在宅で働きたい、または副業に取り組みたいと思い「クラウドソーシング」に登録する方が増えているようです。
筆者のパソコンのスキルはExcelとWordを使える程度ですが、登録して1年ほどでパート代の平均ほどの収入を得ています。
今回は、クラウドソーシング初心者の方に向けて、筆者が心がけてきたステップを失敗も交えてご紹介します。

目次
1. クライアントのプロフィール・評価をチェックする
トラブルにあわないためにも、まずどんなクライアントと契約するかが重要です。
ポイントは、「プロフィールや評価を見ること」です。
実績や評価は直近だけでなく、できれば数ページ見るのをおすすめします。
中には良い評価をつけていても、クライアントの対応で気になったことを書いている人もいますので、コメントもチェックします。
なお、発注率の高さは、あまり気にしなくてもよいでしょう。
募集の際に条件にあう人が見つからない場合、募集そのものをストップしたり当選者なしにしたりする場合があるだけで、特にトラブルが発生しているわけではないからです。
2. 「実績づくり」と「ツールに慣れる」を目指す
できるだけ高い案件を引き受けたいと思うのは当然です。
しかし実績が少ない場合は、まず「実績を作ること」が大切になってきます。
そうすることで、次に仕事を受けるチャンスが広がってくるからです。
筆者も最初は比較的単価の安い案件をこなしていき、ある程度実績ができてから大きめの案件に応募しました。
さらに、仕事をしながら「在宅ワークでよく使われるツールに慣れることができる」というメリットがあります。
例えば、連絡手段としてSLACK (スラック)やChat work(チャットワーク)がよく使われています。
ほかにWordやExcelによく似たGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなど、筆者も使いながら覚えることができたので、後々、仕事がスムーズにはかどりました。
3. 連絡は素早く、内容は具体的に

言うまでもないかもしれませんが、ネットで仕事をする場合、顔が見えないからこそ密なコミュニケーションが大切です。
日中は別の仕事をしていて連絡が取りづらい場合は、プロフィール欄にそのことを明記し連絡がとりやすい時間帯を記載するといいでしょう。
また、漠然とした言葉だと伝わらない場合があります。
「少々お待ちください」、「後ほど連絡します」といっても、実際どれくらいの期間について言っているのか伝わらないと、トラブルの元になります。
そのため「期限はいついつ」と具体的に伝えることも大切です。
せめて「検討するため、明日までお時間いただけますようお願いします」と返信すればよかった、と反省しました。
4. 作業効率をあげる工夫をする
データ入力の場合、いかに効率をあげられるかが仕事単価をあげる鍵です。
もっと早くできる方法はないかと常に頭を絞ることがポイントです。
パソコンに強い方は知っているかもしれませんが、慣れてない方は効率の良い操作方法、例えばキーボードを使ったショートカットの方法などをネットや本で調べるのがおすすめです。
5. ネットや本で勉強する習慣をつける
クラウドソーシング上で仕事をしていくと、普段なら使わない言葉や知らない単語も出てきます。
できるだけ自分で調べるくせをつけるとよいでしょう。
しかし、全て「こういうことだろう」と独りよがりな考えで進めるのは危険です。
質問することに気後れするかもしれませんが、間違った認識のまま納品して修正となれば、双方に無駄な時間が生じます。
仕事を発注する側も受注する側もお互いが勘違いしていた、という場合がありましたので、クライアントに確認をとることも大事だと思いました。
5つを心掛けて1年
登録して1年たった現在、
・ 校正などの記事のチェック
・ データ入力
などの仕事をいただけるようになりました。
納品時期を守るといった当たり前のことも含め、誠実に仕事をすれば仕事の単価が上がっていく可能性もあります。
収入を増やしたい方は、クラウドソーシングも1つの要素として考えてください。(執筆者:桐谷 春音)