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12月上旬から「東日本ふっこう割」制度導入
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旅行好きの人や年末年始の旅行を計画しようとしている人はもちろんのこと、普段の生活から少し離れて癒やしの時間を満喫したいという人は必見です。
12月上旬から令和2年3月までの期間、1名につき最大1泊5,000円割引となる「東日本ふっこう割」という宿泊割引制度が導入されることとなりました。
「ふっこう割」という制度や割引特典を受ける方法などを詳しく紹介したいと思います。
「ふっこう割」とは
大雨や台風、地震などにより被害を受けた地域を対象に、観光客誘致など観光の面から復興を支援する取り組みのことです。
昨年は、北海道での地震や岡山県倉敷市での大規模浸水など、多くの地域で「ふっこう割」が適用されました。
今年も台風19号などの影響により、さまざまな地域が甚大な被害を受け、農業や産業のほか、観光事業も大きな打撃を受けています。
そのため、今年も国が補助金を出し、「被害の大きかった指定地域へ宿泊することで宿泊代金などが割引になる」という制度が実施予定です。
この制度を「ふっこう割」と言い、今年は、1名につき最大1泊5,000円が割引になる予定で、ふっこう割の期間は「この12月上旬から令和2年3月まで」とされています。
「ふっこう割」の情報
「ふっこう割」は、各都道府県が特設ページなどを設けて発表していることもあるのですが、慣れていないと割引が適用になる宿泊方法や予約方法などがわかりにくい場合があります。
そのため、「じゃらん」や「楽天トラベル」など各大手の宿泊予約サイトで「ふっこう割」のクーポンが出ているかを確認したり、旅行クーポンサイトというサイトでチェックしたりするのがおすすめです。
大手の宿泊予約サイトでは、割引が適用になる宿泊方法や予約方法などがわかりやすいだけでなく、ボタンを押すだけでクーポンを取得できるなど手続きが簡素で使いやすくなっているからです。

「ふっこう割」対象予定の地域
東北地方
岩手県
福島県
宮城県
関東地方
東京都
神奈川県
千葉県
埼玉県
茨城県
栃木県
群馬県
中部地方
静岡県
長野県
山梨県
新潟県
まもなくスタート「いまから準備」
大手宿泊サイトで「ふっこう割」のクーポンを取得する場合、ホテルや旅館といった宿泊施設の予約を完了してしまわないと、クーポンは消えてしまいます。
つまり、クーポンの取得は「ふっこう割を適用して予約ができる権利」を取得しただけなので、使わずに持っていると同じ権利を持った人に使われて、権利が消滅してしまいます。
いまのうちから「泊まりたいホテル」をいくつかピックアップしておき、クーポンが出たらいつでも予約できるよう準備しておくのがベストと言えるでしょう。
被災地域へ足を運ぶことが応援になる
ふっこう割は、「お得に旅行を楽しみながら、被災地域に貢献できる」とても素晴らしい制度です。
「被害に遭われた地域に観光に行く」と言うと、不謹慎な印象を受けて気が引けるという人も少なくないようですが、宿泊代などの観光旅費を支払うことが被災地域の経済を潤すことにもつながります。
少しだけ視点を変えて、被災地域に貢献してください。(執筆者:山内 良子)