この記事の最新更新日:2020年7月25日
普段から頻繁に利用するコンビニは、1回の利用金額は少なくとも塵も積もれば高額です。
もしコンビニの支払いでポイントを貯めていなかったら、膨大なポイント獲得のチャンスを逃してしまいます。
今回、ファミリーマート(ファミマ)ではTポイント以外に、「楽天スーパーポイント」、「dポイント」も貯まるようになりました。
この記事では、そんなマルチポイントサービスの概要や注意点はもちろん、貯まるポイントの選び方も解説します。

目次
ファミマで貯まるポイントを「Tポイント」、「楽天スーパーポイント」、「dポイント」より選べるように
これまで、ファミマで貯まるポイントといえば「Tポイント」だけでした。
しかし、Tポイントに加え「楽天スーパーポイント」、「dポイント」も選択できるようになったのです。

どのポイントを選んでも、税込200円ごとに1ポイント貯まり、「1ポイント=1円」としてファミマで使える点は変わりありません。
楽天スーパーポイント・dポイントをメインで貯まるポイントにしていたファミマユーザーにとって、これは大きな一歩です。
プラスチック製ポイントカードの読み取り作業は、楽天スーパーポイント・dポイントがカード裏面のバーコードを読み取ってもらう方式なのに対して、Tポイントカードは裏面にバーコードがないため、専用の決済端末上部からカードを挿入して引き抜く作業を、利用者自ら行います。
ファミペイに各ポイントカードを連携させることで、スキャンが1回になる

さらに、ファミリーマートのスマートフォンアプリ「ファミペイ」内で、「dポイント」、「楽天スーパーポイント」、「Tポイント」との連携が可能です。
これまでは「ポイントカード提示 → ファミペイ内決済サービス【FamiPay】で支払い」とスキャンを2回行う必要がありましたが、連携させておけばスキャン1回でポイントカード提示とFamiPayでの支払いが完了するのです。
レジでポイントカードを出したりファミペイアプリを起動させたりで忙しかった人も、連携させておけば会計がスムーズです。
クーポンもファミペイアプリ内で表示させられるので、レジでの接客時間は3分の1になることが期待されます。
ポイントカードとファミペイは、以下の流れで連携させてください。
2. 連携するポイントをタップ
3. 各社アカウントにログイン
4. ポイント連携完了

連携後の上記の画面で説明しますと、連携する設定となっているのは緑色のチェックが入っている「dポイントカード」で、楽天ポイントカードは登録してあるものの連携させてはいません。
「登録する」と表示されているTポイントは未登録です。
「Tポイント」、「楽天スーパーポイント」、「dポイント」どのポイントを選ぶべきか
多くのユーザーが気になっているのは、「Tポイント」、「楽天スーパーポイント」、「dポイント」どのポイントを選ぶべきかではないでしょうか。
ここでは、どのポイントを選ぶべきかを徹底的にチェックしましょう。
ファミマで最大限お得になりたい人は「Tポイント」
かつて、Tポイントが貯まるTカードやクレジットカード「ファミマTカード」は、ファミマで多くの特典がありました。
しかし、ファミペイ開始に伴い、以下のように会員限定特典は続々と終了しています。

一見すると、ファミマにおけるTカードやファミマTカードのメリットは消滅したように思えますが、そうではありません。
ファミマでの買い物でファミマTカードのクレジット払いを利用すると、最大2%分のTポイントが還元されます。
ファミマTカードのクレジット払いなら、あらためてTポイントカードを提示する手間がありません。
特に、FamiPayを最大限活用したいなら、Tポイントを軸にした方が良いでしょう。

ファミマでFamiPay払いにすると通常の0.5%分のボーナスに加えて、追加ボーナスがもらえる商品があります。
加えて、FamiPayに登録できるクレジットカードはファミマTカードのみで、ファミマTカードからFamiPay残高にチャージすると、0.5%分のTポイントが還元されます。
チャージしたFamiPay残高の利用範囲は広く、POSAカードも購入可能です。
さらに、公共料金・税金などの請求書を使った収納代行サービスの支払いにも利用可能で、1件10円相当のボーナスまで付きます。
ファミペイにファミマTカードを連携させてFamiPay払いにすることで、シンプルかつファミマ内で最大限お得になるのです。
主要コンビニでお得になりたい人は「dポイント」
ファミマだけでなく、セブンイレブンやローソンなどを利用する人は「dポイント」がおすすめです。
今では、共通ポイントに対応したスマホ決済サービスが登場してきており、ポイント多重取りが簡単になっています。
共通ポイント・対応するスマホ決済サービスごとに、主要コンビニでの利用可能状況を見てみましょう。

最も多くのコンビニで使えるのは、「dポイントチーム」であることが分かりました。

それだけでなく、dポイントチームのクレジットカード「dカード」を使えば、ローソンで最高5%の還元率が実現します。
dカードの提示で0.5%~1%分のdポイント、dカードで決済(iDも可)すると3%割引 +1%分のdポイント、合計で最高5%分のお得になります
さらに、貯まったdポイントはローソンでお得なお試し引換券に交換でき、レバレッジが効きます。
8月からポプラグループでもdポイント

2020年8月より、ポプラでもdポイントが使えるようになります。
ポプラではd払いも使えるので、dポイントの二重取りも可能です。
多くのコンビニでお得になりたい人は「楽天スーパーポイント」
ファミマ・セブンイレブン・ローソン以外のコンビニも利用している人は、「楽天スーパーポイント」を軸に考えるといいでしょう。

焼き立てパンがおいしい「デイリーヤマザキ」や中国地方の方にはおなじみの「ポプラ」は、楽天ポイント加盟店で、どちらも電子マネー楽天Edyを搭載した楽天ポイントカードを発行しています。
ポプラでは楽天ペイでの支払いも可能なため、
・ 楽天チェックで来店時にチェック
・ 楽天ポイントカードを提示
・ 楽天ペイ(または楽天Edy)で支払い
という4つのアクションで4回、楽天スーパーポイントが貯まり、ボーナスポイントがもらえる対象商品を購入すれば、ポイント5重取りも夢ではありません。
デイリーヤマザキでは楽天ペイは使えないものの楽天Edyが利用可能なので、こちらも楽天スーパーポイントの多重取りが可能です。
注意点
マルチポイントに関しては、以下のような注意点があります。
ファミペイアプリに連携させるには事前に各ポイントのアカウント取得が必要
ファミペイアプリにポイントを連携させるのには、事前に各ポイントのアカウントを作成する必要があります。
アカウントがないと、前述の連携手順で紹介した「3.各社アカウントにログイン」ができません。
ファミペイアプリを使わない人も、貯まったポイントをファミマで使う際には利用者登録が必要です。
ファミペイアプリは最新のものにアップデートを
ファミペイアプリと各ポイントのアカウントを持っていても、ファミペイアプリが古いとポイントカードの登録ができません。
アプリストアよりファミペイアプリをアップデート(最新バージョンは3.6.0)してください。
レジでファミペイアプリを開くと、最新版へのアップデートを求められて更新に時間がかかる、という報告があります。
余裕を持って最新版にアップデートしましょう。
ファミペイでポイントが貯まる設定に選択できるのは1つだけ
ファミペイを使ってマルチポイントを利用する際、ファミペイでポイントが貯まる設定に選択できるのは3つのうち1つだけです。
登録自体は可能なのですが、連携させられるのは1つしかできませんので注意しましょう。
ファミペイを使わない場合は、会計の都度、貯めたいポイントカードを出せばいいです。
Tマネーはファミペイと連携できない
あまり知名度が高くないのですが、Tポイントにはチャージして使える電子マネー「Tマネー」もあります。
Tマネー単独では利用できるもののファミペイアプリとの連携はできない(ファミペイにTポイントを連携させた場合も含む)ので、スマホの操作が面倒になります。
また、TマネーとFamiPayの残高を相互に移行させることもできません。
ファミマのヘビーユーザーは「Tポイント + FamiPay + ファミマTカード」、それ以外は利用嗜好に応じてポイントの選択を
ファミマ利用で貯まるポイントが、「Tポイント」、「楽天スーパーポイント」、「dポイント」より選べるようになりました。
どれにしようか悩みどころですが、ファミマのヘビーユーザーならばTポイントを選択するのがいいでしょう。
対象商品購入でTポイントがプラスされるサービスは継続されますし、FamiPay残高へのチャージが可能なファミマTカードで貯まるポイントのTカードだからです。
ファミマのヘビーユーザーでない人は、利用嗜好に応じてポイントの選択をするといいでしょう。
ファミマ・セブン・ローソンの主要コンビニを利用する人は、幅広く利用可能でポイントも多く貯まる可能性が高い「dポイントカード + dカード + d払い」がお得です。
主要3社に加えてデイリーヤマザキ・ポプラなど中堅コンビニも利用する方は、「楽天ポイントカード + 楽天Edy + 楽天カード + 楽天ペイ」の組み合わせがおすすめです。
カード提示だけでも楽天スーパーポイントが貯まりますし、楽天Edyは幅広い場所で利用できます。
自分の利用嗜好をしっかり把握して、お得にポイントを貯めましょう。(執筆者:角野 達仁)
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