夏が近づくにつれて、汗をかきやすい子供の服は必要枚数が増えていきます。
4歳の娘は
「ワンピースじゃないと嫌だっ!」
と好みが出てきて服を買うのもひと苦労になりました。
安い服でも枚数をそろえると少なからず財布にダメージがありますし、大人と似た服では値が張ります。
そこで私が挑戦してよかった、お財布にも優しい大人服のリメイクを紹介します。
春から夏にかけて作るのがおすすめですので、ぜひ試してみてください。

目次
大人服は布面積が大きい
大人服を破れや汚れ、サイズアウトで捨ててしまうのは待ってください。
大人服は布の面積が大きいため、汚れや破れた箇所を避けて子供服を作れる場合が多いのです。
サイズアウトしてもお気に入りの服は捨てづらいものです。
タンスの肥やしになっていた服をよみがえらせることができるリメイクはまさに「一石二鳥」と言えます。
リメイク初心者が作業前に心得ること
私のようなリメイク初心者が最初に思うのは「リメイクに失敗したらどうしよう」ということです。
最初は、本当に捨てても問題ない服でトライしてみるのがよいと思います。
一度でも服の形をうまく作れると自己肯定感も上がり、同じ形の服作りが上達していきます。
市販服レベルのクオリティは求めず、最終的に子供が着られる形になり、洗濯できれば良しとして作ると気も楽です。
まずは最初の1着を勇気を出して作ってみてください。
初心者に最初に必要なのは「作る勇気」だけです。
「ユニクロ大人Tシャツでペプラム風ワンピース」の作り方
リメイクの型紙は不要で、既存の子供服を使って線を取っていきます。
ほつれ止めをしたい場合には、必要に応じてジグザグ縫いすることをおすすめします。
(1) ユニクロ大人Tシャツを裏返して子供服を重ね、赤線のように袖部分をマークします。
(2) 2~3cm程縫い代を取り、袖を黒線に沿って両方切り落とします。
(3) 身幅を決めるため子供服を重ねて脇部分に青点をマークします。
(4) 青点から縦(1)、脇カーブ部分から縦(2)の2か所を切ります。
(5) 脇部分をほつれ止めのため2つ折りにして縫います。
(6) 胴部分と脇部分を合わせると布がたるむため右側・左側に倒しオレンジ線部分を縫います。
※注意部分※
・ほつれ止めを行う場合は事前にジグザグ縫いをしておきます。
・丸部分の写真のように上下を数ミリ摘み上げて縫います。
(7) 脇部分は返し縫合わせて2~3往復縫い補強してでき上がりです。
ユニクロTシャツのレディースSサイズだと、120サイズを着る子供の太もも真ん中より少し上あたりの丈になります。
着丈を長くしたい場合には、大きめのTシャツで作るのがよいと言えます。
裁縫素人が考えた作り方ですので、裁縫が得意な方が見るとびっくりしてしまうかもしれません。
個人でリメイクを楽しんでいただければと思います。
春や夏にリメイクがおすすめな理由

私が春から夏にかけてリメイクを推す訳は服の作りやすさにあります。
メリットは次の通りです。
・ 縫う生地が薄くて済むために扱いやすく、重ね縫いしてもミシンの針が折れることがほとんどない。
・ Tシャツは切ってもほつれにくい生地が多く、ほつれ止めが不要な場合もある。
早々にミシンの針が折れることはないかと思いますが、厚い布の途中でミシンが止まってしまうことや針が折れたらと考えると震えてしまいます。
いろいろなリスクを回避するのであれば、薄い生地を利用する春や夏服のリメイクがベストです。
お財布にも主婦にも優しいリメイク
ペプラム風ワンピースへのリメイクは慣れると30分かからずに作業できるようになるので、タダで子供服を増やせます。
リメイクで作り上げたワンピースは娘も気に入ってくれてひと安心でした。
気に入った服はヘビロテするのですぐにダメにしてしまう娘ですが、リメイクの服であればむしろ積極的に着て欲しいと思っています。
親子でリンクコーデを楽しみたい方にもおすすめなので、ぜひチャレンジしてください。(執筆者:神春 廣)