毎日使うキッチンツールは安いものから高いものまで幅広い種類の道具があります。

安くて良い商品がたくさんある今の時代は

「値段が高いものは安心感があるけれど、使いづらくてお蔵入りになるとお金の無駄だし…」

と購入をためらってしまうことも多いものです。

今回は節約主婦の私が「正直言って高いけど、買ってよかった」と本気で思えたキッチンツールのメリット・デメリットと価格を併せて紹介します。

1. イワキ「レンジパック」500ミリリットル:1,200円

イワキの耐熱タッパ

≪画像元:Rakuten

プラスチック製なら100均でも手軽に手に入るレンジパックは食品を加熱したり、作り置きおかずを保存したりするのにとても便利なアイテムです。

わが家でも7年間は100均のプラスチック製のものを使っていました

しかし、プラスチック製の買い替え時に以前から気になっていたイワキの耐熱ガラスのレンジパックを購入しました。

これが見事にヒットし、今はレンジパックはほぼイワキのものになりました。

楽天やAmazonで探すと定価より安いものがみつかります

高いけれどおすすめできる理由を3つあげます。

理由(1) 油汚れがスルリと落ちる お湯も洗剤も節約に

プラスチック製のレンジパックは油汚れが落ちにくくこれがかなりのストレスでした。

何度も洗い直したり、洗剤やお湯をたくさん使ったりしなければならないのでどう考えても節約には向いていないと感じていました。

しかし、イワキのレンジパックを使ってみると洗剤はプラスチック製の半分以下で済み、お湯もいらず、洗い直すこともなくなって節約と時短の両方がかないました。

理由(2) 臭いも着色も残らず漂白剤もいらない

プラスチック製は手軽で扱い易かったものの、残ったドライカレーやお弁当用の小さなハンバーグなどを入れると、着色で色が残るのが嫌でした。

特にカレーを入れると、次に入れたおかずにも臭いが移ってしまって、それを防ぐために漂白剤などにも頻繁につけていました。

イワキのレンジパックは長時間入れていても臭いが残らず、着色もないので漂白剤も減らなくなりました

イワキのガラス製タッパ

理由(3) 保存だけではなく調理器具としても使える

プラスチック製の保存容器の主な用途は保存です。

レンジを使った調理などには使えますが、トースターやオーブンに入れることはできません。

しかし、イワキのレンジパックは耐熱ガラスなのでオーブン調理が可能で料理の幅が広がります

この容器を使えば、グラタンや野菜と鶏肉のオーブン焼きが手軽に作れます。

お弁当用の手羽元などをこの容器で焼いてそのまま冷まして冷蔵したりするのにも使っています。

また、「グラタンを冷蔵 → レンジで温め → チーズを乗せてオーブンやトースターで加熱」という作業が、他の容器に移し替えることなくできて、洗い物を減らせます

保存するという容器としての役割だけではなく、調理器具として使えるのはプラスチック製と大きく違う点だと思います。

買っても損する可能性があるケース

次のような場合には、買っても損してしまう可能性があります。

食器や調理器具を置く場所が確保できない

ガラス容器は入れ子にできるプラスチック製と違い、かさばるので場所を取ります

「既にある調理器具や食器でいっぱいであまり収納するスペースがない」という場合には、おすすめできない印象です。

持って出歩くことが多く完全密封したい

ガラス製なので持ち歩くにはかなりの重量です。

また、完全密封ではないので逆さにすると汁がこぼれます。

家で使う場合には問題ないと思いますが、「お弁当やお呼ばれなどで持って出歩くことが多い」という方は完全密封できるプラスチックタイプをおすすめします。

2. ビタクラフト「スーパー鉄フライパン」26cm:8,800円

スーパー鉄フライパン

≪画像元:ビタクラフト

結婚してからずっとテフロン製のティファールを愛用していたのですが、フライパンだけ消耗が激しくて何度も買い直すはめになっていました

その出費をなくしたいと思い、鉄フライパンを吟味した結果、ビタクラフトのスーパー鉄フライパンにたどり着きました。

高いけれどおすすめできる理由を3つあげます。

理由(1) 面倒な手入れ不要 汚れ落ちよくとにかく楽

「鉄フライパンは長く使えるけど、手入れが面倒」というイメージがあると思います。

確かに一般的な鉄フライパンは使いやすい状態を保ち、錆を防ぐために油ならしやシーズニングなどお手入れが欠かせません。

しかし、ビタクラフトのスーパー鉄フライパンは特殊な加工で水分に強く錆びにくいのです。

汚れ落ちも素晴らしく、多少焦げ付いても蛇口からぬるま湯を流し、たわしでこすれば簡単に落とせます

面倒な油ならしをしなくても、少し多めに油を使う程度で気軽に調理できます。

そのため「鉄フライパンを初めて使うからお手入れが不安で…」という人でも上手に使いこなせると言えます。

理由(2) 消耗せず半永久的に使える

テフロン加工は洗いやすくて便利ですが、その加工がはがれてくると機能は低下する一方です。

しかも再生は不可能なので毎回買い換えるしかなく、その分のお金もかかります。

しかし、鉄フライパンは加工がはがれてくることもないので、半永久的に使い続けられるというわけです。

金属性のキッチンツールを使う際にも気をつける必要もありません。

また、テフロン加工のフライパンは臭いが強いものを作るとその臭いが残ってしまいますが、鉄フライパンは臭い移りも少なく、快適に使い続けられるのです。

理由(3) 炒め物が抜群においしい

鉄フライパンは熱伝導がよいので、塩こしょうだけで信じられない程おいしい炒め物を作れます。

素材本来の味で十分においしくなるので調味料の節約にもなります。

買っても損する可能性があるケース

次のような場合には、買っても損してしまう可能性があります。

焦げ付いて欲しくない場合

テフロン加工に慣れていると、慣れないうちは食材がくっつきやすいと感じます

慣れるまでの火加減なども少し難しく、働いていて毎日が忙しいという方にはテフロンの方が手入れは楽だと思います。

3. 庖丁工房タダフサ「万能170ミリ(三徳包丁)」:9,000円

タダフサの包丁

≪画像元:タダフサ

独身時代から4年間使っていた包丁の切れ味が研いでも戻らなくなってきたので、1年前に包丁を買い換えることになりました。

いろいろと吟味した結果、今までの使っていた物の倍以上の価格でしたが、金物やステンレスで世界的に定評のある新潟県三条市の庖丁工房タダフサの包丁に決めました。

高いけれどおすすめできる理由は3つです。

理由(1) いつもの野菜の味が違う

タダフサの包丁を買って使い始めてすぐに、酢の物やサラダに使う生野菜が格段においしくなっていることに気が付きました。

「包丁を替えただけだし気のせいかな」と思ったのですが、これが実は本当でした。

包丁の切れ味とおいしさの関係を調べてみると、切れ味の悪い包丁で野菜を切ると繊維がつぶれてしまったり、押し潰されるようにして中の水分が出てしまったりして、おいしくなくなってしまうということが分かりました。

包丁を替えるだけで毎日の料理がおいしくなるなんてとても意外でした。

理由(2) 軽くて切れ味が秀逸

それまで使っていた無印良品のステンレス包丁(2,890円)も優秀だったのですが、タダフサの包丁は比べものにならないほど切れ味がよく、根菜類も手際よくスムーズに切れるようになりました。

しかも無印の包丁よりも約40g軽いので長時間使っていても疲れなくなり千切りや薄切り、みじん切りの作業効率が格段にアップしました。

毎日使うものだけに、こうしたちょっとした差が大切なのだなと実感しました。

包丁の違い

理由(3) 本体は錆びにくく木の持ち手もすぐ乾く

以前使用していたのはオールステンレスの包丁だったので、タダフサの包丁に替える際には素材や木の柄をちょっとネックに感じていました。

実際にタダフサの包丁を1年間使用してみましたが、本体はステンレスと同等に錆に強い金属を使用しているので錆びることはありませんでした

また、木の柄の部分もすぐ乾くので、梅雨時でジメジメしていてもカビが生えることなくキレイな状態を保てています。

「私はズボラだし、オールステンレスじゃないとカビさせてしまうかも…」という気持ちが強かったのですが、手入れが楽なので長く使っていけると実感できました。

買っても損する可能性があるケース

次のような場合には、買っても損してしまう可能性があります。

魚をスムーズにさばける包丁が欲しい場合

タダフサの三徳包丁は非常に優秀なのですが、大きな魚をさばくほどの力はありません。

アジやサバの背骨を切る程度であれば大丈夫ですが、立派な真鯛の背骨を切るのにはちょっと厳しいというのが実際のところです。

そもそも魚をさばくには出刃包丁を使うのが一般的ですが「もう少し重くても魚をスムーズにさばきたい」という場合には不向きだと思いました。

キッチンツールは「自分の生活スタイル」に合わせてお金をかける

キッチンツールはいろいろな道具がさまざまな価格帯で販売されているので、選ぶ際には悩んでしまいます。

お金をかけても失敗しないためには、「どういった部分に面倒を感じているか」ということを考えてみると買い替え時によりよい商品を選べます。

お金をかけることに悩んだら、その商品のメリット・デメリットをよく考えてよりよいキッチンツールを探してください。(執筆者:片岡 みのり)