借金には「良い借金」と「悪い借金」があります。
・ 悪い借金: 無計画な借金
こう書くとシンプルですが、「悪い借金」の中でも特に危険なのは「借金で借金を回す生活」です。
・ 銀行系カードローンを返済するために、別の銀行系カードローンから借りる
そのような多重債務から抜け出すには意識改革が大切ですね。
「悪い借金」をなくすための3つのステップをみていきましょう。
目次
1. 現状を冷静に把握する

「大金が入れば全額返済できる」
もし上記のように考えていましたら、考えを改めてください。
今と同じ状況が続けば借金も残りますし、急に大金が入った経験はほとんどない、もしくは全くないのではないでしょうか。
現実を冷静に把握するのが最初のステップです。
2. 借金と真剣に向き合う
次に、借金の総額を知ってください。
毎月の最低返済額だけでなく、借金の総額と向き合うと良いでしょう。
どこから、どのくらい借りているのか。
全て書き出した後、完済までどのくらいかかるかを計算してください。
消費者金融のサイトなどで、借金返済シミュレーションが提供されていることがあります。
そのようなシミュレーターを利用すれば、完済までの期間が簡単に分かります。
特にリボ払いを利用していれば、期間の長さにショックを受けるかもしれません。
その結果、以前と同じように、「借金から目を背けたい」という気持ちが芽生えるかもしれません。
しかし、そこからがスタートです。
夢と現実は違います。
夢から目覚め、現実を知ることで、はじめてショックを受けるのです。
3. 完済までの期間を短縮する方法を考える

次に、どうすれば完済期間を短縮できるかを考えてください。
そのためには節約、もしくは収入アップのどちらか、あるいは両方が必要かもしれません。
節約
節約のコツは、大きな固定費から見直すことです。
住居賃、車の維持費、保険料は減らせないでしょうか。
家計で大きな支出を占めているものは何か、考えてみましょう。
収入アップ
収入アップの方法には、転職や副業があります。
今より好条件の求人は見つからないでしょうか。
副業やダブルワークが可能なら、取り組むことは出来ないでしょうか。
その結果、借金返済に回せるお金が増えれば、繰上げ返済も現実的になります。
生活費にも事欠く状態なら債務整理を検討する
なお、すでに生活費にも事欠く状態なら、債務整理(任意整理)を検討してください。
任意整理に成功すれば利息がカットされますので、見る見る元本が減っていくでしょう。
そのように複合的に考えながら、身を滅ぼす悪い借金の解決に向けて踏み出してくださいね。(執筆者:金村 甚吾)