目指せ「女桐谷さん」第7弾は、ふるさと納税と株主優待を使い「カレーをタダで作りたい！」。
株主優待でお米をもらい、ふるさと納税では肉やたまねぎの返礼品。「カレーを株主優待とふるさと納税で作れるのでは？」と思ったことから挑戦した今回の挑戦企画内容。
「楽しみつつ食費を節約する」方法ができるのか、実践です。
目次
女桐谷さんを目指す主婦のカレー作り
≪執筆者撮影≫
桐谷さんに憧れる主婦、株主優待とふるさと納税を使ってカレーを作りました。このカレー、0円を目指して作った「優待めし」。
≪執筆者撮影≫
材料
・お米「ヤマハ発動機（7272）」の健康米
・カレールウ「アルペン（3028）」で購入
・サラダ油「千趣会（8165）」で選んだ商品
・たまねぎ 楽天ふるさと納税
・鶏肉 楽天ふるさと納税
株主優待品やふるさと納税返礼品を使った「優待めし」が1か月に1回でもあると、食費が節約できます。
商品購入時の端数の支払いは別途かかっているので厳密には完全なる0円ではないですが、食費を大きく削減した、無料に近い「優待めし」です。
基本の「き」：株主優待
企業が株主に対して商品・サービスなど「株主優待品」を贈る制度。権利確定日に株主である必要があり、2022年6月末日が権利確定日の場合は6月28日までに現物株式を買付すると株主の権利が受けられます。
ただし、権利落ち後に株価が下がることもあるので注意してください。
基本の「き」：ふるさと納税
年収、家族構成から算出される「控除限度額」の金額範囲内で寄付、確定申告をすることで、翌年、住民税や所得税で還元される制度。
「実質負担が2,000円」になるため、節税制度として取り入れることで大きく節約できます。
ヤマハ発動機（7272）の株主優待品「健康米」
≪執筆者撮影≫
ヤマハ発動機（7272）の株主優待は「健康米」。メーカー「おくさま印」と近畿大学農学部が共同研究開発をした商品です。
2016年のモンドセレクション金賞受賞とのことで、食べる前から期待が高まります。
1袋ずつ小分けになっているので、キャンプや旅行に持参するのもよさそうでした。
株メモ
静岡県磐田市本社のオートバイなどの輸送用機器製造メーカー。
注目はマリン事業の好調。
株主優待の権利確定月は6月末日、12月末日。
6月初旬現在配当利回りも4％超え。
アルペン（3028）の株主優待品で購入した「カレールウ・レトルトカレー」
≪執筆者撮影≫
カレールウを買うために向かったのは「アルペン アウトドアーズ」。
過去記事でも登場したアルペン（3028）の株主優待は、アルペン、アルペンアウトドアーズ、アルペンマウンテンズなどで使える2,000円相当のご優待券。
≪執筆者撮影≫
1,000円分が残っていたのでお買物しました。
・バーモントカレー甘口209円×2＝418円
・S＆B エリックサウス 南インドチキンカレー
・S＆B コロンビアエイト 大阪スパイスキーマカレー
合計1,096円
500円の額面2枚の株主優待券を出し、残高96円分は楽天ポイント充当の楽天Payで支払い。優待券を使ったことで、96円でカレールウやレトルトカレーを買えました。
アルペンアウトドアーズでは前にもキャンプ飯を買っています。新しい料理に挑戦できるのが楽しく、前回買った商品の中では、「くばら あごだし浅漬けの素 ゆず」できゅうり、キャベツを漬けました。さっぱりおいしかったです。
株メモ
スポーツ用品販売チェーン店で独自ブランドも展開。
チャートではキャンプブームがあった2021年の株価がピークで3,790円。
その頃より下落しているものの、2020年3月の1,309円よりも高い水準。続くキャンプブームに期待。
株主優待の権利確定月は6月末日、12月末日。
千趣会（8165）の株主優待品で購入した「サラダ油」
≪執筆者撮影≫
カレーは最初、サラダ油でたまねぎや肉を炒めます。その時に使うサラダ油も株主優待品です。
≪執筆者撮影≫
千趣会（8165）の株主優待品は、保有株数に応じてもらえるお買物券。
ベルメゾンのホームページで使えます。洋服以外にも食品のラインナップが充実していて、「グルメ・ギフト」にあったサラダ油ギフトを購入しました。
株主優待券の金額が少ないため、足りない分のお金は払っています。
保有株数が多くなれば、支払う額も少なくて済みそうです。
株メモ
千趣会（8165）は、現在、配当金が0円の「無配」。2021年12月度は配当金あり。
株主優待は改悪の傾向があるので、多少でも配当金が出たら安心材料になりえそう。
株主優待の権利確定月は6月末日、12月末日です。
兵庫県南あわじ市 ケンちゃんファーム 特別栽培・新玉ねぎ 3kg 3,000円
≪執筆者撮影≫
たまねぎもふるさと納税の返礼品を使いました。兵庫県南あわじ市の新たまねぎです。
淡路島の玉ねぎは甘くておいしいと口コミでも有名で、ふるさと納税を利用することで、口コミ評価の高い食品も家に届きます。
今回は、スライスにして冷凍しておいたものをカレーに使いました。
現在は新玉ねぎの返礼品はありませんが、兵庫県南あわじ市、ケンちゃんファームの玉ねぎの返礼品を見つけました。
3kg 5,000円と寄付金額が上がっています。
最近は玉ねぎ価格が高騰しているので、ふるさと納税を利用することで節約もできそうですね。
熊本県氷川町 小分けもも肉 うまかチキン 3.25kg 10,000円
≪執筆者撮影≫
熊本県氷川町のふるさと納税返礼品は、小分けされた鶏肉です。うまかチキンの小分けもも肉は、3.25kgで10,000円。
カレーのほか、シチューなどのスープ、から揚げ、照り焼きなどあらゆるメニューを作れる鶏もも肉。
ふるさと納税返礼品にすることで、節約できます。
小分けにされていて切らずにそのまま調理でき楽ちん、味もおいしいと子供にも評判だったため、リピートしました。
「優待めし」銘柄はたくさんある
毎日の食費を株主優待でまかなう「優待めし」の回数が多くなるほど、節約効果は倍増します。
「優待めし」としてカレーを作るための銘柄はたくさんあります。
筆者が保有している中で使えそうな銘柄だけでも以下のとおり。
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)（3222）
2月・8月が権利確定月。
選択制ギフトで2022年2月は新潟県こしひかり、横須賀海軍カレーが選択可。
キムラユニティー株式会社（9368）
3月・9月が権利確定月。
100株以上でおこめ券2kg分。
スギホールディングス（7649）
2月が権利確定月。
自社買物優待券、100株以上は3,000円、1,000株以上は5,000円分がもらえます。
カレールウを買うほかレトルトカレーを買って非常食にする時も、株主優待やふるさと納税は使えます。
「優待めし」の頻度が上がるほど、食費を大きく削減できて節約につながります。
食費節約に「株主優待×ふるさと納税」も検討してみてください。（執筆者：節約への情熱は誰にも負けない谷口 久美子）
