多くの電子レンジに付いている「オーブン機能」を、普段から使っている人は案外少ないと思いますが、電子レンジのオーブン機能は電気代もあまりかからず、節約のメリットがたくさんあります。
今回は食費を月3万円以下に押さえている私が「オーブン機能を使う節約のメリット」をご紹介していきたいと思います。

目次
オーブン機能の電気代は意外と安い
「オーブンって高温にするから電気代もかかりそう」とお考えの方も多いと思います。
オーブン機能の電気代は、1時間使っても約30円ほどです。
30円という値段は都市ガスの中火で1時間煮込むガス代とほとんど代わりません。
意外なことなんですが、ガスを使ってもオーブンを使ってもかかる光熱費はそんなに変わりません。
オーブン機能を使うメリット3つ
「説明書読むの面倒だし…」
と尻込みしている方のために、おもわず「え? こんなにラクならやってみようかな」と思ってしまうオーブン機能を使うメリットを3つご紹介していきたいと思います。
メリット1:少ない調味料でおいしくできる
食費の中で意外とかかるの「調味料代」ですが、オーブン機能を上手に使えば、少ない調味料でおいしく調理をすることが可能です。
ポリ袋に醤油とみりんとにんにくを入れて手羽元を漬け込み、オーブンでじっくり焼けば、小麦粉をつけなくてもジュシー、油を使わなくてもカリカリのローストチキンが仕上がります。
「漬け込むなんて面倒…」と言う方は、もっとシンプルな味付けでも、オーブンはおいしく仕上げてくれます。
鶏肉とたまねぎや人参、じゃがいもを一緒にお皿に入れ、しっかり塩こしょうをしてオーブンに入れれば、鶏肉のグリルとホクホクとおいしい付け合せの野菜まで一緒にできあがりです。
オーブン機能は食材にじっくりと火を入れるので、うまみを閉じ込めたまま調理できる分、調味料が節約できます。
普段何気なく使っている調味料も1回でも2回でも使う量が少なくできれば、食費の節約には有効です。
メリット2:失敗が少ない
オーブン機能は高温の空間で蒸し焼きのような状態になるので火の通りを心配する必要がなく、料理の失敗も少なくなります。
頭付きの魚を焼いたり、厚めの鶏肉をソテーしたりした時、中に火が入っているか心配になることってありませんか。
しかも、「生焼けが気になるからついつい長く加熱したら、今度は焼きすぎてパサパサになってしまった」という失敗もあると思います。
食材を無駄にすることは、食費を膨らませる原因になります。
また、火加減を気にするあまり長時間加熱すればその分光熱費もかかります。
オーブンを使って無駄なくスムーズに調理すれば、食材の無駄も光熱費の無駄も両方省くことが可能です。
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メリット3:洗い物が格段に減る
料理が好きという人でも「洗い物は面倒」と思う方は結構多いと思います。
特に揚げ物をした後は、コンロはギトギト、鍋もベタベタ、周辺まで油が飛び散ってしまうので、料理後の掃除が本当嫌になります。
ですが、オーブン機能を使って調理をすれば調理後の洗い物も格段にラクになります。
なぜなら、魚や肉を焼く際、フライパンなら1回1回洗う必要があります。
オーブンならクッキングシートやアルミホイルなどを敷いておけば、シートをゴミ箱に捨てるだけで片付けが完了するからです。
また、フライパンをそのまま食卓に出すことは少ないですが、オーブンで調理できる深皿を使えば、そのまま食卓に出すことができるので調理器具を洗う必要もありません。
洗い物が少なくなれば、その分水道代も減りますし、しつこい汚れを落とすのに使う洗剤代や、油汚れを洗うためにお湯を沸かすガス代も節約できるので一石二鳥です。
オーブン機能は上手に使えば節約とおいしさの両方かなう
私が最初にレンジのオーブン機能を使ったのは「フライドポテトを作るのが面倒だった時」でした。
油を出すのも、使った油をこすのも、鍋を洗うのも面倒で、じゃがいもを皮付きのままオーブンで焼いてみたら、ビックリするほどおいしくてしかも後片付けもすごくラクでした。
油代の節約にもなりますし、水道代も浮くので、私はそれ以来じゃがいもは家で揚げたことがありません。
オーブン機能は慣れるまでは少し面倒かもしれませんが、節約とおいしさの両方がかなう優秀なツールです。
少しでも「いいな」と思っていただけたらぜひ取り入れてみてください。(執筆者:片岡 みのり)