「ロティサリーチキン」と「牛ブロック肉」と言えばコストコで人気商品の代表です。
どちらも他の店舗に比べるとかなり安い値段で、コストパフォーマンスの良い食材です。
今回は、コストコ大好き主婦の筆者がロティサリーチキンと牛ブロック肉を余すところなくフル活用する、食費節約術をご紹介します。
目次
ロティサリーチキンでアレンジ料理3選
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ロティサリーチキンとは、ホットデリカコーナーで売られている専用オーブンで焼かれた1.5kg以上もある「鶏の丸焼き」です。
値段は1羽699円で、100gあたりに換算すると46.6円の高コスパ商品です。
クリスマスシーズンには整理券が配られるほどの大人気デリカです。
消費期限は購入日を含む2日間なので、買って帰ってきたらすぐに冷蔵庫に入れ、翌日までには食べきるか冷凍保存をおすすめします。
購入した日は手羽、モモ、ムネなどに解体しつつ、絶妙な塩コショウやハーブで味付けされたチキンをそのまま楽しみます。
翌日以降は、さまざまな料理にアレンジすると、よりロティサリーチキンの魅力を感じることができるでしょう。
【レシピ1】翌日は「シンガポールチキンライス」に
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シンガポールチキンライスとは、鶏がらスープで炊き込んだご飯の上に、食べやすくカットしたチキンを乗せ、生野菜を添えてスイートチリソース、甘酢たれなどのお好みのソースをかけて食べるシンガポールの名物料理です。
解体したロティサリーチキンの骨のない部位(モモやムネ)を米と一緒に炊き込むと、チキンもふっくらと柔らかくなり、できたての味がよみがえります。
さらに、塩コショウやハーブで味付けされたチキンなので、コクのある味わいに仕上がり、一石二鳥です。
チキンは4人分で500gを使用したら、材料費は生野菜200円を含めても、433円でした。
【レシピ2】ほぐし肉で炊き込みご飯
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ほぐした状態でチャック付きバッグに入れて冷凍保存すると、凍った状態で料理に使うことができ、時短にもなります。
野菜と一緒に煮込んで中華スープや、ラーメンの具にもできます。
なかでも筆者のおすすめは、炊き込みご飯です。
人参やきのこ類、うすあげなどの好みの具と凍ったままのロティサリーチキンのほぐし身を、米2合と水、だしの素小さじ1、酒大さじ1、しょうゆ大さじ1.5を入れて炊き込むとでき上がりです。
こちらは4人分でチキン150g、人参1/4本、しめじ1/2パックを使用すると、材料費は約150円(米は除く)です。
【レシピ3】骨もむだにしない鶏がらスープ
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最後まで無駄なく使えるのがロティサリーチキンのうれしいポイントです。
解体し終わった後の骨を香味野菜と一緒に煮込むと、おいしい鶏ガラスープも作ることができます。
作り方は、大きめのお鍋にロティサリーチキンの骨、しょうがと長ねぎの青い部分、料理酒をお好みで入れ、水から火にかけます。
沸騰したら灰汁を取りながら30分煮込めば、骨がホロホロと崩れてくるので、その状態になれば完成です。
シンガポールチキンライスを炊く際に、この鶏がらスープを使うとさらにチキンのうま味をいかすことができるので、ぜひ作ってみてください。
ミスジブロックを用途別に切り分けたメニュー4選
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ロティサリーチキンと並んでコストパフォーマンスが良いと人気商品のブロック肉は、特に牛肉が他店と比べて圧倒的に安いです。
特に今回紹介する「USAビーフ チョイス ミスジ」は2~3kgのブロックが特売の日には100gあたり129円という激安価格で売られていて、コストコの牛肉の中でも1、2を争うコストパフォーマンスの良い商品です。
ローストビーフ、カレーやシチュー、焼き肉丼、牛すじ煮込みに無駄なく使えます。
ミスジブロックは日によって売られていない日もあるので、「肩ロースブロック」でも代用ができます。
約2.5kgのブロックを解体するのは少し大変ですが、用途にわけて冷凍保存すれば、使いたいときに解凍して調理できるので便利です。
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まず、表面の皮のような部分をそぎ落とし、真ん中の筋の少ないブロックをローストビーフ用にしました。
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残りの部分の次に筋の少ない部分は、焼き肉用の厚さに切り、焼き肉のたれをもみこんで下味冷凍にします。
さらに残りの部分は、大きめにカットして、カレーやシチューなどの煮込み料理用にします。
最後に残った筋の多い部分は下ゆでして、冷凍保存しておくと、おでんや「すじ煮込み」などに使えます。
【レシピ1】他店の3分の1のコストで作るローストビーフ
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ミスジは部位に3枚の筋が入っていることから「ミスジ」と呼ばれています。
真ん中にもすじがありますが、赤身と脂身のバランスがよくやわらかい肉質が特徴なので、ローストビーフにも適しています。
フライパンで焼き目をつけて、あとはオーブンや湯せんなどでじっくりと火を通すと、自宅でもおいしいパーティーメニューを作ることができます。
材料費は100gあたり128円を550g使用したので、709円でした。
スーパーなどのデリカでは100gあたり500円程度なので、3分の1以下の値段で満足のいく量のローストビーフを楽しめます。
【レシピ2】焼肉のタレ下味冷凍
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焼肉のタレで漬け込み、下味冷凍したものは解凍して焼くだけで、簡単に夕食のメインになります。
コストコの人気商品である「プルコギビーフ」は100gあたり148円なので、実はプルコギビーフよりも安いです。
4人分で400gを使用し、焼肉丼にしたので、材料費はキムチや付け合せのチョレギサラダと合わせても1食で約880円でした。
【レシピ3】カレー・シチューなどの煮込み料理にも
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すじの多い部分はじっくり煮込むことで、大きいのにスプーンで切れるぐらい柔らかい、おいしいシチューやカレーになります。
コツは、先にお肉だけを焼き目を付けて30分煮込むことで、大きめの具で食べ応えのあるメニューが完成します。
スーパーで煮込み用のスネやウデの部位は安くて200円程度なので、かなりコストパフォーマンスが高いです。
【レシピ4】すじも茹でて冷凍しておでんやすじ煮込み
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最後に、すじの部分を集めて一口大に切り、下茹でをします。
1度目はすじだけを水から茹でて、沸騰して灰汁が出たら、ザルに上げます。
2度目はしょうがと長ねぎの青い部分と料理酒をお好みで入れ、水から火にかけ、沸騰したら灰汁を取りながら1時間ほど茹でたら柔らかくなります。
2度茹でをするので手間はかかりますが、冷凍保存して使いたいときに解凍して軽く煮込むだけで、おでんやすじと大根の煮物も作ることができるので、すじも捨てずに調理することをおすすめします。
スーパーで牛すじを買うと、外国産でも100gあたり150円以上するので、牛すじだけを買うよりもお得です。
圧倒的なコスパ商品で美味しく節約
コストコのロティサリーチキンとUSAビーフ チョイス ミスジは、どちらもコストコでしか買うことのできない商品ですが、それを買うためだけに行く価値があるぐらいお得な商品だといえます。
丁寧に切り分ければ、骨やすじまで無駄なく使えるのもうれしいです。
コストコが近くにない、コストコ会員ではないという方も、牛ブロック肉は業務スーパーや肉のハナマサなどで比較的買いやすい値段で売られています。
業務スーパーでは店舗や日によって品ぞろえは違いますが「オーストラリア産牛モモブロック」が100gあたり170円台で500gぐらいのブロックが手に入ります。
「肉のハナマサ」でも安いときは100gあたり150円ぐらいの値段でモモなどのブロック肉がおいてあります。
お得なブロック肉でおいしい節約をしてみましょう。(執筆者:加納 愛菜)