※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

万年赤字家計が月3万円の黒字に変わった「整理整頓術」とは ズボラでもできた秘訣3つ

ライフ 貯金
万年赤字家計が月3万円の黒字に変わった「整理整頓術」とは ズボラでもできた秘訣3つ

整理整頓をしないとムダな支出が増え、家計の悪化を招きます。

その理由は主に2つあります。

  1. 家の中のどこに何があるのか、把握しきれなくなる

  2. 家の中にモノがあふれて、必要な時に必要なものが見つからない

以上の理由からモノの管理がずさんになり、「家にないと思って」「探すより買った方が安い」などの理由で、ムダに支出を増やしてしまいます。

それを防ぎたいならふだんから整理整頓を心がけるべきですが、中にはそれが難しい方もいます。

実は私もその一人。強い苦手意識からつい整理整頓を避けがちです。

そこでこの記事では自らの体験をもとに、整理整頓が苦手なせいで家計が悪化している方に、おすすめの家計改善策をお伝えします。

整理整頓で家計黒字化できるってどういうこと?

整理整頓が苦手な人の行動パターンとその背景にある心理的な要因

整理整頓が苦手な方は、まず自分の行動とその背景となる心理的な要因を知る必要があります。

整理整頓ができない人には、以下の行動が目立ちます。

  • モノの住所を決めていない

  • 家のどこに何があるかを把握していない

  • 無意識にモノを置く癖があり後で探すのに時間がかかる

  • 少し探してなければ家にありそうなものでも買ってしまう

  • たまに大掛かりな整理整頓を行うが疲れて挫折する

それらの行動の背景には以下に挙げる心理的な要因が潜んでいます。

  1. そもそも整理整頓の必要性をあまり感じない

  1. 気が散りやすい

  1. コツコツ続けるのが苦手

  1. 整理整頓について考えるだけで疲れてしまう

  1. 整理整頓はとても大変な作業だと感じる

私は以上のすべてに該当しますが、中でも整理整頓の妨げになっているのが2と3です。

気が散りやすい人間は、使ったものを元の場所にしまうことが習慣になっていません。また、コツコツ続けるのが苦手な人間は整理整頓をなかなか継続できません。

その結果、家のどこに何があるのかわからなくなり、家にあるものをまた買ってしまうことの繰り返しで支出が増えていきます。

そのことに自分で気付かないと悪化した家計の改善は望めないので、まずは整理整頓に関する自分の行動を見直すことから始める必要があります。

整理整頓によって悪化した家計を改善するためには、家族の協力が欠かせない

整理整頓によって悪化した家計を改善するためには、家族の協力が欠かせません。

ただ、それにあたってはまず自分の行動を改め、その上で家族に協力を求める必要があります。

ここではその一例として、私が家族の協力を得るために行った3つのことをご紹介します。

1. 整理整頓が得意な家族の行動をよく観察する

私がまず行ったのが、私より整理整頓が得意な家族の行動を観察することです。

その中でよく目についたのが以下の行動です。

  • 散らかっている一ヶ所だけ短時間で整理整頓している

  • モノの「住所」を決めて使った後はその「住所」に戻す

  • 家のどこに何があるかを時々確認している

どれも私が苦手なことですが、とりあえずその行動をマネしてみました。

2. 自分より整理整頓が得意な家族のマネをする

整理整頓が苦手な人は、自分より整理整頓が得意な家族のマネをするのがおすすめです。

ここでも一例として私が行ったことをご紹介します。

洗濯物たたみとかベッドメイキングとかやたら上手な人っています

【1】散らかっている1か所だけ短時間で整理整頓する


家族のマネをして、散らかっている1か所だけ短時間で整理整頓してみたところ、多少の苦痛を伴うものの続けられそうな感触がありました。

それで少し頑張って1か所の整理整頓を続けたところ、家の中がだんだんきれいになって整理整頓へのモチベーションが上がりました。

それによって以前よりモノの管理が容易になり、家にあるものをまた買うことが減りました。

【2】モノの住所を決めて使った後はその「住所」に戻すことを習慣にする

私は「モノの住所」を決めることはできますが、使った後でその「住所」にモノを戻せないことがよくあります。

無意識に「住所」とは違う場所にモノを置く悪い癖があるからです。

その対策として、まず大事なモノの「住所」を家の中で目立つ場所に設置し、使った後は必ずそこに戻すことを強く意識しました。

他のモノの「住所」も、極力戻すのが楽な場所に指定したところ、「住所」ではない場所にモノを置く回数がだいぶ減りました。

それでも私が無意識にモノを置く悪癖は時々出るので、家族が気付いた時点で私に注意することをお願いしています。

そのような工夫によって「探すより買った方が安い」が理由の支出がほぼなくなり、家計の赤字を減らす効果につながりました。

3. 家の中にあるモノの管理の分担をお願いする

わが家は古い家でモノも多いので、整理整頓が苦手な私が家にあるモノのすべてを管理することは不可能です。

そこで、家族全員に「モノの管理」の分担してもらうようお願いしました。

また、買い物の際に「これ家にあったかな?」と迷った場合は、家に家族がいれば電話やLINEでそのモノの有無を確認し、家が留守なら買わずに帰ることを家族全員が実行しています。

そのような工夫や努力を1年ほど行った結果、少しずつムダな支出が減り、ついに家計の赤字が解消されました。

具体的に言うと次の変化が見られました。

整理整頓を意識する前:3~5万円の赤字

整理整頓を意識した後:2~3万円の黒字(5~8万円の家計改善)

たったそれだけのことで、長年の家計の赤字が解消されたのは驚きでした。

逆に言えば、家の中の整理整頓ができないとムダな支出がこんなに出るのか!との驚きもあり、改めて整理整頓は重要だと思った次第です。

整理整頓で家計黒字化…おそるべし整理整頓のパワー

整理整頓が苦手な人が家の中のモノを上手に管理して支出を抑えるコツ

以上でお伝えしたことのまとめとして、整理整頓が苦手な人が、家の中のモノを上手に管理しながら支出を抑えるコツをお伝えします。

  • 自分の行動パターンとその背景にある心理的要因を知る

  • 整理整頓が得意な家族の行動を観察&マネしてみる

  • モノの「住所」は自分や家族が戻しやすい場所にする

  • 「モノを使ったら住所に戻す」を習慣にする

  • 家のモノの管理は家族全員で行う

以上のことを実践するだけでも家計を改善できます。ぜひ試してみてください。

《大岩 楓》
この記事は役に立ちましたか?
+1
大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

編集部おすすめの記事