新型コロナウイルスにより経済が停滞し、相次ぐ業績不振や失業、就職難のニュースに不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
今後どうなるか分からない未来のために、できることから少しずつ行動し始める必要があります。
今回は特に、自宅にいる主婦が手軽に始められる「今やっておきたいこと」を紹介します。

目次
1. 家計の収支を再確認し、ライフプランの立て直しを
定期的に確認しているという方も多いかもしれませんが、外出自粛や休校、テレワークの推進によって大きくお金の動きが変わった今、もう1度再確認する事が重要です。
不必要に多い支出項目がないか確認し、削減するべきだと感じた所はこれを機に家族で話し合うと良いでしょう。
家計の収支を再確認した上で、10年、20年先の未来を見据えたライフプランの立て直しを計ります。
という場合には、これを機に
・ 自分でキャッシュフロー表を作ってみる
ことをおすすめします。
未来のどこかの時点でお金が足りなくなる場合、気づくのが遅ければ遅いほど、挽回が難しいです。
見直しは「収入」を重点に
既にライフプランを立てた事がある場合、具体的にどの部分を見直せば良いかと言うと、
経済の先行きが不透明な今、
勤め先の会社の業績が下がるなどした場合に
最も影響を受けやすいのが給料の部分です。
今までは年間2%あがる計算でライフプランを立てていたとしたら、年間1.5%にしてみるなど、少し期待度を低く見積もって計算し直してみます。
一方教育費や住居費などの支出についてはそこまで増減がないと考えられるので、給料が下がった場合に「予定していた教育費や生活費を賄えるかどうか」を確認してみます。
その結果、お金が足りなくなりそうであれば
・ 妻の職場復帰
・ 転職
・ マイホームのグレードを下げる
など、何らかの対策が必要になってきます。
今すぐに何かを始めなくても、実際に給料が下がったり、増えにくくなってきた時に

2. 今できることで収入を増やす
何らかの事情で仕事復帰が難しい主婦など、家にいる時間が長い場合も、
テレワークが浸透してきている今、
家でできる仕事も増えてきています。
多数あるクラウドソーシングサイト
ランサーズ、クラウドワークス、サグーワークスといったサイトを通して、webライティングなどの仕事を受けることもできます。
など、さまざまな媒体がそろっています。
フリマアプリのメルカリやラクマも手軽に始められます。
外出もOKであれば子供の送り迎えや預かり保育を行う「Asmama(アズママ)」といったサービスもあります。

これらの仕事の良い所は、子供が突然体調を壊したりして働けない時でも、
自分の好きに時間をやりくりできるところです。
すぐにフルタイムワークやパートを増やすのが難しい場合には、こういった気軽に始められる仕事を始めてみるのがおすすめです。
3. お小遣いの範囲内でできる投資を始める
今こそ始めたいのが「お金を増やす」ための行動です。
という方でも、今、少しずつ始めておく事をおすすめします。
月に数千円など、主婦のお小遣いの範囲内でも十分に始められます。
初心者におすすめの投資信託
投資にはいろいろな制度や商品がありますが、初めてであれば
というのがベストだと筆者は考えています。
バランス型投信のなかでも「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」が特にコストが低くておすすめです。
最初の設定さえしてしまえば、あとはとにかく何も考えずにほったらかすだけなのでほとんど負担もありません。
下手に株や外貨に手を出すよりも、リスクを低くしたいのであればこの方法が1番おすすめです。
この機会にぜひ検討してみてください。
具体的に試算し、必要な行動をとれば不安解消
将来に不安を感じるときは、不安の正体を知り、何らかの行動を取る事で解決できます。
今回の場合で言うと、不安の正体は「将来の家計収支」、取るべき行動は「収入アップ」と「お金を増やすこと」です。
じっとしていると心配になってしまうという方はぜひ、今回ご紹介した3つの行動をとってみてください。(執筆者:AFP 島村 妃奈)