新型コロナウイルスの影響で外出やサービス利用もままならない状況が続いています。
このようなご時世ですので
という方も多いのではないでしょうか。
実は、ポイントを提供している各社では猶予措置を行っているところもあります。
今回は、期限切れポイントの猶予措置を行っている会社と、その内容を紹介しましょう。
目次
【ANAマイレージクラブ】マイルの有効期限を実質的に最大1年間延長

ANAマイレージクラブでは、
します。
利用客が特に申請する必要はありませんが、元の有効期限到来時に1度失効してから、その翌月下旬に同数のマイル、ANA SKYコインを加算される予定です。
「ANA SKYコイン」とは、10コイン = 10円としてANAの航空券や旅行商品の支払いに使えるサービスです。
また、2020年1月1日~2020年6月30日の期間中に獲得したプレミアムポイントは通常の2倍です。
プレミアムポイントは、マイルと異なりANA、ANAグループ便への搭乗でのみ獲得できるポイントで、年間獲得数に応じて「ステイタス」と呼ばれる特典を受けられます。
【JALマイレージバンク】有効期限を延長したe JALポイントを加算

JALマイレージバンクでは、
が可能です。
有効期限の翌月下旬までにマイルが再度加算されてから1年後を新たな有効期限とするe JALポイントが加算されます(1マイル → 1.5ポイントで加算)。
事前登録期間は2020年7月31日までですが、ANAとは異なり、マイルがそのままの形で延長されるわけではありませんので、1マイル = 2円以上の価値も狙える特典航空券狙いの人にはちょっと残念ですね。
同じ期間に有効期限を迎えるe JALポイントも基本的には同様の対応ですが、こちらは同数のポイントが加算されるもので、1.5倍などにはなりません。
e JALポイントとは、JAL Webサイトで航空券・ツアー購入代金の一部または全額の支払いにご利用いただけるポイントです。
また、ANAのプレミアムポイントに相当するJALのFLY ONポイントは、2020年1月1日~2020年6月30日の期間中の獲得分が、通常の2倍になります。
【dポイント】3月失効のポイントを5月末まで有効なポイントとして再還元

dポイントでは、2020年3月中に失効したポイントは、通常ポイント、期間・用途限定ポイントに関係なく1度失効という扱いです。
しかし、2020年5月31日まで有効な期間・用途限定ポイントとして、4月下旬ごろに再び還元される予定です。
実質的には延長ですが、通常ポイントが失効した場合も再度還元されるのは、期間・用途限定ポイントです。
期間・用途限定ポイントは使い道が限られるので注意してください。
【大戸屋】ポイントカードなどの有効期限を延長

2020年3月31日が有効期限の大戸屋ポイントカード(最終捺印日が2019年1月1日以降)は、期限が2020年5月31日まで延長されます。
ただし、ただ期限が延長されるのではなく、大戸屋割引パスポートのポイントに振替えられる形です。
大戸屋ポイントカードと大戸屋割引パスポートには、
500円ごとにスタンプが1個貯まり、15個貯まると好きな弁当・定食と交換可能
大戸屋割引パスポート:
500円ごとにスタンプが1個貯まり、7個貯まると300円引きで利用可能
という違いがあります。
また、福袋で販売された「300円券」は、有効期限を「2020年3月31日 → 2020年5月31日」に延長されます。
株主優待券は、有効期限が「2020年6月30日 → 2020年9月30日」に延長されますので、安心してください。
【ディズニーストア】ポイントの有効期限を4月末まで延長

ディズニーランドの休園が続いていて、せめてお買い物だけはディズニーストアでしたいものですが、それも難しいですよね。
2020年3月31日が有効期限のディズニーストアクラブポイントは、その有効期限を2020年4月30日に延長し、3月18日にその手続きが行われました。
ただし、プレミアムコレクションとの交換は店舗でしか行っていないので、感染リスクが心配な方は「500ポイント = 500円」としてオンラインでの買い物に利用するとよいでしょう。
【ヒルトン】ポイントの有効期限を保留&会員資格24か月間延長

ヒルトンのポイントプログラム
します。
2019年の会員資格(ダイヤモンド・ゴールド・シルバー)からダウングレード予定の方は2021年3月31日まで会員資格を維持可能です。
2020年の会員資格は2022年3月31日まで延長され、結果的に2019年の会員資格を24か月間延長できる計算です。
かなり太っ腹ですね。
他にも期限切れポイントの猶予措置あり
今回紹介したポイントや会社は、ごく一部のメジャーどころです。
紹介しきれないものの、期限切れポイントの猶予措置はまだまだあります。
今いち度お手持ちのポイントの有効期限を確認して、期限切れのようでしたら猶予措置を行っているか確かめてみるとよいでしょう。(執筆者:角野 達仁)