JR東日本は6月10日、「急がない旅」のニーズに応える新商品「東日本のんびり旅パス」を発売すると発表しました。

東日本のんびり旅パスの概要は、以下の通りです。
販売期間:2025年6月18日5時~2025年12月24日
利用期間:2025年7月1日~2025年12月26日で購入時に指定した利用開始日から 「連続する3日間」(8月10日~19日を除く)
購入場所:えきねっと限定(指定席券売機での発券が必要)
価格:9000円(大人・子ども同額)
利用可能列車:JR東日本のフリーエリア内の普通・快速列車の普通車自由席、BRT

東日本のんびり旅パス誕生に伴い、「週末パス」は6月28日~29日利用分をもって終了となります。後述の他のフリーパスなどと比較した、東日本のんびり旅パスの主なメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット:9000円と格安、週末パスよりエリアが拡大、期間が長い
デメリット:えきねっとでのみ購入可能、土日祝日を挟む必要あり、週末パスにはあった子ども料金・特急乗車券機能が廃止

乗り放題のきっぷといえば元祖は「青春18きっぷ」、今夏分の概要は以下の通りです(3日間用の場合)。
販売期間:2025年7月4日5時~2025年9月7日
利用期間:2025年7月19日~2025年9月9日の連続する3日間
購入場所:全国のJRの主な駅、指定席券売機、JRの旅行センター、主な旅行会社
価格:1万円(大人・子ども同額)
利用可能列車:JRグループの普通・快速列車の普通車自由席、BRT
「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」(4650円)を別途購入すれば、北海道新幹線も片道1回のみ利用できます。他のフリーパスと比較した、青春18きっぷの主なメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット:全国のJRが乗り放題、オプション券で北海道新幹線にも乗れる
デメリット:連続使用に改悪、複数人での利用不可

東日本の乗り放題として最近注目なのが「北海道&東日本パス」、その概要は以下の通りです。
販売期間:2025年6月20日~2025年9月24日
利用期間:2025年7月1日~2025年9月30日の連続する7日間
購入場所:JR北海道・JR東日本の主な駅、指定席券売機、および主な旅行会社
価格:大人11530円、子ども5760円
利用可能列車:JR北海道線・JR東日本線・青い森鉄道線・いわて銀河鉄道線・北越急行線の普通・快速列車の普通車自由席、JR東日本のBRT
上述の他のフリーパスと比較した、北海道&東日本パスの主なメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット:子ども料金の設定あり、第三セクターにも普通に乗車可能、特定特急券購入で北海道新幹線(新函館北斗~新青森間)の立席も利用可能
デメリット:連続7日間利用は大変、大人料金が最も高い
秋の週末旅行なら「東日本のんびり旅パス」、全国を旅したいなら「青春18きっぷ」、「シームレスに自由度が高いのが「北海道&東日本パス」といったところでしょうか。