子どもを育てるのには、洋服代や食費、習い事、入園、入学など、何かとお金がかかります。
将来の学費に備えるためにも、子どもが小さいうちはできるだけ育児にかかる費用を抑えていきたいものです。
小学生になり学校へ通い始めると、学力向上のために塾へ通う子もいますが、費用や送迎の負担を減らすために「家庭学習」を選ぶご家庭も増えつつあります。
しかし「家庭学習」も当然お金がかかります。
教材によっては、月に1万円以上かかることもあります。
子どもの学習費を抑えるために家庭学習を選ぶのなら、なるべくお金をかけずに勉強できた方が節約効果も高いです。
そこで今回は、子どもの家庭学習にかかる費用を抑える方法についてご紹介いたします。
家庭学習を始めている方も、これから検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
出費を抑えながら教材を用意する4つの方法

家庭学習を行うには、自分で教材を調達する必要があります。
家庭学習用の教材もたくさん販売されていますが、月々料金がかかるものが多く、月額料金も決して安くはありません。
ですが、工夫をすれば、お金をかけなくても学習教材を用意することが可能です。
1. 学校での配布プリントを利用
小学校でもらってくる学習プリントは、すでに問題を解いた後であっても、十分使える教材になります。
むしろ、プリントは、間違った問題や正解した問題が一目でわかるので、「子どもの苦手な部分」を洗い出すのにも最適です。
子どもの学力UPを目指すうえで大切なのは、「間違った問題をしっかり復習する」ということです。
学校から持ち帰ってくるプリントを使えば、すでに分かっているところを再度学習しなくて良いので、家庭学習の効率が良くなるメリットもあります。
持ち帰ったプリントは、家庭学習用の教材として使いやすいよう100均のポケットファイルなどに入れ、ひとまとめに保管しておきましょう。
2. 無料でダウンロードできる教材を活用する

インターネット上には、無料でダウンロードできる学習教材がたくさんあります。
こういった無料教材を活用すれば、教材費をゼロにすることも可能です。
無料の教材がダウンロードできるサイトはいくつかありますが、なかには、子どもに学習させたい項目だけをチョイスして、オリジナルの教材を作れるサイトもあります。
「本当に無料?」と驚くほど使い勝手が良いので、家庭学習費を抑えたい人に最適です。
3. フリマアプリで教材を安く入手する

フリマアプリには、子育て中のママも多く登録しています。
そのため、子育て関連のアイテムの出品数が多く、子ども服や小物類のほか、学習関連の商品も案外多いです。
学習教材も、定価で購入するよりはるかに低い値段で出品されているので、質の良い教材をお得に入手できます。
4. 本屋さんのドリルをコピーして使う

本屋さんにも、月齢や学年別の学習教材がたくさん販売されています。
こういった教材は、1冊600~1,000円程度で購入できるので、費用もそこまでかかりません。
ただし、1度本に記入してしまうと、同じ問題を2度、3度と解けなくなってしまうのが残念なところです。
そこで筆者は、本屋さんで買ってきたドリルを都度コピーして使っています。
自宅にコピー機さえあれば、印刷するのはものの数分なので、そこまで手間はかかりません。
コピーして使えば、覚えるまで何度でもドリルを使え、兄弟へも回せるのでかなり経済的です。
家庭学習費は工夫次第でゼロに近づく
家庭学習は、工夫次第で支出をほぼゼロにすることも難しくありません。
ネット上の無料教材を活用したり、学校から持ち帰ってくるプリントを使って手作りドリルを用意したりすれば、十分家庭学習として成り立ちます。
「子どもが小学生のうちが貯めどき」と言われる今、できるだけ出費を抑えて、将来の教育費に備えましょう。(執筆者:三木 千奈)