1つ1つの商品が大容量なコストコでは1回の買い物で数万円ということも珍しくありません。
そんな買い物で、現金払いをするのは面倒ですし、ポイント等も勿体ないのでクレジットカードを使いたいと考える人が多いと思います。
かつてはコストコ専用のものか、アメリカンエキスプレスのものしか使えなかったコストコですが、最近はマスターカードであればどこの会社のものでも使えるようになりました。
その点を踏まえて、コストコのクレジットカードは本当にお得なのか検証していきます。
目次
コストコ専用のクレジットカード

現在新規の申し込みを受け付けているコストコの名前が付いたクレジットカードはオリコカードの「コストコグローバルカード」のみです。
かつて使われていたコストコ専用カード「コストコオリコマスターカード」は現在も使用はできるものの新規受け付けは停止されており、使っていると必ずコストコグローバルカードへの切り替えを進められます。
近々「コストコグローバルカード」1本に統合される可能性がかなり高いでしょう。
コストコグローバルカードとは?
現在、コストコ専用のクレジットカードとして押し出されているカードです。
年会費は1,375円(初年度無料)ですが、年1回でもこのカードを用いて買い物をすれば無料となります。
月ごとに還元されるポイントではなく、年ごとに「リワード」という形で還元される珍しい形式ですが、還元率はコストコの買い物で1.5%、それ以外でも1%と非常に高い水準となっています。
コストコグローバルカードの「リワード」とは?
リワードとは「ご褒美、報酬」といった意味で、何かを購入した際などに得られる報酬を示す言葉で、意味としては他のクレジットカードの「ポイント」と同義です。
しかし、コストコグローバルカードにおける「リワード」にはいくつかポイントと違った点があります。
ポイント1:リワードの付与は年1回
月ごとに還元されるポイントと違い、リワードは1年分まとめて付与されます。
また、1~12月分のリワードが付与されるのは翌年の2月なので、受け取れるまでの期間はかなり長くなっています。
リワードの受け取り月までに解約してしまうとリワードが貯まっていても受け取る術はありません。
ポイント2:リワードはコストコの買い物でしか使えない
たまったリワードは特に手続きをしなくても毎年2月に付与され、1リワード=1円としてコストコ各店舗の買い物で使えます。
しかし、その他のポイントや商品の引換などには一切使えません。
コストコでは2019年よりオンラインショップでの買い物ができるようになりましたが、買い物でコストコグローバルカードを使えますが、付与されたリワードを使えないので注意が必要です。
ポイント3:リワードの有効期限はわずか11か月
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付与されたリワードの有効期限はその年の12月31日までなので2月1日にリワードが付与されてから11か月間しか使えません。
繰り越し等も一切ないので、使い切れなかった場合には無効です。
リワードはかなり高還元率ではありますが、他のカードのポイントと比べると急いで使わなければならない上、コストコでしか使えないので、コストコを使う頻度が低い場合には活用しづらいと言えます。
コストコ専用カードで得できるのはこんな人!
いくつか制限はあるものの、コストコグローバルカードは還元率も1.0~1.5%とかなり高水準でポイント交換の手間もない非常に便利なカードです。
にとってはお得なカードと言って間違いありません。
「コストコには年1回程度行くか行かないかでオンラインショップの利用がメイン」
という人だと貯めたリワードを使い切れず失ってしまうリスクがあります。
そういった人はコストコ専用のカードを改めて作るのではなく、日常使いしているクレジットカードをマスターカードに切り替えた方がいいでしょう。
自分に合わせたカードを選び、コストコでさらにお得な買い物をしてください。(執筆者:3人の子を育てる主婦ライター 岩崎 はるか)