個人投資家の夫は、普段の生活でも「投資家マインド」です。
その思考や行動は、投資を専業にしていなくても、お金の使い方のスキルを上げる点で役立ちそうです。

目次
出費に対して「投資」という考え方で判断する
支出を「投資」と考えています。
お金を使うときに、
と自問すると、無駄な支出を防ぐことができます。
また、「投資」なので、リターンやリスクも考慮します。
例えば、運動器具が欲しいと思ったとき、将来の健康というリターンもありますが、使わなくなったときのリスクも考慮して検討します。
「費用対効果」を常に意識している
筆者は、出費に対して
「そもそもこれくらいはかかるものだ」
と妥協したり、深く考えずに支払いをしたりしがちです。
しかし夫は、常に費用対効果を考えて「それを払うだけの価値があるのか」考えている、という違いがあります。
例として子どもの習い事は「投資」ともいえますが、親の満足だけの場合があることを指摘されます。
子どものやる気、身についているか、など冷静に判断し、習い事を減らしました。
家電類はもちろん、たとえ100円ショップのグッズだとしてもでも
「この金額に見合うものなのか」
を考えて購入を決めています。
身の丈にあった生活をする
必要以上にものを購入しないように心掛けています。
わが家では車は、軽自動車に乗っています。
夫は車好きですが、自分たちの生活圏を考えれば軽自動車でじゅうぶんと判断しました。
N-BOXなどのスーパーハイトワゴンタイプなら十分な広さが確保でき、かつ税金や車検などの維持費が抑えられます。
また、「ローンは借金。ローンを組んで金利を払うのはもったいない」と、必要金額を貯めてから購入しています。
情報を集めるが、情報が全てではないこともわきまえる

多くの情報があふれている中で、取捨選択していくことは大切です。
例えば、買い物する場合は、ネットの口コミサイトなどのレビューは参考にしますが、全てをその通りだとは思いません。
なぜなら、「悪い印象をもつ人しか書き込まない。満足した人はあえて書き込まないから」です。
確かに、購入したものについて印象が悪ければ、書き込んでみたくなりますし、特に問題がない製品ならそのまま使うことが多いのではないでしょうか。
情報をすべてうのみにするのではなく、バランスのとれた判断力が必要です。
使うべきものや人には、お金をケチらず使う
ただ単にケチだというわけではありません。
必要と判断したものや人付き合いに対しては使います。
例として、仕事用のPCは十分なスペック、かつできる限り最新のものを買うようにしています。
安いからと中古pcを買うと、容量が足りなくなる、サポートが受けられなくなる、アップデートなどで使うソフトが対応しなくなる、などの可能性があります。
さらに「プレゼントしたい」と考えた時は相手が喜ぶものをケチらずにプレゼントします。
人とのつながりは、人生の財産になります。
お金の使い方のスキルをあげよう
夫の行動は「そこまでストイックにならなくても…」と思うことも多いのですが、やはり思考パターンの違いが重要なのかなと感じます。
投資家ではなくても、思考を真似れば、お金を賢く使う体質になれそうです。(執筆者:桐谷 春音)