ハンドドリップでコーヒーをいれる際に必要となる「コーヒーフィルター」には意外な使い道があります。
ちょっとひと手間加えるだけで、コーヒーフィルターが別物に大変身します。
100円均一で手に入るコーヒーフィルター+αで、どのような便利アイテムが誕生するのか、徹底解説します。

目次
1. 気になる場所の消臭対策に

玄関の下駄箱の消臭対策に、コーヒーフィルターを使った手作りの消臭剤を使っています。
材料
・ 100均で購入したコーヒーフィルター
・ 重曹
・ ホッチキス
・ マスキングテープ

コーヒーフィルター消臭剤の作り方

2. 口を折り返して、折り返した部分をホッチキスで数か所仮止めする
3. 重曹がこぼれないように念のためマスキングテープを貼る
たったこれだけの工程で、簡単に消臭剤を作れます。
簡単で、お手軽に作れますし、お金もかからないので、数個作って各所に設置しておけばさらなる消臭対策としても活躍してくれます。
交換時期の目安は、入れた重曹が固くなってきたくらいで、約1か月ほどがおススメです。

大きさ的にも、色み的にも目立ちにくいことから、シンプルライフを目指す方にも重宝してもらえるはずです。
中に入れる重曹を、乾燥させたコーヒーかすにしても代用可能です。
コーヒーかすを再利用をすれば、さらにコスパ抜群の消臭剤を作れます。

カビが発生する可能性がありますので、自然乾燥でもレンジ乾燥でも、きちんと乾燥していることを確認してから使用してください。
2. 消臭剤にハッカ油をプラスすれば防虫対策もできる

先程の100均のコーヒーフィルター + 重曹の消臭剤に、「ハッカ油」を数滴垂らすことで、害虫をよせつけない効果が期待できます。
筆者の家庭では、台所の流しの下や、玄関先、庭へ出る窓の近くなど、数か所に設置しています。
主にゴキブリとムカデの防虫対策として設置していますが、姿を見かける機会が格段に減った印象を受けています。
ハッカ油は蚊やダニ、蜂など、さまざまな虫よけに効果があると言われていますので、お困りの方は、試してみる価値はあるでしょう。

材料
・ 100均で購入したコーヒーフィルター
・ 重曹
・ ホッチキス
・ マスキングテープ
・ ハッカ油
注意点
ただしハッカ油を使う場合はいくつかの注意事項があります。
・ペットを飼っている
・妊娠中の方がいる
・3歳未満の子どもがいる
・お年寄りや持病のある方、既往歴のある方がいる
これらのご家庭でのハッカ油の使用については、十分な注意が必要です。
ハッカ油は「精油」なので刺激が強く、原液は当然のこと、薄めたものでも肌につける、部屋にスプレーをするなどの場合は、十分な注意が必要です。
ペットや小さなお子さんがいらっしゃる場合は、「誤飲」にも注意が必要です。
ハッカ油がない場合は、消臭のところでご紹介した乾燥させた「コーヒーかす」が使えます。
コーヒーかすには消臭効果以外にも防虫効果があります。
ハッカ油の注意条件に当てはまる可能性がある場合は、乾燥させたコーヒーかすで消臭&防虫対策をしてみてもいいでしょう。
3. SNSで話題に。コーヒーフィルターを使った簡易加湿器

Twitter やInstagram などのSNS でじわじわと注目を集めているのは、コーヒーフィルターを使った加湿器です。
電気が使えない場所などで重宝します。

作り方

1. コーヒーフィルターをじゃばら状に折り曲げたものを数個作る(4 ~ 5枚分が目安)
2. 作ったじゃばら状のコーヒーフィルターを1つにまとめ、根本を輪ゴムで固定
3. まとまったコーヒーフィルターの口の部分を放射状に広げていく
4. マグカップなどの容器に水を入れ、その中に作ったコーヒーフィルターの束を漬ける
この方法で乾燥が気になる時期の保湿効果がアップします。

コーヒーフィルターの接着部分をカットしてから、広げて4 ~ 5枚を重ねてじゃばらに折っり、根本を輪ゴムで止める方法もオススメです。
コーヒーフィルターは1つ買えば100枚前後入っていますので、毎日交換できる気楽さもオススメポイントです。
コスパの良さから交換頻度をアップできれば、ホコリが付着したままになることも防げますし、使い捨てにできるため、掃除などの手間がなく快適になるでしょう。
意外な使い道のある「コーヒーフィルター」

たった100円で100枚近く手に入れられるので、気軽に試しやすいです。
今回紹介した3つのアイデア以外にも、出汁をとったり、水切りヨーグルトを作ったり、なかにはポーチドエッグや温泉卵を作るなどのレシピもあるようです。
ご家庭にコーヒーフィルターがあれば、ぜひ試してみてください。(執筆者:櫻宮 陽)