年齢が上がるとプチプラスキンケアでは不安という方も多いのではないでしょうか。
かと言って高価格のスキンケアをラインでそろえると毎月万単位の出費になってしまいます。
今まで500品以上のスキンケアを使ってきましたが、プチプラでもいいものはたくさんあります。
今回はプチプラでお値段以上のケアができるスキンケアの見分け方をお伝えしていきます。
目次
【選び方1】薬用(美白)の文字があるかをチェック
ドラッグストアなどでプチプラスキンケアを購入したいと思ったときに、まずチェックしてほしいのが「薬用」とか「美白(※1)」と書いてあるものを選ぶとあまりはずれることがありません。
薬用化粧品は医薬部外品で厚生労働省が認めた有効成分が入っている化粧品のことです。
【プチプラスキンケア おすすめ有効成分】
敏感肌(抗炎症) | グリチルリチン酸2K、グリチルレチン酸ステアリル |
美白(※1) | アルブチン、トラネキサム酸、ビタミンC誘導体など |
美白(※1)&シワケア | ナイアシンアミド |
後ろの成分表の一番最初に<有効成分>〇〇と書かれているのでチェックしてみてください。
(※1)メラニンの生成を抑え、シミそばかすを予防する
【選び方2】保湿成分をチェック
肌にうるおいを与えるためには保湿成分も重要です。
BG | さっぱりとした使用感の水性保湿剤 防腐効果もあり |
グリセリン | しっとりとした使用感で保湿効果が高い水性保湿剤 |
スクワラン | 酸化しにくいさらっとしたオイル 肌なじみがよい |
ワセリン | 半固形の油性成分 水分の蒸発を防ぐ |
マカデミア種子油、 オリーブオイルなど | 油脂系オイルで肌なじみがよく、浸透(※角層まで)しやすい |
BGやグリセリンは刺激が少なく多くのスキンケアのに配合されています。
また油性成分が入ることで肌の水分を逃がしにくく、乾きにくい肌へ導きます。
【選び方3】美容成分をチェック
美肌に必要な肌にうるおいを与える美容成分も合わせてチェックしてみましょう。
セラミド | 肌のバリア機能を維持 乾燥肌や敏感肌におすすめの成分 |
ヒアルロン酸 | 角層の水分を保持 |
コラーゲン | 肌の保湿を長時間維持できる保湿成分 |
プロが選ぶおすすめドラッグストアコスメ
プチプラでも実際に使ってみて良かったスキンケアを紹介します。
肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水
≪画像元:ロート製薬≫
価格:900円 170ml
有効成分:トラネキサム酸、グリチルリチン酸2K
シミ予防と抗炎症効果のある有効成分が配合されているので、敏感肌で美白(※1)ケアをしたい方におすすめです。
さっぱりとした通常タイプとしっとりタイプがあるので好みのテクスチャーで選ぶといいです。
(※1)メラニンの生成を抑え、シミそばかすを予防する
参照:Amazon
同じ有効成分が配合された化粧水では、デパコスの「イプサ 化粧水 ザ・タイムR アクア」があります。
4,145円(税込)200ml
参照:Amazon
容量は多いものの価格差は3,000円前後になります。
両方使ったことがあり、使用感もよく似ています。
イプサのほうが保湿感がややあると感じましたが、お得度で言えば「肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水」のほうがよかったのでリピートしています。
なめらか本舗 薬用美白美容液
≪画像元:なめらか本舗≫
955円(税込)100ml
有効成分:アルブチン、グリチルレチン酸ステアリル
参照:Amazon
こちらもシミ予防と肌荒れ防止成分が配合されている美白美容液(※1)になります。
美容液と名前がついていますが、ほぼ乳液感覚で保湿効果はしっかりあると感じました。
同じ有効成分の乳液では「アスタリフト ホワイトエマルジョン」があります。
4,620円(税込)100ml
参照:Amazon
価格差は3,600円前後です。
アスタリフトのほうがさっぱりとしていて肌なじみがよかったです。
有効成分以外の美容成分の種類が多いのが値段の違いだと思います。
肌ラボ 極潤 薬用ハリクリーム
≪画像元:ロート製薬≫
1,500円(税込)50g
これからクリームを買おうと思っている方におすすめしたいプチプラクリームがこちらです。
2021年9/1に発売された商品で有効成分にナイアシンアミドを配合。
美白(※1)とシワ改善に有効な成分なので大人のシワ、シミの2大悩みにアプローチしてくれます。
(※1)メラニンの生成を抑え、シミそばかすを予防する
同じナイアシンアミドの商品では「SIWA-KC 」
4,950円(税込)50g
価格差は3,450円
こちらはジェルタイプなので「肌ラボ 極潤 薬用ハリクリーム」に比べてかなり軽めの保湿感でした。
オールインワンとして使えるタイプになります。
プチプラと高額商品の差は何?
価格の差はさまざまな状況で変わってきますが
・ 有効成分以外の成分に高価なものを使っている
・ 独自成分や有効成分の開発に莫大な費用が必要
・ パッケージにお金をかけている
・ 宣伝費や店舗にお金をかけている
などが挙げられます。
デパコスなどはパッケージも美しく、使用感だけでなく見た目の満足度も高いです。
資生堂やポーラでは独自開発した有効成分が配合されているスキンケアもあります。
一方プチプラは
・ 有効成分以外の成分がわりと低コスト
・ パッケージが簡素
・ ドラッグストアなどで手軽に買えるため店舗がいらない
などが価格差の原因になっていると思います。
うまく選べばプチプラでも十分にエイジングケア(※年齢に応じたケア)ができますので3つのチェック項目で自分に合ったお得なスキンケアを選んでみてください。(執筆者:@コスメビューティスペシャリスト認定 湯浅 みちこ)