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中高年から入る「緩和型医療保険」保険料の抑え方と活用法

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  今回は「緩和型医療保険」を抑えることを考えてみましょう。

  まず、ここでは通常の「医療保険」「がん保険」に入れない方を前提に話をすすめる。「がん保険」は「医療保険」よりも査定が厳しく通常大病で通院している場合や過去に1回でもガンになった方は入れない。

  どうしても「がん診断給付金」にこだわるのであれば、「緩和型医療保険」の特約で扱っている保険会社であれば「がん診断給付金」は付けられる場合はある。ただし保険料はかなり割高になるので、そこまで保険料を出して入る意味がどこまであるのかを考えて判断して頂きたい。

  「緩和型医療保険」に話をもどすと、中高年から考えた場合、保険料は高くなるので抑え方のポイントをいくつか挙げる。

  やはり主契約が「入院・手術」ベースになるので、入院給付金を下げることだが、たいていパンフレットでは、10,000円や5,000円コースしか載っていないケースが多い。

  でも実は3,000円コースも用意されている場合が多いので、知っておくとこちらから保険料を安くしたい提案を持ちかけることができる。

  そうすれば、5,000円コースに比べて約5分の3に保険料は下がる場合が多い。いざ入院などしたとき、たいした保険金額はおりないが、そもそもこの提案は「入院・手術給付金」目的でなく、緩和型を使って民間医療保険にまずは入ることの提案である。

  1つ目の理由は、不測の事態である。これは、入院給付など見ているのでなく、やはり万一「先進医療を受けた時の全額自己負担分」の高額に備えて加入しておきたい。もう1つの理由として、前回触れたが保障は本体だけでなく「付帯無料サービス」の活用である。

  ポイントを整理する

◆「入院・手術給付」が目的でないので、主契約3,000円コースで保険料を徹底的に抑える。
◆主契約3,000円コースで補えない自己負担分は、高い保険料の「緩和型医療保険」でカバーするより、預貯金などでカバーすることを考える。
◆加入理由は、万一に備える「先進医療給付金」と「付帯無料サービス」に絞る。

  最後にもっとも大事なことは、治療医療にこだわらず日常の予防の心がけに努める。病気になってしまってからそれを治すことより、病気になりにくい心身をつくり病気を予防し健康を維持することが、そもそも最も大事な点であることを認識しよう。

《長坂 保》
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長坂 保

長坂 保

東京生まれ。 CHWAN COLLEGE Associate of Science 卒業 (米国)。外食産業を経て、その後経営から離れ、自衛の目的をきっかけとしてFPの知識を高める。 現在は独立系FPとして、生活者の皆様のお役に立てるよう、家計の見直し・資産運用の個別相談業務に努める。 <保有資格>:CFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー、証券外務員二種、貸金業務取扱主任者、 寄稿者にメッセージを送る

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