いと、電源が無くなりやすい
・ 無料の家計簿アプリを使用している場合、有料機能の広告が入る(例・月300円で便利な他の機能が使えるなど)
Aタイプ
・ レシートが読み込めないことがある。特に夜間など部屋が少しでも暗いと読み取りが正しくできない。
・ レシートが文字化けをして読み取りをした時の訂正が大変
・ レシートの撮り直しが続くとイライラする
Bタイプ
・ 機能がシンプルなことから、機能に物足りなさを感じることがある
・ 全て手入力のため、購入物が多いときは入力に疲れてしまう
共通のデメリットとしては、パケット代や有料機能の追加によってお金がかかるところです。
節約のために家計簿をつけているのに、パケット代がかかってしまってスマホの料金が上がることや、有料でお金がかかることは避けたいです。
また、レシート式は文字化けすることがあるため、レシートの写真を何枚も取ることがありました。
手入力の家計簿については、はじめは買った商品を一品ごとに入力をしていましたが、入力の多さから「食費1,080円」、「日用品500円」など、大まかに入力をするようになりました。
アプリとノート式、向いているのはこんな人
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家計簿をアプリでつける方がいいのか、それとも従来からあるノート式の書き込みタイプの家計簿の方がいいのか迷う人もいるでしょう。
そこで、両方を使った筆者の感想から、それぞれに向いている人の特徴をあげてみました。
家計簿アプリに向いている人
・ 外出先でも家計簿のチェックをしたい、または家計簿をつけたい人
・ パケホーダイなどのスマホ契約をしている、またはWi-Fiの環境で使える人
・ 家計簿アプリで自動計算をしてほしい人
・ 家の物を増やしたくない人
・ 入力の手間が苦にならない人
ノート式の家計簿に向いている人
・ パケット代が気になる人
・ サイト広告の誘惑に負けやすい人
・ 自分で計算をすることが苦にならない人
・ 家計簿を取っておきたい人
・ 手帳などに書き込むことが好きな人
私が家計簿アプリを使った時、最初は自動計算がとても楽だと感激しました。
しかし、パケホーダイなどのスマホ契約をしていないことから、外出先では家計簿アプリのチェックがしづらくなったことや、アプリに入力をするのが面倒になってしまったため、アプリは5か月しか続きませんでした。
それからは、ノート式の家計簿に変更をしています。
元々、以前はノート式の家計簿を使っていたことや、書き込むことが苦ではなかったため、やはりノート式の方が向いていたのだと思います。
自分に向いた方法を選んで、家計簿を続けよう
家計簿アプリは操作が簡単で、思っていたよりも使いやすかったです。
機能も充実していて便利ですので、アプリに興味があるならば1度使ってみるのもよいかと思います。
ただ、家計簿を長期間続けるには、自分にとって面倒ではない方法を選ぶことがコツだと思います。(執筆者:藤代 聖子)