
最近は、スクラッチアートが人気ですね。
ひっかき絵や、スクラッチ技法とも呼ぶ、画法の1つです。
小学校などの図工の時間に体験した記憶のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
絵の具などで色をつけた紙の上を、クレヨンなどで真っ黒に塗りつぶし、そこを削った割り箸などでひっかくように絵を描いていきます。
すると、下の色味が線上に見えてくる、というものです。
そのスクラッチアートが大人にも人気です。
大人向けの精密な下絵の入った商品も多数販売されているほか、教室やワークショップが開かれていることもあるようです。
今回は、100円ショップでのスクラッチアートのお得な始め方を紹介します。
目次
ダイソーのスクラッチアートがお得
実はダイソーでもスクラッチアートのキットが販売されています。

ネットなどで販売されているスクラッチアートセットは、はがきサイズからA4サイズほどの大きなものまでさまざまです。
無地のものと下絵の入ったものがありますが、初心者向けに販売されているのは下絵の入ったものが一般的なようです。
価格帯はサイズなどにもよりますが、だいたい4~8枚ほど入ったセットのもので約1,000円~1,500円程度です。
1枚あたり約200円前後といった価格設定のものが多いようですね。
ところが、ダイソーのスクラッチアートシートシリーズは4枚入って100円、なんと1枚25円なのです。
ビギナーにはもちろん、徹底的にやりたい人にも嬉しい価格設定です。
上記の写真のスクラッチアートシートシリーズものだけで6種、調査した店舗では他にも3種、合計9種以上を確認できました。
上記のスクラッチアートシリーズのサイズは13 × 18cmと、B6版よりもやや大きめです。
スクラッチアートのやり方

やり方は簡単です。
付属のペンで、下絵の線をゆっくりとなぞるように削ります。
すると、黒い部分が削られてカラフルな下地が見えてきます。
力もほとんど必要ありません。
下絵を全て削り終えたら、面の部分もお好みで削っていくと、さらにカラフルで美しい仕上がりになります。
細い線をなぞるだけというのが意外と難しく、下絵の線が残ってしまうこともありました。
しかし、少し離れて眺めるとほとんど気になりませんので、初心者でもキレイな仕上がりになります。
不器用な筆者でも楽しむことができました。
専用ペン&修正液セットも

また、ダイソーでは専用のペンも販売されています。
付属の木製ペンでも不足はありませんが、やや軸が細いため、長時間にぎっていると手が疲れてしまうことがあります。
この専用ペンを使うことで、この点が緩和されそうです。
金色の部分も金属ではありませんので、扱いはそれほど難しくはありません。
また、黒い方のペン先は心持ち太めで、下絵の線をうまく削るのにはこちらのほうがよいと思いました。
さらに、この商品には修正液まで付属しているので間違った部分を修正するのに便利です。
ハケ付きで、失敗した部分にさっと塗れる使いやすいアイテムです。

実際に、スクラッチアートの真ん中を「×印」に削り、

「×印」に削った部分を修正してみました。

乾くと、見た目はほぼ元のとおりになります。
こうしてやり直すことができるのでビギナーでも安心です。
スクラッチアートの感想
スクラッチアートとは、
・ 多少の削りカスが出る程度で、衣服や周囲を汚しにくく、初めやすい
・ 完成するとステキなアートになる
できあがったら額に入れて飾ってみると、それだけでステキなアート作品になります。
ダイソーにはプチプラでステキな額縁もそろっています。
筆者も試してみましたが、適度な難易度の作業に集中することでかえってリラックスできる気がしました。
「大人のぬり絵」と同じく、この集中できる度合いが人気の秘訣かもしれません。
100円で年齢問わず熱中できる高コスパな「スクラッチアート」
子どもだけではなく、大人も夢中になって挑戦することができました。
さらに、大創出版のSNSではコンテストも行われていて、タグをつけての投稿をおすすめしているようです。
ステキな作品ができたら、チャレンジされてみてはいかがでしょうか。
なお、情報は2020年4月現在のものであり、内容などが変更となっている場合があります。
また、店舗により取扱の内容は異なりますので、お求めの際には事前にご確認ください。(執筆者:新木 みのる)