一般カードよりもハイスペックでステータスの高いゴールドカード、年会費が高いのは仕方ないにしても、安いに越したことはありません。
実は、年会費無料のゴールドカードがあるってご存じですか。
今回は、年会費無料ゴールドカード3枚を、徹底比較したいと思います。
目次
まずは3枚の年会費無料ゴールドカードを紹介
まずは、3枚の年会費無料ゴールドカードの概要を紹介しましょう。
イオンゴールドカード


まずは、「イオンカードゴールド」です。
ゴールドカードのデザインは、通常デザイン・ミッキーマウスデザイン・トイストーリーデザインの3種類ですが、イオンカード・イオンカードセレクトで大きなデザインの違いはありません。
ミッキーマウスデザイン・トイストーリーデザインでは、JCBのみ選択可能です。
また、一般カード時と異なるデザインをゴールドカードで発行はできません。
家族カードも年会費無料で、3枚まで発行できます。
20日・30日の5%オフなど、一般カードの特典はそのまま利用可能です。
セブンカード・プラス(ゴールド)


次は、「セブンカード・プラス(ゴールド)」です。
nanaco一体型・nanaco紐付型の2種類があります。
Visa・JCBの2種類ありますが、VisaにはICチップが搭載されていないので注意しましょう。
一般のセブンカード・プラスで選択可能なディズニーデザインは、ゴールドにはありません。
一般のセブンカード・プラスのショッピング保険は国内のみ対象ですが、ゴールドは海外でも対象になります。
毎月8日・18日・28日の5%オフなど、一般カードの特典はそのまま利用可能です。
エポスゴールドカード


最後に、「エポスゴールドカード」です。
一般カードにない特典として、3つのショップを選ぶとそのショップでの買い物が通常の3倍である1.5%の還元率となります。
家族カードの設定はありませんが、家族を年会費無料のゴールドカードに招待できますので、自分名義のゴールドカードが欲しい家族にピッタリです。
エポスカードではポイントの有効期限が2年なのに対して、ゴールドでは有効期限がありません。
3枚の年会費無料ゴールドカードを徹底比較
ここからは、3枚の年会費無料ゴールドカードをあらゆる観点から徹底比較したいと思います。
発行基準:イオンゴールドカードのみ明記

3枚のゴールドカードはいずれも、インビテーション(招待)が必要です。
イオンゴールドカードのみ、「直近12か月間のショッピング100万円以上」という発行基準が明記されています。
他の2枚については、インビテーションの条件が明記されていません。
セブンカード・プラス(ゴールド)については、セブンカード・プラスを年間100万円以上利用、または年60万円以上セブン&アイグループで利用すれば、インビテーションが届くとも言われています。
エポスカードは直接申し込むこともできますが、その場合は年会費5,000円(税込)です。
その場合でも、年間50万円以上利用すれば、翌年度以降の年会費が一切かかりません。
エポスカードを年間50万円以上利用すれば、インビテーションが届くとも言われています。
保険:総合的にイオンゴールドカードが充実

海外旅行保険・国内旅行保険・ショッピング保険の3つについて、3枚で比較してみました。
すると、イオンゴールドカードの総合力の高さが際立ちます。
海外旅行保険に関しては、自動付帯のエポスゴールドカードも確かに魅力的です。
利用頻度の最も高い疾病・傷害治療補償の額も、高額です。
ただし、疾病・傷害治療補償は複数のクレカを合算できるため、他のクレカの補償を寄せ集めてもいいでしょう。
イオンゴールドカードが特に優れているのがショッピング保険で、他のゴールドカードやプラチナカードでも補償対象外となることが多いスマホまで、購入から180日間も補償してくれます。
ポイント・割引:エポスゴールドカードを使いこなせばお得
各カードの主なポイント倍付・割引を比較しましょう。
イオンゴールドカード
・ 毎月20日・30日はイオンで5%オフ
・ 毎月10日はイオンでポイント5倍
・ イオンではいつでもポイント2倍
・ イオンシネマで300円引き
・ シダックスで室料30%オフ
セブンカード・プラス(ゴールド)
・ 毎月8日・18日・28日はイトーヨーカドーなどで5%オフ
・ セブン&アイグループではいつでもポイント2倍
・ エネオスでポイント2倍
エポスゴールドカード
・ 選べる3つのショップでポイント3倍
・ 10%オフなど豊富な優待
3枚のカードの中で最もお得といえば、エポスゴールドカードです。
他の2枚は系列店舗でのポイント倍付・割引が中心ですが、エポスゴールドカードはマルイ以外にも多くの店舗でポイント倍付・割引を実施しています。
選べる3つのショップでポイント3倍については、以下のように対象サービスが非常に豊富です。
・ 三井アウトレットパーク
・ ドン・キホーテ
・ イオン
・ イトーヨーカドー
・ セブン-イレブン
・ マツモトキヨシ
・ ビックカメラ
・ カインズ
・ イケア
・ ロフト
・ NHK受信料
・ 国民年金
・ NTT東日本
・ JAL
・ JR東日本
・ ETC利用
・ 東横イン
・ 東京ディズニーリゾート
・ 三井住友海上
3つ選べと言われても、どれにしようかなかなか決められません。
イオン・イトーヨーカドーなど、ライバルともいえる店舗もポイントアップ対象なのは、意外です。
さらに、年間50万円以上利用で2,500ポイント、年間100万円以上利用で1万ポイントがボーナスポイントとして還元されます。
サービス・サポート:ラウンジはエポス、サポートはイオン・エポス

空港ラウンジについては、エポスゴールドカードの使い勝手が良いです。
国内主要空港はもちろん、地方空港のラウンジも利用でき、海外でも仁川・ホノルルのラウンジを利用できます。
イオンゴールドカードは国内主要空港しか利用できませんが、家族カードでもラウンジを利用可能です。

また、「イオンラウンジ」という独自のラウンジを設置しているショッピング施設もあります(同伴者3名まで。現在休止中)。
オペレーターについては、イオンとエポスが良いです。
どちらもゴールドカード専用のデスクを設置してあり、通話料もかかりません。
セブンカード・プラス(ゴールド)は、専用回線がなく通話料も有料ですが、オペレーターが夜遅くまで対応してくれるのがメリットです。
補償の充実度はイオン、お得度ならエポス。まずは一般カードを使おう
3枚の年会費無料ゴールドカードを徹底比較しましたが、いかがでしょうか。
どのゴールドカードも、一般カードがあれば招待へのハードルは決して高くありません。
お得度ではエポスで、幅広い店舗で還元率1.5%、割引優待施設もたくさんあります。
保険や補償で選ぶなら、イオンでしょうか。
補償の限度額が高いのはもちろん、補償の範囲も幅広いです。
セブンはこれといった特徴がありませんが、セブン&アイグループではお得です。
いずれにせよ、まずは一般カードを持って頻繁に利用してください。(執筆者:角野 達仁)