政府が国民1人当たり10万円を一律給付する「特別定額給付金」のオンライン申請が始まりました。
筆者の住んでいる市でも、受付が開始されたので早速申し込んでみました。
手続きの方法をご紹介します。
※オンライン申請の受付を開始しているかどうかは、各市区町村によって異なります。

目次
「特別定額給付金」のオンライン申請ができる人

特別定額給付金とは、政府が国民1人当たり10万円を一律給付する取り決めのことです。
受給申請できる方は「給付対象者の属する世帯の世帯主」なので、
※
番号だけ記載されている通知カードでは申請できません。
申請時に世帯全員の名前を入力し、世帯主の口座に全員分がまとめて振り込まれる仕組みです。
オンライン申請に必要なもの
・ マイナンバーカード
・ マイナンバーカード受取時に設定した暗証番号
・ 振込先口座の通帳またはカード
・ マイナポータルAPのインストール
オンライン申請の方法解説(PCの場合)
ここではPCを使った場合の方法をご説明します。
1.「マイナポータル」へアクセスする

2. 動作環境チェックをする

STEP1~3は自動でチェックされます。
STEP3「マイナポータルAPのインストール」にチェックが入っていない場合は、指示に従ってインストールします。
インターネットエクスプローラーやクロームなどのブラウザで利用可能です。
Windows
・ Microsoft Internet Explorer(バージョン11)
・ Microsoft Edge(バージョン40以降)
・ Google Chrome(バージョン61以降)
Macintosh
・ Safari(バージョン12以降)
・ Google Chrome(バージョン63以降)

筆者は、Google Chrome用マイナポータルAPをインストールしました。
「Chrome拡張機能の追加」を押して、chromeをいったん終了させて完了です。

インストールすると、PC画面の右上にアイコンが表示されました。

3. STEP4の内容を確認し、手動でチェックを入れる
元のページに戻り、マイナンバーカード、カードリーダーの有無を確認し、チェックを入れます。
署名用電子証明書の暗証番号とは、マイナンバーカードの6ケタの暗証番号のことです。
4. 自分の市町村を選択し、特別定額給付金の申請を選択する

5. 申請方法を確認する
「電子署名が必要」とありますが、後ほどマイナンバーカードの6ケタの暗証番号を入力することで行うことができます。

6. 必要事項を入力する
まず、メールアドレス、電話番号のいずれかを入力します。
次のページで、住所、生年月日など申請者の情報を入力します。
「マイナンバーカードを読み取り」をクリックし、ICカードリーダーをPCに接続し、マイナンバーカードをセットすれば、一部を自動で入力してくれます。

マイナンバーカードを差し込む向きは、カードリーダーごとに違うので確認してから利用してください。
ちなみに筆者のものは、裏側を上にして差し込みました。

「給付対象者」の欄に、世帯全員の名前、そして振込先口座を入力します。
7. 振込先口座の確認書類をアップロードする
振込先口座の
・ 口座番号
・ 口座名義人
が分かるように、キャッシュカートか通帳の写真をアップロードします。
振込先がネット銀行の場合は、画面の写しでかまいません。
8.「電子署名を付与する」をクリックし、署名用電子証明書の暗証番号を入力
「署名用電子証明書の暗証番号」とは、マイナンバーカードを作成した時に作った6ケタの暗証番号です。

6. の手順でICカードリーダーをPCに接続していない場合は、ここで接続し、マイナンバーカードをICカードリーダーにセットして入力します。
これで完了です。
YouTubeの公式動画でも確認できます。

スマホの場合も、「マイナポータルAP」アプリをインストールし、最後にマイナンバーカードを読み取る方法で同様に申請できます。

注意点
いつ振り込まれるかは、市町村によって異なります。
また、すべての市町村が対応しているわけではないので、自分の住んでいる市町村がオンライン申請を受け付けているかどうかは確認が必要です。
オンライン申請を受け付けている市町村は、近日中に総務省のホームページで確認できる予定です。

オンライン申請の手続きのメリットとデメリット
・市区町村から送られてくる申込書を待たずに手続きができる
・市区町村の準備が整い次第、すぐに振込手続きがしてもらえる
・マイナポータルAPのインストールや口座確認のための画像のアップロードなど、手間がかかる
「郵送による申請」もできる
各市区町村から送られてくる書類に記入して、本人確認書類と振込先口座の確認書類とともに郵送して申請する方法もあります。
筆者の住んでいる市では、5月中旬から申請書類の発送が始まるそうです。
複雑だけど、早くもらいたい方にはおすすめ
オンライン申請をやってみた感想は「面倒くさくて、ややこしい」というのが正直なところです。
本人確認をするためには、煩雑な手続きも仕方がないのかもしれませんが、難しいと感じる場合は、郵送申請ができるようになるまで待つという手もあるでしょう。
しかし、「できるだけ早く振り込んで欲しい!」という方には、可能ならオンライン申請をおすすめします。(執筆者:桐谷 春音)