新生銀行が、驚きの金利を発表しました。
3か月ものですが年利1.0%、1年ものでも0.3%です。
ゆうちょ銀行の定期貯金の金利は、3か月でも1年でも0.002%(7月19日現在)と相変わらずの低迷ぶり、差は歴然としています。
貴重な特典とともに、今後もお得に便利に活用するため、新生銀行の特徴を紹介します。
目次
「100万円を預けると」シミュレーションしてみた
まずは肝心なところ、どのくらいお得になるか試算してみましょう。
たとえば、100万円が手元にあるとします。
ゆうちょ銀行に預けても税引き後になると、3か月後は3円、1年間入金しておいても15円ほどしか増えません。
ところが、新生銀行で3か月ものの年1.0%の金利が適用されれば、約1,984円、1年ものの0.3%になると、約2,390円が得られる計算になります。
もし500万円あれば、たった3か月でも、満期時の税引き後の利息は約9,960円、1年間おいておければ約1万1,950円にもなります。
先日ご紹介した記事での金利の高い金融機関と比較してみても、0.3%はかなり上位に入りますし、1%ともなれば2位にランクインします。
ただし利用できる方は、限定されていますので、注意点とともに詳細を確認しましょう。
スタートアップ円定期預金とは
優遇金利が適用されるのは、新生銀行を新規で利用する方のみです。
口座開設月を含む3か月目の末日までに店頭・インターネット・コンタクトセンターから円定期預金に入金してください。
この預金は、預金保険の保護対象です。
最低預入金額以上であれば期間中、何度でもいくらでも入金できるのも大きな魅力といえるでしょう。
スタートアップ円定期預金の注意点
原則として、満期日まで解約はできません。
中途解約した場合には、所定の中途解約利率が適用されます。
また、入金を行う場所によって、預け入れできる金額が異なりますのでご注意ください。
・ 新生パワーダイレクト(インターネットバンキング) 1口あたり30万円以上
・ 店頭、コンタクトセンター 1口あたり300万円以上
ここからは、新生銀行の理解しておきたい特徴をピックアップしてみましょう。
【特徴1】全国どこからでも、口座を作ることができる
新生総合口座パワーフレックスは、名義人1人1口座のみ開設することが可能で、開設できる条件は以下の通りです。
・ 日本国内に居住する個人
・ 電話で申込内容等確認できる状態であること
未成年の方でも日本国内に住んでいて、親権者の同意があるなど一定条件をクリアすれば口座を作ることは可能です。
新生銀行は、九州から北海道まで実際の店舗もありますし、ホームページからなら約2週間、アプリからなら1週間ほどで口座開設をすることができます。
【特徴2】「新生ステップアッププログラム」の優遇サービス
利用状況によって、特典が用意されています。
普段使いに欠かせないものを抜き出してみましょう。
会員ランク | 新生スタンダード | 新生シルバー | 新生ゴールド | 新生プラチナ | 新生ダイヤモンド |
提携金融機関ATM出金手数料 | 110円/回 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
インターネットによる他行宛振込手数料1か月あたりの無料回数 | 1回 | 3回 | 5回 | 10回 | 50回 |
提携金融機関ATMには、セブン銀行ATM・イーネットATM・ローソン銀行ATM・イオン銀行ATM・PatSat・VIEW ALTTEがありますので、かなり使い勝手がよさそうです。
会員ランクの判定材料となる条件はさまざまですが、一部抜粋すると以下の通りです。
新生スタンダード | 新生シルバー | 新生ゴールド | 新生プラチナ | 新生ダイヤモンド | |
預け入れ総資産の 年間判定残高 | 100万円 以上 | 500万円以上 | 2000万円以上 | ||
所定の投資商品の 年間判定残高 | 10万年以上 | 2000万円以上 |
詳しくはこちらからご確認ください。
ただし、新規に口座を作った方は、口座開設6か月目までは「新生プラチナステージ」で利用できます。
7か月目からは、口座開設から5か月目までの取引状況によって判定され、そのステージが口座開設年の翌々年1月まで適用されます。
会員ならではのメリットも
新生シルバー以上の方限定でインターネットから申し込むと、1年もの円定期預金の金利が0.15%になります。
300万円入金できれば、1年後の満期時受け取り利息は、税引後でも約 3,580円です。
≪画像元:新生銀行≫
【特徴3】ポイントがたまる!
新生銀行には、「新生ポイントプログラム」という特典があり、ログインやメール受信、エントリーなどでポイントが貯まります。
しかも貯まるポイントは、Tポイント、dポイント、nanacoポイントからご自身で選ぶことが可能で、毎月変更することもできます。
新規口座開設のお客さま限定 新生ポイントプログラム
新規の方は、最大8,000ポイントがもらえるチャンスです。
特典対象となるのは、以下の通りですのでご確認ください。
≪画像元:新生銀行≫
⑴ 口座開設 500ポイント
<条件>2022年4月以降に口座開設を完了し、口座開設月を含む3か月以内にポイントプログラムにエントリーする。
⑵ 初めてのログイン 200ポイント
<条件>口座開設月を含む3か月以内にポイントプログラムにエントリーし、口座開設月を含む3か月以内に新生パワーダイレクトへログインする。
⑶ 初めての振込入金 500ポイント
<条件>口座開設月を含む3か月以内にポイントプログラムにエントリーし、口座開設月を含む3か月以内に、他の金融機関から1回1万円以上、振込入金があること。
⑷ 2か月以上の連続エントリー 300ポイント
<条件>口座開設月を含む3か月以内に、2か月連続で新生ポイントプログラムにエントリーする。
⑸ 給与振込入金 2,500ポイント
<条件>口座開設月を含む3か月以内にポイントプログラムにエントリーを行い、他の金融機関から「給与」と認識できる入金が1回3万円以上あること。
⑹ 口座振替登録 1回200ポイント 最大1,000ポイント
<条件>口座開設月を含む3か月以内にポイントプログラムにエントリーを行い、口座開設月を含む3か月以内に口座振替登録を行うこと。
さらに、口座開設月を含む3か月後末日の円普通預金残高が3万円以上あること。
⑺ 総資産100万円以上 2,000ポイント
<条件>口座開設月を含む3か月以内にポイントプログラムにエントリーを行い、口座開設月を含む3か月後末日での総残高が100万円以上あること。
また、口座開設月を含む3か月後末日時点の円普通預金残高が3万円以上あること
⑻ 1回10万円以上の外貨預金の預入 1,000ポイント
<条件>口座開設月を含む3ヵ月以内にポイントプログラムにエントリーし、口座開設月を含む3か月以内に円普通預金から1回10万円以上の外貨預金の預け入れを行う。
お得な金利にさらに上乗せポイントを目指そう
「新生ポイントプログラム」でポイントがゲットできれば、Tポイントへの交換がおすすめです。
ドラッグストア・ウエルシアで20日に使えば、8,000ポイントは1.5倍となる1万2,000円相当の買い物ができます。
エントリーを忘れずに、ぜひチャレンジしてみてください。
なお、記載した情報は金利は2022年7月24日現在。金利は変更となる場合があります。
ご利用の際には必ず、公式サイトで詳細をご確認ください。(執筆者:FP2級 吉田 りょう)