これまで、楽天カードは原則として1人1枚しか発行できませんでした。
しかし、6月1日より2枚目の発行が可能となりました。
これを記念したキャンペーンもありますので、おすすめの組み合わせとともに紹介しましょう。
目次
【6/1より】楽天カード、2枚目のカード発行が可能に

キャッシュレス決済の拡大に伴い、利用者からは「使い分けをしたい」「デザインカードが欲しい」という要望が増えてきました。
これまでも、楽天カードでは以下のケースについては、2枚持ちが可能でした。
・ 楽天プレミアムカード+楽天ビジネスカード
・ 1枚目がアルペングループ楽天カード
・ 1枚目がVisaブランドの楽天カード(一般)の場合、2枚目がMastercard/JCB
上記以外のケースで複数の楽天カードを持とうとすると、「重複」とみなされて申し込みが自動に取り消されました。
しかし、6月1日からは上記以外のケースであっても、原則として2枚目の楽天カードを発行できます。
楽天e-NAVIから申し込むことが可能です。
明細や引落口座を分けることが可能
家族カードやデュアル発行では、引落口座は同一のものでした。
これからは、2枚目の楽天カードの引落口座を分けることができます(別途設定が必要)。
明細も分かれますので、支出管理がより楽になります。
1枚目と2枚目の楽天ポイントをまとめることも可能

これまで、楽天カードと他のカードでポイントを貯めている人は、ポイントがバラバラになって効率が良くありませんでした。
今後は、2枚とも楽天カードにして、楽天ポイントを1つのポイント口座に貯めると、より効率的です。
2枚目の楽天カードはこんな使い方が可能
2枚目の楽天カードは、こんな使い方が可能ですので、参考にしてください。
デザインカードでカードライフをより楽しく

「楽天カードは高還元だから使いたいけど、デザインがちょっとアレなんだよなぁ」といった理由で、財布から楽天カードを出すのをためらっていませんでしたか。
そんなときは、2枚目にデザインカードを発行しましょう。
お買い物パンダ・ディズニー・FCバルセロナなど、さまざまなデザインカードがあります。
これまでは出すのをためらっていた楽天カード、これからは積極的に出したくなります。
異なる国際ブランドで利便性アップ

これまでは、1枚目にVisaブランドの楽天カードを持っている人に限り、2枚目にMastercard/JCBブランドを発行できました。
1枚目にMastercard/JCBブランドの楽天カードを持っている人は2枚目を発行できませんし、アメックスブランドは2枚目として選択できません。
しかし、1枚目・2枚目の楽天カードの国際ブランドが自由に選べることになり、利便性が大幅にアップします。
4つの国際ブランドには、以下のような特徴がありますので、自分に合った国際ブランドを選んでください。
・ Mastercard:タッチ決済搭載、国内のコストコで使える唯一の国際ブランドなど
・ JCB:海外のJCBラウンジを利用可能、TDR・USJでの貸し切りイベント招待キャンペーンなど
・ アメックス:アメリカン・エキスプレス・コネクト、優待特典「LIVE THE WORLD」など
特典付きのカードを2枚目として発行して特典を満喫

1枚目をメインに使い、特典付きのカードを2枚目として発行すれば、特典を受けることができます。
例えば、楽天PINKカードは月会費がかかるものの、お得なカスタマイズサービスを追加することが可能です。

楽天プレミアムカードを追加すれば、
・ 最高1億円の海外旅行保険
・ 楽天市場での還元率がアップする「SPU」でもより高還元
など、最強の2枚目となるでしょう。
用途に応じて2枚のカードを使い分け

1枚目と2枚目を使い分けることで、より効率的なカードライフを送ることができます。
これまでのデュアル発行は、原則として引落口座が同じでしたが、これからは引落口座を分けることが可能です。
こんな使い分けができます。
・ 「仕事用」と「プライベート用」
・ 「固定費用」と「その他支出用」
・ 「1回払い用」と「リボ払い用」
2枚目を万が一の備えとして
海外旅行などに行くとき、紛失や盗難のリスクを最小限にするため、最低でも2枚カードを持って行くとよいとされています。
2枚目の楽天カードは名義人こそ一緒ですが別契約なので、1枚目が紛失・盗難の被害に遭ったとしても、2枚目を引き続き利用可能です。
2枚目の注意点
ただし、2枚目の楽天カードを発行する際には、以下の点に注意してください。
2枚同時申込は不可
まだ楽天カードを持っていない方が、2枚同時申込はできません。
面倒でもまず1枚発行してから、2枚目を申し込みましょう。
持てない組み合わせがある
以下の組み合わせで持つことはできませんので、よく確認してください。
・ 年会費有料の楽天カード(楽天ブラックカード、楽天プレミアムカード、楽天ゴールドカード)を2枚
・ 楽天銀行カードを持っている状態での楽天カード2枚持ち
・ 楽天ANAマイレージクラブカードを持っている状態での楽天カード2枚持ち
・ 楽天カードアカデミーを持っている状態での楽天カード2枚持ち
・ 2枚目に楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天カードアカデミーを追加
2枚目に付帯のETCカードは同時申込不可
2枚目の楽天カードを申し込む際に、ETCカードを同時に申し込むことはできません。
後からe-NAVIで追加して申し込んでください。
キャッシング枠の付帯は1枚のみ
楽天カードを2枚持ちしても、キャッシング枠を付けられるのは1枚のみです。
2枚目の楽天Edy付帯は手数料330円がかかる
2枚目の楽天カード、楽天PINKカードに楽天Edyを付帯させたい場合、発行手数料として330円がかかります。
それ以外の2枚目のカードは、楽天Edy付帯でも手数料がかかりません。
2枚目を発行&利用で1,000ポイント

2枚目の楽天カードを初めて作成し、カード申込日の翌月末までに2枚目のカードを1円以上、1回以上利用すると、1,000ポイントがプレゼントされます。
1円以上、1回以上の条件ですから、簡単にクリアできます。
常時開催中のキャンペーンですので、急ぐ必要はありません。
1,000ポイントは申込日の3か月後の25日頃に還元され、還元日の翌月までが有効期限の期間限定ポイントです。
キャンペーンの注意点
以下の利用分は、キャンペーン対象外です。
・ キャッシング利用分およびATM手数料
・ 明細書発行費用
・ カード年会費(ETCカード年会費など)および楽天PINKカードの月額サービス料
キャンペーン対象の2枚目は、楽天カード(デザインカード含む)、楽天PINKカードのみで、それ以外の2枚目発行は対象ではありません。
また、楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天カードアカデミーを持っている人も、対象外です。
利便性、サービスなど、楽天カードの2枚目には無限大の可能性
6月1日より、2枚目の楽天カード発行が可能となりました。
1枚だけでも十分な楽天カードですが、2枚目が加わればさらに死角がなくなります。
デザイン重視の方は2枚目にデザインカードを、使い勝手重視なら2枚目にVisaブランドを、そしてサービス重視なら2枚目に楽天プレミアムカードなど、組み合わせは無限大です。
キャンペーンも活用して、お得なカードライフを送りましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)