「お正月はおせち」とは思うものの、いざ材料の準備や作ることを考えると、憂鬱になってしまう人もいることでしょう。
しかし、何事も「準備8割」というように、おせちもしっかり段取りができていれば成功は目前です。
そこで今回は、安く手際よくおせちの準備を進めるコツを紹介します。
目次
全部手作りはコストがかかるしハードルが高い

おせちの中身は、
・ 田作り(ごまめ)
・ 栗きんとん
・ 黒豆
・ 煮物
・ 紅白なます
・ 伊達巻
・ 海老のうま煮
などが一般的です。
また、煮物には、レンコン・八つ頭(里芋の品種の1つ)・昆布など、縁起が良いとされる食材が使われます。
上記の8品を手作りする場合にかかる費用は、材料の価格によりますが8,000~5万円程度です。
おせちを全部手作りするとなれば、コストと手間がかかるのは明らかです。
しかも、年末の忙しい時期にこれらをすべて手作りするとなると、一気にハードルが高くなってしまうでしょう。
参考サイト:初めておせちを手作りする方に、作り方や費用をまとめました おせちの通販ならOisix(おいしっくす)
買ったほうが安い・手間が省ける料理

おせちで失敗しがちな料理の1つが「海老のうま煮」です。
立派な海老を買ってきたのに、「上手くさばけない・臭みが残る・固い」など、失敗してしまうケースは少なくありません。
簡単にできそうな「伊達巻」も、材料はシンプルながら「焼き加減がわからない・上手く巻けない」といった失敗が目立ちます。
おせち作り初心者ほど、失敗のリスクが高いこの2つは、買ったほうが安上がりといえるでしょう。
さらに、
・ さまざまな調味料が必要で調理時間がかかる「ローストビーフ」
・ 豆を一晩水につけておくなど下準備が必要な「黒豆」
・ 調理時間がかかる上に干瓢で結ぶのがむずかしい「昆布巻き」
こちらも、買ったほうが手間が省けてストレスなくおせちの準備ができます。
主なおせち料理価格相場(単品)

価格参考:Google
「三つ肴」や「願掛けをしたい料理」だけ手作りするのもアリ

煮物や紅白なますなど、比較的手間とコストがかからない料理は手作りがおすすめです。
また、お祝いに欠かせない「三つ肴(関東:黒豆・数の子・ごまめ、関西:黒豆・数の子・叩きごぼう)」だけ手作りにチャレンジするのも良いでしょう。
せっかくなら、願掛けをしたい料理だけ手作りするのも1つの手です。
以下の表で、おせち料理に込められた意味をチェックしてみましょう。

参考サイト:「おせち料理の意味ってなに?」おせち料理の意味と由来、ルール 東京ガス ウチコト
参考サイト:おせち料理に「栗きんとん」が入っている意味と作り方
家族の好みやお財布事情も考えておせちを準備しよう!
せっかく手作りしても、家族の好みに合わなかったりコストがかかったりしては、作り甲斐がないというものです。
家族の好きな料理やお財布事情も考えた上で、「作るもの」、「買うもの」をチェックしてからおせちの準備に取り掛かりましょう。(執筆者:成田 ミキ)