「貯蓄から投資へ」という政府の旗振りもあって、NISAや金(ゴールド)などへの投資が盛んです。
「投資はまだちょっと不安」という人向けに、楽天グループで新たなサービスが始まりました。
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株価連動型ポイント運用サービス「ポイント楽天株」登場
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≪画像元:楽天グループ≫
3月5日、楽天グループの新たなサービス「ポイント楽天株」の本格提供が開始されました。
これは、楽天グループ株式会社の株価に連動して、設定した楽天ポイントが増減する、ポイント運用サービスです。
STOCK POINT株式会社の「株価連動型ポイント運用システム」を活用し、サービスを提供しています。
昨年9月より、一部ユーザーを対象にベータ版の提供が開始されましたが、このたび本格提供となりました。
ポイント楽天株の利用方法
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≪画像元:楽天グループ≫
「楽天PointClub」から「ポイント楽天株」専用ページへアクセスしてください。
利用規約を確認、同意します。
ポイントを追加する場合
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≪画像元:楽天グループ≫
ポイントを追加する場合は、追加するポイント数を設定してください。
営業日10時までの申請で、当該営業日16時30分以降に確定します。
100ポイント以上、1ポイント単位で追加可能、上限は3万ポイントです(増減したポイント分は除く)。
1株相当分を簡単に購入することもできますので、株主気分をより味わえますよ。
ポイントを引き出す場合
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≪画像元:楽天グループ≫
引き出す場合は、引き出すポイント数を設定してください。
1ポイント以上、1ポイント単位で引き出しせます。
サービスの利用には、手数料などが一切かかりません。
引き出す際も通常ポイントですので、使い道はかなり幅広いです。
追加したポイントの「延命」にいいかもしれませんね。
「ポイント楽天株」の注意点
新たなポイ活として注目の「ポイント楽天株」ですが、注意点もあります。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないようにしてください。
【注意点1】通常ポイントのみ追加可能
ポイント楽天株に使えるのは、通常ポイントのみです。
期間限定ポイント、提携サービスから交換した通常ポイントは運用できません。
【注意点2】ポイントが減ることもある
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≪画像元:LINEヤフー≫
ポイントは増えるばかりでなく減る可能性も当然あります。
ポイント楽天株では、原則「楽天ポイント」の追加または引き出し申請が確定した日における、楽天の株式の終値が適用されます。
午前中に株価が上がるのを見てポイント追加し、午後に株価が下がった場合は、ポイントが減ってしまいますね。
ストップ高やストップ安などになった際には、追加・引き出し申請がキャンセルとなる場合があり、連動しない場合があります。
ちなみに、直近1か月程度の楽天グループの株価を見ると、若干上がっている感じでしょうか(3月11日現在)。
【注意点3】株主優待はない
ポイント楽天株は株式投資を疑似体験するためのサービスで、実際に楽天の株式をポイントで購入するわけではありません。
よって、楽天の株主に提供される株主優待もありませんし、議決権も付与されません。
「ポイント楽天株」はあくまでも自己責任で
楽天の新サービス「ポイント楽天株」は、投資を疑似体験できるものです。
株価に連動して実際に増減するのは、現金ではなくポイントですが、ポイントが減ってしまうのはやはり悔しいです。
投資にはそのようなリスクもあることを理解した上で、体験してください。