「気づいたら毎月給料日前はピンチ」
という方、まずはご自分のお財布を見てみてください。
中身がパンパンの「デブ財布」になっていませんか。
お買い物のときに、お金を出しづらい、使いたいカードがなかなか見つからないということがあれば、危険な「デブ財布」のサインです。
余計なものを抜き、すっきりさせる「お財布ダイエット」で節約への第一歩を踏み出してみましょう。
この記事では、お財布をすっきりさせて、月に1万円の節約ができた筆者の「お財布ダイエット」のコツを紹介します。
目次
「デブ財布」の原因追及
お財布の中身を全部出してみましょう。
お財布の主な中身は「レシート」「カード」「小銭」です。
筆者のデブだった頃のお財布には、恥ずかしながら、クレジットカードの明細を含む数十枚のレシート、20枚のカード類、30枚の小銭(800円分ぐらい)が入っていました。
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特にカードは、1年に1度行くか行かないかのお店のポイントカードや、滅多に利用しない銀行のキャッシュカードが入っていて、自分でも把握しきれていなかったことがよくわかりました。
1. レシートは毎日整理
レシートやクレジットカードの利用明細を入れっぱなしにするとお札よりもレシートの方が多くなり、お札が取り出しにくくなります。
そうなるのを防ぐために、レシートは毎日整理しましょう。
レシートを整理するタイミングで家計簿をつけると、毎日の支出も把握できます。
筆者はこの方法で毎日5分間だけ家計簿に時間をかけるようになってから、無駄遣いが減り、月5,000円程度の節約に成功しました。
最近は優秀な家計簿アプリも多く、レシートをスマホで撮影して保存するだけで、自動的に記録してくれるものもあり、家計管理が苦手な方にも続けられやすいものがあります。
「忙しくて毎日なんて無理!」という方も、入っているお札の枚数よりもレシートが多くなりそうなタイミングで整理しましょう。
という意識づけが大事です。
2. クーポンはすぐに使おう
お店でもらうクーポンは期限が短いことが多いです。
よく使うお店のものだけを厳選して保管し、あまり行かないお店などで期限切れになると思われるようなものは思い切って処分してしまいましょう。
3. カードは厳選する
お財布には何枚くらいのカードを入れておくのがいいのでしょうか。
理想は、財布のポケット数にあったカードの枚数以下です。
カードは厳選して、お財布のカードポケットよりも少ない枚数を心掛けましょう。
カードを厳選するコツは、
・ よく行くお店を決める
・ クレジットカードはよく使うカードだけ
・ 普段はキャッシュカードをあえて持ち歩かない
の3つです。
ポイントカード
よく行くお店を決め、そのお店のポイントカードだけをお財布に入れておきましょう。
自然とお財布に入れたカードが使えるお店に行くようになり、ポイントも貯まりやすくなります。
ポイントカードをまとめるアプリを活用するのもおすすめです。
クレジットカード
メインのカード1~2枚だけにします。
筆者は、メインで貯めているポイントカードも兼ねての楽天カードと、よく行くお店であるイオン系列には必須のイオンカードの2枚を入れています。
「Visa」「Mastercard」「JCB」等の国際ブランドが違うようにしておけば、便利です。
銀行のキャッシュカード
常に持ち歩かないというのもポイントです。
キャッシュカードを持ち歩くといつでもお金が引き出せるという安心感から、財布の紐が緩みやすくなります。
普段はあえて持ち歩かずに、銀行に行く用事がある日だけお財布に入れるようにしましょう。
お財布のカードポケットよりも少ない枚数にしておくと、用事があるときにだけ入れるカードの居場所が確保できます。
4. 小銭は半分を貯金箱に
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「デブ財布」の原因の最後は、小銭です。
最近はキャッシュレスも主流になってきて、現金を使う機会も減りつつあります。
小銭を出すのが面倒で端数はポイントで払い、気づけば小銭でお財布がパンパンになるので、1日の最後にレシートを整理する際に、お財布の小銭の半分を貯金箱か小銭入れに入れましょう。
家に小銭を貯めておけば、貯金にもなるし、子供がいる家庭でありがちな「学校や園での急な集金で小銭が足りない!」ということも防げます。
筆者はまとまった貯金は苦手なのですが、「塵も積もれば」の小銭貯金で月に4,000円ぐらいは貯められているので、お財布ダイエットの効果は着実に出ています。
5. 思い切ってミニ財布に変えてみるのもおすすめ
いろいろ試してみたけれど、なかなかお財布の中身がすっきりしないという方は、思い切ってミニ財布に変えてみるのもおすすめです。
お財布の容量を小さくしたら、自然と「レシート」「カード」「小銭」の無駄持ちも減ります。
ミニ財布は今、流行なので、100均や雑誌の付録などの安価なものからハイブランドまでたくさんの商品があります。
長財布が入らないからと諦めていた、可愛い小さなバッグにも入るのでファッションの幅が広がるかもしれません。
お財布ダイエットで貯金が増える

「お財布はお金の家」という格言もあります。
物があふれる片付いてない家住み心地が悪いのは、お金も同じです。
お財布をすっきりさせて、お金にとって「住み心地の良い家」を作ってあげると、自然と無駄遣いがなくなり節約できるようになります。(執筆者:加納 愛菜)