筆者は、最強のキャッシュレス決済は「Suica」だと思っています。
ところが、そのSuicaにPCからチャージできる「Suicaインターネットサービス」が9月22日に終了となるのです。
この記事では、終了されるサービスについて説明するとともに代替候補を考えたいと思います。
目次
「Suicaインターネットサービス」とは

「Suicaインターネットサービス」とは、手持ちのSuicaカードを使って、自宅でチャージできたりネットショッピングをできるサービスです。
このサービスを利用するには、パソコンと「FeliCaポート/パソリ」が必要です。
筆者も手持ちの「ビックカメラSuicaカード」を使って自宅でSuicaにチャージしていました。
このサービスを使ってビックカメラSuicaカードのSuicaにチャージしても、もちろん1.5%分のJREポイントが還元されます。
PCとパソリを持参すれば、旅先でもSuicaにチャージできるのです。
9月22日にSuicaインターネットサービスが終了

ところが、最近は利用者が少なくなっていて、いつ終了してもおかしくない状態でした。
そしてとうとう、2020年9月22日にSuicaインターネットサービスの大半が終了となるのです。
チャージはもちろん、Suicaやクレジットカードの新規登録、サービスの新規登録もできなくなります。
2021年2月9日まで利用可能なのは、利用履歴の閲覧や利用者情報の変更・削除くらいのものです。
Suicaインターネットサービスの代替候補
しかし、筆者もいつまでも落ち込んではいられません。
終了するSuicaインターネットサービスの代わりとなるいくつかの候補を紹介しましょう。
1. モバイルSuica

代替候補の最有力は、モバイルSuicaです。
Suicaインターネットサービスの利用者が減っているのも、モバイルSuicaの影響が大きいと思われます。
スマホがあればいつでもどこからでもチャージでき、PCやFeliCaポート/パソリは必要ありません。
「Apple Pay Suica」や「Google Pay Suica」、「楽天ペイ Suica」など幅広くラインアップされています。
加えて、モバイルSuicaで鉄道利用するとポイント還元率が高まるなどといったお得もいっぱいです。
ただし、モバイルSuicaを利用するには、おサイフケータイに対応しているスマホである必要があります。
筆者の格安スマホにはおサイフケータイ機能は搭載されておらず、スマホを買い替えない限りは利用できません。
2. 券売機・コンビニのレジなど

鉄道の券売機やコンビニのレジなどでもSuicaへのチャージができます。
JR東日本の券売機だけではなく、JR他社や私鉄の券売機、主要コンビニやドラッグストアのレジ、セブン銀行ATMでもチャージ可能です。
チャージ可能な場所が多いので非常に便利ですが、これらの場所でチャージしても基本的にJREポイントが貯まらず、お得にはなりません。
どうしても他にチャージの方法がない時に使いたいと思います。
多機能券売機を使えば、ビューカードからSuicaへのクレジットチャージ、ポイントチャージができますが、筆者の家から多機能券売機はちょっと遠いです。
3. オートチャージ

チャージの手間をなくすなら「オートチャージ」も候補です。
Suicaの残額が設定金額以下になると改札にタッチするだけで自動的に設定金額がチャージされます。
チャージをするかどうかの判定する金額、自動でチャージされる金額の両方とも、1,000円~1万円(1,000円単位)の間で設定できます。
筆者の場合には問題ありませんが、オートチャージの決済用クレジットカードとして利用できるのはビューカードのみです。
また、オートチャージが実行される改札は、首都圏Suica・PASMOエリア、仙台エリア(仙台市地下鉄のicscaエリアを除く)、新潟エリアのみです。
それ以外のエリアの鉄道改札やショッピング利用時にはオートチャージ機能は働きません。
対象エリア内でも、新幹線の自動改札機、私鉄とJRの乗換改札機、一部の簡易Suica改札機、バスなどでもオートチャージは不可です。
4. JR東日本のATM「ビューアルッテ」

JR東日本のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)からも、Suicaへとチャージできます。
セブン銀行ATMと異なるのは、
・ クレジットチャージでポイントが貯まる
の2点です。
Suicaへのクレジットチャージのみならず、JREポイントを使ったチャージ、Suica残高の払い戻しなど非常に多機能です。
ただし、ほぼJR東日本の駅(しかも大きめの駅)にしかなく、JR東日本のエリア外では名古屋・博多・北海道くらいにしかありません。
自分に合ったSuicaチャージ方法を選ぶ
2020年9月22日をもって、Suicaインターネットサービスが終了します。
4つの代替候補が挙げられますが、次のようなメリット・デメリットがあります。

モバイルSuicaがベストなのは分かりますが、筆者はおサイフケータイ搭載のスマホを持っていないためにこれは断念です。
多機能券売機・ビューアルッテがありますので、これをメインにしてオートチャージの額を上げてサブとします。
もちろん、これは筆者の個人的な見解ですので人によって状況が異なることでしょう。
自分に合ったSuicaチャージ方法を選んでください。(執筆者:角野 達仁)