節約上手な人は、無駄のないシンプルな暮らしが習慣になっています。
節約上手&貯め上手になるために、無駄を省いたシンプルな暮らしを意識してみましょう。
今回は、「無駄を生み出す3つの原因」とそれぞれの対策について解説します。
無駄に心当たりがある人は、できることから無駄をなくす取り組みを始めましょう。
目次
無駄を生み出す3つの原因

買った瞬間にはとてもよい買い物ができたと満足したはずなのに、日にちがたってみると無駄になっていることに気付く物はないでしょうか。
自分がどのような無駄を生み出しているのかをかえりみることで、今後のお金の使い方によい変化が生まれます。
特に、「食品」、「日用品」、「衣類」、「サービス」は無駄を生み出しやすいため、購入時に使っている姿や利用している自分がイメージできるかどうかを冷静に考える時間が必要です。
原因1. 食品ロス
「食べたい」、「使いたい」と思って購入したはずの食品なのに、「うっかり使い忘れて腐らせてしまった」という経験がある人は多いのではないでしょうか。
日本における食品ロスは、1人あたり1日お茶碗1杯分と言われています。
食品ロスは、
「買いすぎ」
「詰め込みすぎ」
「作りすぎ」
が主な原因です。
安く買った食材も食べることなく廃棄すれば、お金を捨てているようなものです。
以下の対策で、食品ロスによる無駄と「もったいない」を防ぎましょう。
対策
・ 献立&買い物メモの作成で必要量を知る
・ 献立&買い物メモの作成が面倒なら、買い物前に冷蔵庫内の写真を撮っておく
・ 保存袋や保存容器で食材を見やすく管理する
・ アプリを使って食材の使い忘れや期限切れを防ぐ
筆者の場合、上記の対策をとっていても「いただきもの」を食べきれないことがあります。
「いただきもの」の食品ロスを避けるためには、食べきれるかどうかを早めに判断して、「冷凍」、「おすそ分け」などで食べきるようにすることがポイントです。
原因2. 使わない物・着ない服
なんとなく買った雑貨や日用品は、使い勝手が悪かったりサイズが合わなかったりして、使わずにお蔵入りとなってしまう場合があります。
また、お店で気に入って買った服であるにも拘らず、後になって「似た服が何着もある」、「合わせにくい」と感じる失敗もよくあります。
「使わない・着ない」という失敗は、衝動買いに多いパターンです。
以下の対策で、お蔵入りを防いで無駄をなくしましょう。
対策
・ 購入前に買いたいものが本当に必要かどうか考える時間を作る
・ 使う場所や着ていく場所があるか考える
・ 使いやすさやお手入れのしやすさも考えて選ぶ
・ お蔵入りになりそうなアイテムはフリマアプリで手放す
筆者は、「持っている服の把握」、「手持ちの服との相性チェック」のために、コーディネートアプリ「XZ(クローゼット」を利用しています。
ついつい服を買いすぎてしまう人や被服費の節約をしたい人にもおすすめです。

原因3. 手間がかかるのにメリットが薄いこと
「頑張ったのに得られるメリットやお得は少しだけ」と感じる節約は、長続きしないケースがほとんどです。
たとえば、10円安く買うために遠くのスーパーまではしごしたり、家計簿と残金がぴったり合うまで計算を続けたり、節約のためにやっていることが時間の無駄ということもあります。
以下の対策で、メリットが薄い手間を省いて、ストレスが溜まらない節約を心がけましょう。
対策
・ 手間とメリットのバランスを考えて、割に合わなければやめる
・ 空いた時間で効率の良い節約を始める(固定費の見直しや不要なサービスの解約など)
無駄を省くことが節約体質になる近道
日常に潜む無駄をそのままにして節約を続けても、また新たな無駄を生んでしまいます。
これでは、せっかくの節約をしても十分な効果は得られません。
効率良く節約をするためには、まずは身の回りの無駄と向き合うことが大切です。
ついやってしまう無駄を省いて、ストレスなく続けられる節約ライフを目指しましょう。(執筆者:成田 ミキ)