ネクタイは、長く着用していると、くたびれたり好みが変わったりして使わなくなることがあります。
そのまま捨てるのももったいないです。
今回は不要になったネクタイを子供用ネクタイなどにリメイクする方法をご紹介します。

目次
子供用ネクタイにリメイク
今回ご紹介する子供用ネクタイは、ゴムを使用し、頭から被って着用するタイプです。
本格的にリメイクとなると手間がかかるので、あくまで簡単に、裁縫初心者の方でも取り組みやすいものという点を重視したものとなっています。
幼児用ネクタイのリメイクの仕方
幼児用ネクタイは長さ 27cm前後のものが多いようですが、実際に手持ちのシャツなどに合わせて決めるとよいでしょう。
特に小さなお子さんだと、かがんで遊ぶときに長いネクタイでは危ない場合もあるので、さらに短めでもよいかもしれません。
準備するもの
・ 不要になったネクタイ、幅6~8mmくらいのゴムひも(シャツの首回りに合わせる)
・ 布用接着剤
【作り方】
ネクタイの細い方を使用します。
1. 好きな長さにし、画像を参考に1度結び、結び目を整える。

2. 三角になった結び目の部分を縫い止める。
もしくは、布用接着剤でつける。

3. 結び目から3センチのところ(赤い線)で切り、中の芯の部分を切り、ゴムに縫い付ける。
反対側にも、ゴムを縫い付ける。

見た目が多少ゆがんでいても、子供がつけてみるとそれほど気にならないものです。

小学生用ネクタイ
身長130~150cmだとネクタイの長さは38cm くらいがいいでしょう。
幼児用と同様に作りますが、ゴムを1cm幅のものにし、ネクタイの太いほうを利用します。
いずれも市販だと千円くらいかかりますから、家にあるもので作るなら節約になります。
ポケットチーフにリメイク
ネクタイとおそろいでポケットチーフを作ってみませんか。
胸ポケットからネクタイとおそろいのポケットチーフが見えると、さらにすてきです。
幼児用の場合は、先ほど使用しなかった、ネクタイの幅が広いほう(大剣といいます)の端をほどきます。
1. ネクタイの先の部分をほどき、正方形にカットしてアイロンをかけます。

2. 中おもてにし、三角になるように折り、返し口を残してミシンをかけます。
返し口から生地を引っ張り出して形を整えます。

アイロンをかけてでき上がりです。

蝶ネクタイにリメイク
子供の蝶ネクタイも、かわいいものです。
できあがりのリボンサイズ約7cm x 4cmの超ネクタイ
【準備するもの】
・ 不要になったネクタイをほどき、7.5 × 16cm、5 × 8cmの大きさにカットしたもの。
・ ゴムひも
1. ネクタイをほどき7.5 × 16cm、5 × 6cmの大きさにそれぞれ切り、広げてアイロンをかけます。
2. リボンになるほうの生地の上下を折り曲げてアイロンをかけます。

3. 左右を折り返し、中央で縫い留めます
4. 表側にし、真ん中をつまんで縫い留めます。
5. つまんだところをもう一方の布を細長くぬったものでくるみ、裏で縫い留めます。

6. ゴムをつけてできあがりです。

ブックカバーや小物入れにもリメイクできる
不要になったネクタイがたくさんあるときは、ネクタイの縫い目をほどいて、1枚の生地のような感覚で、数枚縫い合わせ、小物入れやブックカバーを作成することもできます。
子供用ネクタイは、七五三や入学式など年に数回しか使わないという場合も多いのではないでしょうか。
それなら不要になったネクタイをリメイクして、もう1度、活躍してもらうのもいいです。(執筆者:桐谷 春音)