※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

クレジットカードの安全対策が急務 気が抜けない不正利用と対策法3つ

節約・ポイ活 クレジットカード
クレジットカードの安全対策が急務 気が抜けない不正利用と対策法3つ

クレジットカードを上手に利用し如何にポイントを貯めるか。カード利用者なら誰もが考える点だと思いますが、ないがしろにできない要素が一つあるんです。それは、クレジットカードの不正利用対策です。

クレジットカードを使うなら、その使い方と守り方両方の対策を練る理由があります。


クレジットカードの不正利用被害

クレジットカードを守るべき理由。それは、毎年、クレジットカード不正利用被害額が数十億円に上るからです。自分は大丈夫、と考えたくなりますが、いつ自分が被害に遭うかは誰にも分かりません。日頃の用心が大切です。

実際、カード不正利用被害額はどれほどなのか、以下の表をご覧ください。(データ元:日本クレジット協会 http://www.j-credit.or.jp/download/news20150630.pdf)


≪日本クレジット協会データに基づき筆者作成 被害額単位は億円≫

去年の1年間のクレジッカード不正利用被害総額は100億円を超えています。仮にカード1枚につき被害額が100万円だったとすると約1万人が、10万円なら約10万人が被害を受けた計算になります。日本全国で10万人が被害…と考えると、放っておけない話ですよね。

被害額の内訳ですが、偽造カード、番号盗用、その他の3種類で、一番被害額が大きいのは番号盗用によるもの

カード番号を何らかの方法で盗み悪用する「番号盗用」ですが、オンラインショッピングの普及により、番号盗用による不正利用が増加しているものと思われます。

確かに、カードを偽造する手間を考えれば、番号盗用のほうが “楽して稼げる” 手口なのかもしれません。

しかし、どこでどうやって他人のカード番号を盗み取るのか。最近、こんなニュースが報道されていましたが、読者の皆様はご覧になったでしょうか?

“同課によると、神野容疑者は昨年2~9月、調布市内のコンビニに勤務。会計時に客が目を離した隙に、メモしたりスマートフォンで撮影したりして、クレジッ トカードの番号や有効期限を入手していた。これまでに少なくとも12人のカード情報で、電子マネーのチャージやブランドバッグの購入に計約120万円を 使ったとみられる。”
≪産経ニュース http://www.sankei.com/affairs/news/150528/afr1505280011-n1.html≫

コンビニです。お客が目を離した隙に、コンビニ店員がささっと “番号盗用” したのです。普段何気なく立ち寄るコンビニで犯罪が行なわれたと考えると、身が引き締まる思いです。

もちろん、コンビニでの一件は一例に過ぎませんが、私たちが考えるよりも身近なところで番号盗用が行なわれているという警告なのではないでしょうか。

カード不正利用の対策法3つ

カード不正利用が行なわれている事に関し、文句を言っても現実は変わりません。ならば、何かしか対策を立てるほうがよっぽど賢明です。どんな対策を立てることができるでしょうか?

1.見張っている信号を送る

クレジットカード決済機(正式名称:CAT端末)は、たいていレジと一体化しています。しかし、店舗によってはレジと別の場所にあることも。お客から数メートル離れた位置に決済機が置かれている場合、店員がどのようにカードを取扱うのか見えにくいことも。

そこでどんな対策をとるか。率直に言うと、日本人はそのことを指摘しにくい国民性です。「決済機が見えないんですけど?」って、店員さんに気軽に言えますか? 言えない人が多いのではないかと思います。

それでも優しく店員さんに指摘することが大切です。そうすることで、店員さんも何とか見えるように対処してくれるでしょうし、仮に見づらくても「ずっと見張っていますよ」と、店員さんに信号を送ることになります。

2.カードを利用するときは左右後方確認

クレジットカードを利用するとき、意識したいのが左右後方。どこで誰があなたのカードを盗み見ようとしているかわかりません。通常、これを意識している人は少なくないのかな、という印象です。

スーパーのレジに並んでいて、全くその気はないのですが、前のお客がカードを取りだしたとき距離がちょっと近かったのでしょうか。にらまれたことがあります。鈍い私はなぜにらまれたかに気付かず…。

ただし、これが海外でもできるかどうかは別の話。言語の違う店員、言語の違うATMに対応するとき、同時に左右後方確認はけっこう難しいです。海外でのクレジットカード利用は、普通以上に気をつけたいですね。

というのも、先に挙げた日本クレジット協会データによると、不正利用の約4割が海外、6割が国内で発生しています。国内でも海外でも、カード利用時は常に “左右後方確認” して下さい。

3.クレジットカード明細書を毎月確認

個人的にできていないのがコレ。クレジットカード明細書を毎月確認する対処法ですが、利用したカードの明細書はたいていチェックします。ただし、利用していないカードの明細書を、わざわざカード明細書ページを開いてチェック…します? 

私、してないです(反省)。自分が利用していなくても他人が利用している可能性がある。その対策法なわけですから、今すぐにでもチェックしてみたいと思います。

(※確認したところ、不正利用被害はありませんでした)

カード不正利用対策で思うこと


その他にパソコンのウイルス対策、オンライン・プロテクション付帯カードを利用するというカード不正利用対策があります。


対策はいくらでも立てることはできると思うのですが、この記事を執筆中にこんなことを考えました。他人のカードを不正利用するその人が変わることができれば、盗用の心配などせずにカードが使えるようになるのかな、と。

ちょっと非現実的な想いを語りつつ、この記事をしめたいと思います。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

堀 聖人

堀 聖人

「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集