筆者にとって「赤い〇〇」といえば、「赤い彗星シャア」、「赤いきつね」でしたが、今後はこれらに、「赤いSuica」が加わることでしょう。
赤いSuicaとは、「楽天ペイ内で発行できるSuica」ですが、今回はこれについて徹底解説します。
目次
楽天ペイアプリ内でSuicaの発行・チャージ・支払いが可能に
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2020年5月25日より、楽天ペイアプリ内でJR東日本の交通系IC「Suica」の機能を利用できるようになりました。
これによって、楽天ペイアプリ内でSuicaの新規発行・チャージ・支払いができるようになります。
Suicaを発行する
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まずは以下の流れで、楽天ペイアプリ内でSuicaを新規発行してください。
1.楽天ペイアプリにログイン
2.電話番号を入力してSMSを送信
3.支払い元を設定して登録
4.アプリ右上の「Suicaペンギン」アイコンをタップ
5.「Suicaを新規発行する」ボタンをタップ
6.利用規約に同意
7.モバイルSuica会員登録に必要な情報を入力
8.Suicaの設定完了
今「モバイルSuica」を利用している人も、それをそのまま楽天ペイアプリに連携登録ができます。
モバイルSuicaアプリの情報は消えませんので、使い分けも可能です。
Suicaにチャージする
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券売機に足を運ばなくても、楽天ペイアプリ内でSuicaにチャージできます。
チャージ可能なクレジットカードは、楽天カード(Visa/Mastercard/JCB/American Express)です。
楽天カードの還元率は1%(100円→1ポイント)ですが、楽天ペイアプリ内でSuicaチャージをする際には、0.5%(200円 → 1ポイント)になります。
1回のチャージ金額は1,000円以上(1円単位)、チャージ上限は携帯情報端末内の残額2万円です。
将来的には、「楽天スーパーポイント → Suica」のチャージも可能になるようで、楽天スーパーポイントの使い道が広がります。
Suicaで支払う
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楽天ペイのSuicaは、交通系ICのマークがある鉄道・バス・お店で、Suicaと同様に使えます。
いちいちアプリを起動する手間もなく、読取機にかざして「ピピッ」と鳴ればOKです。
au PAYの加盟店も利用可能なものの、楽天ペイの加盟店は決して多くありません。
そこに交通系ICの加盟店が加わるのですから、使える場所が一気に増えます。
他のスマホ決済では、一部を除いて鉄道・バスでの利用ができませんが、交通系ICに対応する交通機関で利用できる楽天ペイは、他のスマホ決済に対して大きなアドバンテージです。
楽天ペイのSuicaはこんなこともできる
楽天ペイアプリ内でSuicaの新規発行・チャージ・支払いについて、基本的なことを紹介しました。
それ以外にも、楽天ペイのSuicaではこんなこともできます。
JRE POINTも貯まる
楽天ペイのSuicaに楽天カードでチャージをすると、楽天スーパーポイントが貯まります。
それとは別に、Suicaで鉄道利用したり、一部店舗でお買物したりすると、JRE POINTが貯まるのです(JRE POINT WEBサイトでの登録が必要)。
ポイント二重取りも夢ではありません。
JRE POINTからのチャージが可能
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「楽天スーパーポイント → Suica」のチャージは現時点でできませんが、「JRE POINT → Suica」のチャージは可能です。
その際、JRE POINT WEBでのSuicaチャージ申込、モバイルSuicaアプリにてのSuicaチャージの受取が必要になります。
iPhoneからチャージしてポイントをGETできる
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後ほど説明しますが、iPhone・Apple WatchといったiOS端末の楽天ペイアプリから、Suicaは利用できません。
ただし、以下の手順を踏めば、iPhoneでもSuicaチャージで0.5%分のポイントを貯められます。
1.楽天ペイアプリからキャンペーンページでキャンペーンにエントリー
2.「モバイルSuicaアプリ」または「Apple Pay」のSuicaに楽天カードからチャージ
ポイントを貯めるには、毎月キャンペーンへのエントリーが必要です。
楽天ペイのSuicaの注意点
楽天ペイのSuicaはモバイルSuica・他の交通系ICとの兼ね合いで、注意すべき点があります。
おサイフケータイ対応のAndroid端末のみ
現時点で、対応端末は「おサイフケータイ対応のAndroid端末」(Android6.0以上)のみです。
iPhoneには対応していないため、iPhoneの楽天ペイアプリからSuicaの利用はできません(キャンペーン参加でチャージは可能)。
当日分のSuica電子マネー利用履歴がすぐには反映されない
楽天ペイのSuicaを買物で利用しても、当日中は利用履歴が反映されません。
反映されるのは翌日午前5時以降ですので、正確な残高の把握ができません。
モバイルSuicaアプリならば、すぐに残高が反映されます。
「モバイルPASMO」との併用の可否は機種による
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スマホで交通機関が利用できるものとして、他に「モバイルPASMO」がありますが、スマホの機種によって以下のように分類されます。
・モバイルPASMO・モバイルSuica両方1枚ずつ発行可能
・モバイルPASMO・モバイルSuicaどちらか1枚のみ発行可能
・モバイルSuicaのみ対応
「モバイルPASMO・モバイルSuicaどちらか1枚のみ発行可能」な機種が、厄介です。
先にモバイルPASMOを利用していて、後からSuicaの発行をしようとしてもできません。
モバイルPASMOを引き続き利用するか、モバイルPASMOを退会した上でSuicaを新規登録してください。
「モバイルSuicaアプリ」が別途必要な機能がある
Suicaの基本的な機能は使える楽天ペイのSuicaですが、以下の機能を利用するにはモバイルSuicaアプリを別途インストールして、会員登録しなければなりません。
・端末の機種変更に伴うSuicaの移行
・端末の故障・紛失時の再発行
・楽天カード以外のカードでのチャージ
・モバイルSuica定期券の購入
・モバイルSuicaグリーン券の購入
・「エクスプレス予約」の利用
クレジットカードの事前登録が必要な機能が多いです。
Suicaの定期券(新規・継続のどちらも)は、楽天ペイアプリから購入できませんので、モバイルSuicaアプリを使って購入しましょう。
楽天カード会員にはおすすめ。楽天スーパーポイントからのチャージに期待
楽天ペイアプリから、Suicaを発行できるようになりました。
楽天ペイのSuicaへのチャージには楽天カードのみ対応しており、0.5%分のポイントが貯まります。
ただし、楽天カード会員以外は「モバイルSuicaアプリ」で十分事足りるでしょう。
楽天カード会員は、今後予定されているポイントからのチャージに期待したいところです。(執筆者:角野 達仁)
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