家計簿をつけたくても、日々の暮らしに追われていると、継続して記入していくことが難しいときがあります。
けれども家計簿は、記録して反省してこそ貯金に結び付きます。
また、支出データが収集できれば、次回の予算はより実現しやすい数値を設定ができます。
今回は続けることを第一目標に、手軽に始められる100均グッズで、できるだけ簡単に家計簿をつける方法をご紹介します。

目次
持ち運ぶ家計簿 Wリングスケジュール帳
市販の家計簿は、ほとんどがA4サイズです。
けれどもこのA4という大きさは、持ち運びという意味では、使いにくいです。
働く女性が多くなり、自宅の机に座って家計簿を広げる時間をとることは、なかなか容易ではありません。
バックに入れて常備し、隙間時間に書き込むことができれば家計簿はもっと身近になります。
そこでおススメしたいのが、ダブルリングスケジュール帳です。

「10.5センチ × 14.8センチ」のA6用紙がダブルリングになっているため、女性でも手のひらサイズで、かさばりません。

子どもの送迎の待ち時間に、通勤時間や職場の休憩時間にも取り出しやすいです。
中身はいたって普通の、スケジュール帳です。
細かく分類して記録はできませんが、リング部分に筆記具を引っ掛けて一緒に携帯ができます。
食費は赤、雑費は青などというように、複数色のペンで項目ごとに色分けするとわかりやすいでしょう。
さらに、全体の半分以上は、普通の罫線のページになっているので、これ1冊を家計管理ノートとして利用してみてください。
年間の特別費、月ごとの支出予定、季節で支払い額がかわる光熱費などを書き出しておくと、慌てることが少なくなります。
使いすぎ防止になる家計簿 CASH BOOK
仕様は至って、単純です。
お小遣い帳として販売されているもので、折りたたむと「約10センチ × 14.5センチ」のコンパクトサイズです。

家計全ての家計簿が難しい方は、支出が気になるものだけでも予算、支払い金額、残金を書き出してみてください。
例えば、食費が赤字つづきならば

と表示されている部分を、以下のようにその日の買い物予算、支払ったレシートの合計額、残金を記入します。
これなら、書くのは5つだけです。

オーバーしたときだけ色をかえておくと、次回から予算を意識しやすくなります。
ムダ遣いの原因究明には、付属のファスナーポケットにレシートを保管しておいて詳細を見返してください。

またコンビニなど、よく財布を開けている場所だけ、記録するのも節約意識を高めるのに効果的です。
予算金額をジッパーに入れておいて出し入れすれば、使いすぎの歯止めにもなります。
袋分けできる、セクションファイル
家計管理の最もポピュラーなものに、「袋分け」があります。
収入から家計費の品目ごとに予算分けして袋に入れ、そこから支払うという方法です。
つまり袋分けでは、
ですから、いつでもそれぞれがすぐ理解できます。
そこで家計簿は、月に一回締め日に
・ 使った金額
・ 残金
だけを記録していくという方法をとることができます。
以上のような袋分けの家計管理に使える100均アイテムが、1つのファイルを6つに仕切ったセクションファイルです。

ポケットごとにインデックスがついているので、家計費の品目を書き入れ、袋の代わりにすることができます。
残金だけでなく、支払い済みのレシートや明細をいれておけば、日々細かな記録をしておかなくても、支出の詳細を理解することが可能になります。

さらにこの方法なら1か月の支払い額が理解しにくい、キャッシュレス派でもわかりやすく使えます。
ポケットの一つを「銀行」に見立て、キャッシュレス決済をしたら、該当する項目の予算ポケットから「銀行」ポケットに現金を移すだけです。
支払い月が先送りされても、使ったタイミングでお金を移しておけば困ることはありません。
細かく品目を設定したい方には、13分割の商品もあります。
継続こそ、貯金なり
我が家に合った家計簿を見つけるのは、難しいです。
貯金額の多い人をマネてみても、うまくいくとは限りません。
がひとつのキーポイントです。いろいろ試して、自分にあった家計管理法をみつけてください。(執筆者:吉田 りょう)