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10年分の小銭貯金にリスクあり わが家が消化できた方法2つと他の有効な使い道5つ

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10年分の小銭貯金にリスクあり わが家が消化できた方法2つと他の有効な使い道5つ

ゆうちょ銀行が1月17日から硬貨の取扱いに手数料を課すようになり、

「小銭貯金をどうすれば良いのか?」

という新たな悩みが、節約家のあいだで持ち上がっています。

私の家にも大量の小銭貯金があります。

家族が財布に小銭がたまるたびに1つの缶に移していたもので、10年以上続いた習慣のおかげで、かなり大量の小銭を保管していました。

ここ数年はキャッシュレス決済を利用するようになり、しばらく小銭缶のことは忘れていましたが、ゆうちょ銀行のニュースで思い出し、何とかしなくては思い立ちました。

この記事では、大量の小銭をどうすれば良いのか、またわが家の小銭が実際どうなったのかお伝えします。

10年分の小銭をどうするか

大量の小銭、いくらあるのか

10年間にたまった小銭がこちらです。

石田家の大量の小銭

1円、5円、10円玉が中心で、パッと見たところでは1円玉が大半です。

まずは硬貨ごとに分けたところ、以下のようになりました。

10円玉:64枚

5円玉:124枚

1円玉:大量

10円玉の使い道は「80円自販機のジュース8本」に決定

10円玉の枚数が思ったより少なく、640円分しかありませんでした。

これくらいの枚数であれば、自宅近くに80円の自販機があるため、そこへ飲み物を買いに行くときの「ジュース基金」として置いておこうと決まりました。

80円のジュースを8本買うと消化できます。

80円の自販機で10円玉を消化する

大量の1円玉は「量って計算」

問題は1円玉です。

大量の1円玉がいくらあるのか、数えるだけでも気が遠くなりそうでした。

そこで

「1円玉 = ちょうど1g」

という話を思い出し、まずはためしに100枚数えて重さを量ってみました。

1円玉100枚の重さ

ビニール袋が1gですので、やはり1円玉100枚は100gで聞いていたとおりでした。

ここからは量りも活用して1円玉を数えていきます。

10年分の小銭はたった3,056円だった

量りのおかげで順調に数えることができました。

結果、10年間にためた小銭は総額3,056円ということがわかりました。

10年間の小銭はたった3056円

・ 小銭を数えたり、

・ 使い道を考えたり、

・ 預入に行く手間を考えると、

果たして10年間の小銭貯金に何か意味があったのかと、思わず考えてしまう金額でした。

とはいえ、1,796枚の1円玉を使おうにも一生かかりそうなので、何とかして消化する方法を考えなくてはなりません。

主要3行のATM預入手数料

銀行への小銭預入は、窓口とATMの2通りの方法があります。

コロナ禍でできるだけ対面接触を避けたいのと、窓口係員に迷惑がかかるのではという不安があったので、今回はATMでの預入を選択することにしました。

調べてみたところ、主要3行では「100枚まではATMの硬貨預入に手数料がかからない」ことがわかりました。

ATMでの硬貨預入の制限枚数手数料硬貨での引出・預入可能時間
三菱UFJ銀行1回の操作で100枚まで0円平日8:45~18:00
みずほ銀行1回の操作で100枚まで0円平日8:45~18:00
三井住友銀行1回の操作で100枚まで0円平日8:45~18:00

※いずれもその銀行の口座を持っている場合のみ有効

※支店内にあるATMなど、硬貨預入のできるATMに限る

上記3行に口座を持っていたので、銀行の近所を通りかかるたびに100枚ずつ預け入れ、数日間で無事小銭を全て預け入れることができました。

他にもある、小銭を消化する方法

今回は

・ 自販機でジュースを買う

・ 銀行ATMの規定枚数内で複数回に分けて預け入れる

という方法で大量の小銭を消化しました。

小銭の消化方法には、他にも以下のような方法があります。

1. コンビニやスーパーのセルフレジで使う

コンビニやスーパーのレジが非接触型のセルフレジになっているのを、よく見かけるようになりました。

セルフレジには硬貨の投入口がありますので、そこに小銭を入れれば普段の買い物で消化できます。

ただし、1度に大量の硬貨を入れると故障するリスクがありますので、制限枚数がある場合はそれに従い、特に指示がない場合でも20枚程度に留めておいてください。

2. 神社やお寺のさい銭箱に入れる

近所に定期的に参拝している神社やお寺がある場合には、おさい銭箱に少しずつ入れるという方法もあります。

ただしこれも大量に入れると迷惑になる可能性もあるため、定期的に参拝して常識的な枚数をおさい銭箱に入れるなら問題ないでしょう。

賽銭箱

3. ヤクルトなどの定期宅配を利用する

ヤクルトの販売員に商品を定期的に届けてもらっている人は、料金の支払いを現金で行うケースも多いです。

おつりが出ないぴったりの金額で渡せるよう、小銭をプールしておくのも有効な消化方法です。

4. 財布とは別に小銭入れを持ち歩く

現金派の方は、財布とは別に小銭入れを持ち歩き、端数はできるだけ小銭入れから出すようにすると、小銭を効率よく消化できます。

小銭入れには一定の金額と枚数を決めて、毎日補充すると、お札を崩さずに済むので無駄遣い防止にもつながります。

小銭入れ

5. 募金箱に入れる

街頭募金やコンビニやスーパーにある募金箱に小銭を入れるのも、無駄にしない活用法の1つです。

私は学生時代に街頭募金のボランティアをしたことがありますが、募金箱を持って呼びかけをしていると、たとえ少額でも募金をしてくれたこと自体をうれしいと感じました。

「こんな端数を募金したら、かえって嫌な思いをしないだろうか」

と心配して募金をするのをためらってしまう方は、善意を寄せるのに金額は意外と関係ないので、ぜひ募金してみてください。

もちろんボランティアやスタッフがどう感じるかは人それぞれですので、こちらも常識の範囲内で枚数を入れましょう。

今後は小銭貯金よりもポイント貯金にしよう

今回、大量の小銭貯金を消化するためにあれこれ行動してみて感じたことは、

「今後は小銭はためないに限る」

ということです。

10年間で約3,000円という金額にしても、貯金の意味はほぼありませんでした。

世の中全体がキャッシュレスの流れになっており、硬貨を大量に持つ意味は今後もますます薄れていくと思います。

チリツモ貯金をしたい方は、小銭ではなくポイントをためたり運用する方向で考えた方が、無駄がないと言えそうです。(執筆者:石田 彩子)

《石田 彩子》
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石田 彩子

執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子 石田 彩子

新卒で地方テレビ局の記者を経験し、人材サービス会社のウェブ担当や、広告代理店でテレビショッピングの考査担当などを経て、3年前から退職し専業主婦になりました。戦略的な家庭経営を目指しています。世帯年収が200万円ダウンしても、貯蓄ペースは退職前の額を維持。特技は食洗機に食器をきっちり収めること。趣味はフィギュアスケート観戦で、最近は子供といっしょにリンクで滑ることも。 寄稿者にメッセージを送る

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