育児疲れで体が限界のときや仕事でどうしても休めないときに「少しでもいいから子どもを預かってもらいたい」と思うことがあります。
子どもを預けるなら、できれば夫婦お互いの親に子どもを見てもらうのがよいのですが、わが家は核家族で頼る人がいません。
ベビーシッターの利用も検討したのですが料金の条件が合わずに見送りました。
そうした私たちが利用したサービスについて、対象年齢、実際に使った感想などを紹介していきます。
目次
一般的なベビーシッター代

子育て始めの頃、慣れない育児疲れが溜まってベビーシッターの利用料金を確認したことがあります。
1時間の利用料は安くても1,200円以上で平均は1,600円前後でした。
1,200~2,000 円(平均1,600円)
対象年齢:
0歳~小学校6年生まで
支払い:
時間 + オプション料金 + 手数料(10%~20%)+ 交通費
補足:
・ 家事代行も可能。
・ 元看護師や現役保育士も多く家庭教師もしてくれる。
そのため、例えば8~18時の計10時間依頼した場合のベビーシッター代は次のようになります。
交通費を除いてもベビーシッター代は約2万円になり、5時間でも1万円です。
せめて6時間はお願いしたかったのですが、シッターの交通費を合わせると軽く1万円以上が飛んでいくことを考えるとその気にはなれませんでした。
地域の子育てサポート
0歳から2歳の幼い子どもはよく熱を出します。
その度に有給を消費して会社を休んでいましたが、有給日数が底をつきかけていた頃に限界を感じてベビーシッター代が安いところを調べに調べまくりました。
すると、私の住んでいる地域には次のような子育てサポートがあることが分かったのです。
1. ファミリーサポートセンター(ファミサポ)
基本的に市区町村が運営していて料金設定も低めです。
依頼すると事前打ち合わせ後に利用できます。
地域により利用料金は異なりますが関東圏だと通常平均700円前後、早朝利用や土日祝利用は1,000円前後という設定が多く見られました。
ただし、子どもの病気時の支援や宿泊を伴う保育には対応していないところがほとんどです。
平日700円/時間
土日祝900円/時間
対象年齢:
0歳~小学校6年生まで
支払い:
(利用料金 × 依頼時間)+ 交通費
補足:
・ 活動時間はサポーターが家を出た時間から家へ戻るまでとする。
・ 援助活動中に発生した通信費や食費などは全て利用者負担とする。
・ 受診後なら支援可能。
2. 緊急サポートセンター

NPO法人が運営しているサポートで料金はファミサポと一般のベビーシッターの中間といったところです。
病児保育や病後児保育、宿泊を伴う保育にも対応しています。
関東圏での利用料金はほぼ次の通りでした。
1,000円/時間
宿泊1万円(18時~9時まで食事有)
対象年齢:
0歳~小学校6年生まで
支払い:
(利用料金 × 依頼時間)+ 交通費
補足:
・ 活動時間はサポーターが家を出た時間から家へ戻るまでとする。
・ 援助活動中に発生した通信費や食費などは全て利用者負担とする。
3. 一時保育
保育園が預かってくれるため保育士が面倒をみてくれ安心感があります。
ファミサポや緊急サポートセンターとは異なり、昼食の用意もあり格安で栄養バランスが取れているためお弁当を作る手間もありません。
年齢により3歳未満と3歳以上では時間200円程変わることが多い傾向がありました。
ただし、保育園での保育なので病児保育は対象外で小学生以上の保育にも対応していません。
また、1つの保育園への利用定員が決まっている地域もあります。
500円~800円/時間
2,500~4,000円(8:30~16:30)
対象年齢:
1歳~小学校就学前
支払い:
(利用料金 × 依頼時間)または1日分の固定料金
補足:
・ 昼食代 300円 + おやつ代 100円 で用意してくれるところが多い
・ 16:30迄の保育が多く、それ以降は要相談
実際に「緊急サポートセンター」を利用した感想
子どもの発熱で会社を休むことが多いわが家では、緊急サポートセンターを利用できると知って即登録しました。
基本的には緊急サポートセンターでも病院の受診後ではないと預かってもらえません。
子どもの体調が良くならず、夫婦絶対に翌日休めない状況の場合には緊急サポートセンターを予約します。
こちらのセンターでは初回は子どもの生活状況や発達状況、病歴などを細かく確認してくれますので予約時の提出情報は多めです。
2回目以降は変更箇所のみの連絡になるので、少なく済むようになっています。
前夜や当日朝の予約が多いのですが、今のところ運よく断られたことはありません。
でした。
センターの人が家から近い場所のサポーターを探してくれるので非常に助かります。
また、保育後はサポーターが1日のレポートも詳細に作成してくれるため、子どもの状況もわかり安心でした。
地域の子育てサポートをフル活用

一般的なベビーシッターは料金が少し高い分家事代行も行ってくれサポート範囲は広くなっています。
ただ、病児・病後保育や育児リフレッシュなど「子どもを預かってほしい」だけなら地域の子育てサポートの利用がオススメです。
地域で利用できるサポートのほとんどを市区町村のホームページから確認できます。
うまく利用して安く困難を乗り越えていきましょう。(執筆者:神春 廣)