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【節約・節税マインド】全力ではなく80%の力でトライすべき理由

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【節約・節税マインド】全力ではなく80%の力でトライすべき理由

節約や節税は手元に残るお金を少しでも増やすことが目的であり、節約・節税術を1つでも多く実践できれば、お金をたくさん貯めることができます。

ただ、現実的にすべての節約・節税手段を実行するのは難しいですし、筆者の経験上、100%の力で節約・節税することはあまりオススメできません

無理な節約・節税は逆効果になることもあるので、今回は80%程度の力で節約・節税するのがオススメな理由についてお話しします。

80%程度の力で節約・節税するのがオススメな理由

何事も全力の挑戦は疲れる

節約・節税に限らず、どのような物事も全力で取り組めば疲れてしまいます

ダイエットも1日2日なら過度な食事制限も我慢できますが、期間が1週間・1か月と長くなれば維持することも難しくなります。

節約についても同様で、意識的に無駄を省こうとすれば節約疲れが生じますし、節税は知識が無いと実行することができないので、情報収集からしなければなりません。

また、費用対効果の高い節約・節税には条件がありますので、節約・節税に挑戦するにしても、すべての方法を試す必要はないです。

全力で節約すると疲れる

完璧な節約・節税はイレギュラーな出来事に弱い

節約・節税を完璧に行うのが理想的ですが、目標が高すぎると、イレギュラーな出来事の発生で達成が不可能になりますし、心理的な影響も大きいです。

どんなに年間の収支を緻密に計算したとしても、突発的な支出を防ぐことはできません。

節税であれば、

  • 法律が改正されたことで節税効果が半減することや、

  • 制度が利用できなくなることは、

日常茶飯事です。

満額の節約を目標にしてしまっていると、想定外の支出が発生した時点で目標達成が困難になりますので、精神衛生上はあまりオススメできません。

一方、年間で10万円節約できる場合でも、8万円程度の節約を目標にしていれば、臨時で1万円の支出が増えてもリカバリーができますので、余裕を持たせた方が目標を達成しやすいです。

法律の改正で節税手段が使えなくなることはよくある

節約・節税にもコスパ感覚が大事

手元のお金を増やすことを目的に節税するのであれば、節税効果の高い手段から優先的に選択した方が効率が良いです。

税金を抑える手段は数多く存在しますが、費用対効果を重視するとなると、推奨できる節税術は意外と限られます。

たとえば所得税の節税手段として代表的な医療費控除は、所得金額が多い人ほど効果が高い節税手段です。

しかし、所得金額が少ない人は医療費から10万円を差し引いた額の5%分しか所得税を節税できないため、医療費控除を適用するための労力を考えると、費用対効果がよくないこともあります。

極論ですが、貯蓄額を増やしたいのであれば節約・節税にこだわる必要はなく、一定の範囲内で働いた方がメリットが大きいケースもあります。

同じ節約・節税の方法でも、収入や家族構成などによって効果は変わってきますので、いろいろな選択肢を持つことが大切です。

《平井 拓》
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平井 拓

執筆者:元税務署職員 平井 拓 平井 拓

12年勤務した税務署を退職し、ライターとして活動してます。税務署時代は資産課税部門に所属しており、相続税・贈与税・所得税が専門でした。 脱税は嫌いですが、節税は好きです。少しでも税金を身近に感じていただける文章をお届けします。 寄稿者にメッセージを送る

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