お金を貯めたいとき、食費は最も取り組みやすい節約項目です。
しかし1番身近である一方で、健康的な食生活をしつつ食品ロスをださず食べきるとなると、ちょうどよい金額をみつけることが難しい家計費でもあります。
食費を減らしたいと考えている方へ、筆者の体験をもとに簡単に取り組みやすい節約方法をご紹介します。

目次
食費の予算から見える問題点
例えば予算が月4万円で週に1回買い物にいくなら1回1万円というように、月額を均等に割って計画する方がほとんどだと思います。
筆者もこの方法を長らくおこなってきましたが、お値打ちな価格で販売されている野菜やお肉は小分けサイズよりも1玉やビッグサイズであることが多く、家族が少ないと1週間ではなかなか食べきれません。
予算を等分に割り当てたまま同じ調子で次の買い物に出かけると、せっかくお得に買った食材も新しく買ったものに紛れてしまい腐らせてしまうことが度々でした。
1. メリハリ型予算で食材ロスを減らす
そこでトライしたのは、予算に強弱をつける方法です。
予算月4万円、週4回買い物に出かけるとして、1回目と3回目は1万3,000円に、2回目と4回目は7,000円に設定します。
予算にメリハリをつけ、月2回は使える金額が少ないことを自覚しておくと在庫を意識しやすくなり、大きなサイズを購入しても捨てずにすむ工夫を考えるようになりました。
食品を食べきることを重視するなら、買い物の間隔をあける方法もありますが、牛乳や卵など毎日必要な食材は足りなくなってしまうものがどうしてもでてしまいますし長く自宅で保存するとなると、賞味期限も気になります。
さらに、新鮮な商品やお刺身など生ものを食べるチャンスが減ることもデメリットです。
メリハリ型の予算設定にすることで、賞味期限が早い生ものも食べることができるうえ、週半ばに食材が切れて困ることも減りました。
2. 買い物はメイン食材からはじめる

スーパーでは、出入口に近いところから果物や野菜が陳列され、魚・肉類と続いていることがほとんどだと思います。
この順に沿って買い物をしていくと、お肉や魚を購入する時には当然ながら予算の残額は減っていますから、安い商品を探さなければならないことが少なからずありました。
お肉で低価格の商品をみつけることは野菜より単価は高いので効率的ではありますが、鶏むね肉や小間切れなど対象となる商品が偏りがちになってしまい、注意しないとワンパターンな献立になりかねません。
予算に余裕のある買い物の最初にメインを決めることで、いろいろなメニューが浮かびやすくなりますし、必要な野菜や調味料が理解できますから、余計な物を買わずにすみます。
3. レジに行く前にかごを見直す
献立を決めずに出かける場合は特に、買い進めるにしたがって食事の内容が決まっていきます。
そのため、買い物の初めにかごに入れていたものも、最終的にはいらなかったということはあり得る話です。
レジに並ぶ前には予算金額と買い物したかごの中身の概算から、次の買い物までに本当に必要な物か買いすぎていないのか、チェックすることを習慣にしてみてください。
どうしても予算オーバーしやすいなら、必ず1個は元に戻すことに決めるのも1つの節約術です。
チリツモで節約をしよう
今回お伝えしたことは、お金がかかるわけでもなく、簡単に自分ですぐにできることです。
簡単にできるチリツモは、意外と効果的です。ぜひお試しください。(執筆者:吉田 りょう)