せっかくお下がりをもらったのに、「サイズが大きい」もしくは、「小さかった」ということがありませんか。
今回は、サイズが合わない洋服の調整に使えるアイデアやグッズをご紹介します。
お手持ちの服がサイズアップしたときにも活用していただけると幸いです。
目次
サイズ調整に使えるお役立ちグッズ
子供の服はすぐにサイズアウトしてしまうもの。
サイズアウト後、少しでも長く着れるサイズ調整グッズをご紹介します。
ミニノビル

まず最初に、サイズ調整に役立つ「ミニノビル」という製品をご紹介します。
・ ウエストサイズを約4cm伸ばすパーツ(605円)
穴にボタンを通すだけで、できあがりです。
ウエストが約4cm伸びました。

パーツはシリコン製でで伸びるため、ボタンを楽に通せます。
今回のボタンは直径は約1.5cmのものです。
ファスナーが上まで閉まらない場合は、長めのトップスで隠したほうがよさそうです。
前カン用も販売されており、こちらもスカートやズボンのフックなどにひっかけるだけで、ウエストを伸ばせます。
ボタンホールゴム

ボタンホールゴムは、サイズ調整ができるウエストゴムです。
子供服のジーンズなどでよく見かける、ウエスト用のゴムにボタン穴があいたバージョンです。
お下がりでもらったパンツのゴムが劣化していた、大きすぎるウエストを縮めたいなどという場合に使えます。
メルカリなどで1m400円くらいから売っている場合もあるので、チェックするのもおすすめです。
使用例は画像を掲載いたしますので、参考にしてください。

服はリメイクで着続けられる
つづいて、サイズアウトの服を別のものに生まれ変わらせるリメイクアイディアをご紹介します。
Tシャツ編
Tシャツが小さい場合に試せる方法です。
お手持ちの服が小さくなった時にも活用できるでしょう。
縫う必要があるので少し手間がかかりますが、かわいらしい仕上がりになるのでチャレンジしていただけたらと思います。
1. Tシャツをカーディガンにする方法
Tシャツの前身頃を、真ん中で切って、カーディガン風にリメイクすれば、羽織ものとして活躍してくれます。

【作り方】
1. Tシャツの前身頃を真ん中で切る。

2. 切ったところを3つ折りにして、もしくは端の処理をして、4つ折りにして縫って完成です。
スナップボタンを縫いつけると、前を留められます。

スナップボタンは100均でも購入できます。
2. 身幅を横に伸ばす方法
別布をはさむことで、身幅を横に伸ばせます。
【準備するもの】
・ Tシャツに合わせる布(前後用に2枚、長さ:Tシャツの長さ+縫い代6cm 幅:伸ばしたい長さ+縫い代2cm)
・ 縫い糸(伸縮性があるニット用のミシン糸がよい)
【作り方】
1. Tシャツを、前身頃と後ろ身頃とも真ん中で切ります。
2. 合わせる布の上下の布端3cmずつを、それぞれ3つ折りにして縫います。
3. 1と2を縫い合わせていきます。この時、Tシャツは伸縮性があるので、引っ張りすぎないように縫います。

4. 表に返して、赤い線のカ所にもミシンをかけると落ち着きます。

5. 後ろも同様に縫って、完成。横幅が広がりました。

Tシャツと中の布の裾は、あえて違う長さにして、重ね着感を出してみました。
合わせる布は、不要になった服やバンダナなどでもOKです。
ズボンやスカート編
子ども服では、ウエストは入るのですが丈が短いなんてこともよくあります。
そこでショートパンツやスカートに、別布やレースを縫いたすアイデアをご紹介します。
レースを縫い付ける

数cmだけ丈を伸ばしたい場合は、市販の幅が広めのレースを買ってきて縫い付けます。
端の処理もいりませんし、上部にゴムの入っているタイプならフリルのようになって可愛らしさアップです。
布を縫い付ける
丈を長めに伸ばしたい場合は、布を縫い付けます。
余り布や、不要になった洋服を切り取った生地でもいいです。。
ズボンの裾にも布を縫い足すことで長さを伸ばせます。
少しの工夫で、子ども服の寿命を伸ばるので、ぜひチャレンジしてみてください。(執筆者:桐谷 春音)