長引く低金利政策により銀行の収益が低迷し、コスト削減のために窓口業務を中心とする各種取引手数料の引き上げが進んでいます。

近い将来には口座を持っているだけで維持手数料が取られる可能性さえあることも話題になりました

そこで手数料が安く取引もスマホで簡単に操作できるネット銀行に注目が集まっています

銀行の手数料引き上げ

銀行各社は取引手数料を次々と値上げしている

みずほ銀行は2019年10月から窓口での振込や両替などの手数料を順次引き上げており、両替の手数料は100~400円、振込手数料は100~300円値上げしています。

その他にも証明書の発行手数料など各種手数料を順次値上げしており、ATMによる振込手数料も2020年3月からは110円引き上げられることが発表されています。

三井住友銀行や三菱UFJ銀行でも硬貨の預入手数料や海外送金手数料などを順次値上げしており、振込や両替についてもみずほ銀行と同様に手数料を上げることが検討されています。

今後も窓口業務を中心として各種手続きの手数料が段階的に引き上げられていくことが予想されます。

稼働していない口座への手数料加算、一部では既に開始

2019年に話題となった口座維持手数料も、メガバンク3社等ではまだ導入の発表はありませんが一部ではすでに実施されています。

りそな銀行では既に

2年以上入出金がなく

残高1万円以下の口座に対して

年間1,320円の手数料を徴収

しており、残高がなくなると自動解約されるようになっています。

口座維持手数料は取引のない口座に課される予定とされているため、給与振込用口座など実際に使っている口座には当面影響はなさそうですが、稼働中の口座にもいずれ手数料が課される可能性は否定できません

大手銀行で取引するならインターネットバンキングがおすすめ

手数料が多少引き上げられてもなじみの銀行を使い続けたいという場合には、インターネットバンキングの利用がおすすめです。

近年の手数料引き上げは窓口業務を中心としており、インターネットバンキングでスマホからの振込等の取引を行う分には手数料はそのままというケースが多いようです。

同銀行のインターネットバンキングを開始する際は現在使用している口座をそのまま紐付けるので、新たに開設して預金を移動させるなどの面倒な作業も必要ありません

窓口やATMに行く必要もなく残高や入出金管理も楽になるので、今まで通帳で管理していたという方には、みずほダイレクトや三菱UFJダイレクトなどのインターネットバンキングを始めてみることをおすすめします。

インターネットバンキング

ネット銀行のメリット、デメリット

近年では実店舗のないネット銀行も若い世代を中心に人気を集めています。

ネット銀行のメリットとしては

手数料が安い

預金金利が高い

24時間スマホで取引可能

残高や入出金管理がスマホでできる

窓口型銀行と同じく預金保護(ペイオフ)の対象である

ことなどが挙げられます。

デメリットは、

・ 引落口座に指定できないケースがある

・ システムメンテナンス中やシステム障害が起きている際に使えないことがある

点です。

不正利用などのセキュリティ面で心配という声も聞かれますが、

インターネットバンキングで預金を不正に引き出された際に、預金者に過失がなければ全額補償するという規則がある

ので心配ありません。

ネット銀行ではATM利用料や振込手数料も会員ステージや特典などによって無料になることがあり、うまく使えば実質手数料0円で各種取引ができてしまいます

1度ネット銀行を使うと実店舗型の銀行には戻れないくらい、大変便利でお得なサービスが多数用意されています。

実店舗型銀行の手数料引き上げの波にのまれて出費が増えてしまわないよう、ネット銀行への切り替えを検討する必要がありそうです。

切り替えの検討は早めにする

消費税増税に加えて銀行での相次ぐ手数料引き上げにより、家計へのダメージがじわじわと大きくなってきています。

削れる所は削ってうまく節約できるよう、銀行の切り替えも早めに検討した方がよさそうです。(執筆者:島村 妃奈)